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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (34)

  • これを機に「博士号」のない社会にするのもいいかも | 5号館を出て

    早稲田大学の調査委員会(小林英明委員長)が、たとえどんな内容の博士論文であっても「学位の取り消しは一つの法律行為なので、その要件に合致しなければ、たとえ心情的にはおかしいと思っても、取り消すことができない性質がある」ということで、たとえ疑惑の博士論文に 「不正の方法があったとしても、その『不正の方法』によって『学位の授与』を受けたという要件を満たさなければいけない。つまり、『不正の方法』と『学位の授与』との間に因果関係が必要になる。 因果関係というのは、ある事実があった後にある事実がある、ある事実がなければある事実がない、といった関係のことをいう。つまり、それが学位授与に重大な影響を与えたという場合に、初めて因果関係があるといえるレベルになる。 早稲田大学では、査読付きのジャーナルに受理されているということが学位授与に非常に大きな影響を与えている。それが受理されていれば、あとは指導教員が論

    これを機に「博士号」のない社会にするのもいいかも | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2014/07/22
    どこの世の中でそれが通用すると思ってるの…>“日本には博士号というものはありませんので実力本位の人事選考をお願いいたします”
  • 研究者のためのスキルアップセミナー「伝わるビジュアルデザイン」 | 5号館を出て

    今日は夕方から文系の人文・社会科学総合教育研究棟で開かれた研究者のためのスキルアップセミナー「伝わるビジュアルデザイン」に参加しました。 どちらかというと、我々研究者にとって苦手なビジュアルデザインを上手く使いこなせるようになるにはどうしたらよいかという示唆に満ちた良いセミナーだったと思いますし、そのことを反映してか会場はほぼ満席に近い状態にまで人であふれかえっていました。 講師が科学番組をたくさん手がけてきた元NHKディレクターや、現役のデザイナー、アートディレクターというところがそちらの方面に疎いということを自覚している北海道大学の研究者(学生や教職員)の心をとらえたのかもしれません。 最初に登場した元NHKディレクターディレクターで現在は物質・材料機構の広報室におられる小林さん。動画で語りかけるプロです。 珠玉の一言は、「わかりやすく」ではなく「興味深く」話すこと。 続いて登場した筑

    研究者のためのスキルアップセミナー「伝わるビジュアルデザイン」 | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2014/03/06
    “「わかりやすく」ではなく「興味深く」話すこと”
  • 1億5千万年のサカナの進化を一枚の図で理解する | 5号館を出て

    PNASの7月30日号(July 30, 2013 vol. 110 no. 31)に眺めているだけでも楽しくなるサカナの進化系統図が出ています。 オープンアクセスになっていますので、誰でも全文を読めますし、pdfでダウンロードすることもできます。下のタイトルをクリックするとPNASの全文表示ページが開きます。 サカナの進化といってもサカナすべてというわけではないのですが、サカナの主要なグループである硬骨魚類の中でも主要なグループである英語では spiny-rayed fish と呼ばれるグループの進化の全貌です。日語では棘鰭上目(きょくきじょうもく)と呼ばれるグループのお話です。ウィキペディアによれば、この仲間には「スズキ目やカサゴ目など13目267科2,422属が所属し、魚類全体の約半数にあたる14,797種が含まれる」のだそうです。この種数の多さはなんと現存の脊椎動物の3分の1を占

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  • オタマジャクシの尾に生えた眼が光を感じていた! | 5号館を出て

    何十年も前からオタマジャクシの尾に眼を作る実験は繰り返されてきました。私もアフリカツメガエルでなんども尾に眼のあるオタマジャクシを作ったことがあります。もちろん変態して尾が短くなると、その眼はお尻のところに移動するのですが、この眼が光を感じて脳にその情報を送っているなどとは想像したこともありませんでした。 ところが、尾に生えた眼は光を感じているという論文(オープン・アクセス)が発表されました。 尾に眼をつけるやり方は幾通りもあるのですが、もっとも確実なのは胚の時期に眼のできるあたりの組織をまるごと尾に移植することです。免疫学的に異なる個体だと大きくなってから拒絶されてしまうことがあるので、自分の眼ができる領域を自分の尾に移植するのがもっとも確実ですが、今ではクローンや純系が使えますので、それらの間では自由に移植ができます。今回の実験のようにカエルにまで育てる気がないのならば、遺伝的差などは

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  • ヘビの攻撃から自切で逃れるカタツムリの幼個体 | 5号館を出て

    著者は単独です。学振のポスドクで現在はオランダの研究所にいる細 将貴(ほそ まさき)さんが、世界で初めて沖縄・八重山諸島の石垣島と西表島に住むイッシキマイマイというカタツムリが捕者であるイワサキセダカヘビに襲われるとしっぽを切り捨てて逃げることを発見しました。 もちろんカタツムリは失ったしっぽを再生できるのです。 こちらが産経ニュースに載っていた上が尾を失って再生中のもの、そして下が白く見える尾部を再生したイッシキマイマイだそうです。おもしろいことにカタツムリが成長し切ると、この自切による防御はあまり見られなくなるのですが、この時には殻の開口部に出っ張りができていて、ヘビに噛み付かれても殻から引きずり出されずにすむようになっているのだそうです。 左が開口部に出っ張りをもつイッシキマイマイで、右はそれを持たない近縁種(ヘビのいない島に住んでいます)。 といろいろとおもしろいことがあるのです

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  • 中国で発見された「世界最古」のチーターの化石はプラスチックと他の動物の歯で作られた模造品だった | 5号館を出て

    2012年 08月 21日 中国で発見された「世界最古」のチーターの化石はプラスチックと他の動物の歯で作られた模造品だった 実はこの論文が印刷される直前に、ある人脈を通じてゲラを見ることのできた中国の研究者(Deng Tao)らが、この化石は石膏で補完した部分が多すぎるし、最近中国でたくさん「造られている」偽化石だと思うのでPNASに出版をとどまるように連絡したものの、PNASは化石が物であることを否定する根拠が薄いとして拒否したという経緯があったようです。そこで、Tao さんらは著者の一人である中国(人?)のJi H. Maza´kさんに化石を調べさせて欲しいと申し出ましたが断られ、ウヤムヤのまま3-4年が経過していたのですが、ほ乳類化石の研究者でもあるTaoさんはあきらめませんでした。 PNASには、論文として出版されたものの化石などの貴重な標は博物館などに収めて、誰でもがアクセス

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  • ついに真打ち登場なのか PeerJ | 5号館を出て

    つい10日前にeLIFEというオープンアクセス・ジャーナルが出てきたことを書いたばかりですが、またまた新しいオープンアクセス・ジャーナルが正式に発表されました。こちらも私は知らなかったものをO商科大学図書館のSugさんに教えていただいて事前登録していたら、昨日メールが届きました。(図書館の方々とは仲良くしておくべきですよね~。) 創設者であり出版代表でもある Peter Binfield さんと、同じく創設者でありCEOである Jason Hoyt さんの連名のメールは電子メールでなかったら将来は「お宝」になるかもしれないものです。 というのは、 Peter Binfield さんはあのオープンアクセス・ジャーナルの化物である PLoS ONE の出版代表だった人ですし、 Jason Hoyt さんは最近とみに有名になった文献管理ソフトの Mendeley で代表科学者であり VP of

    ついに真打ち登場なのか PeerJ | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2012/06/14
    オープンアクセスジャーナル
  • 甘みを捨てた肉食獣たち | 5号館を出て

    ネコがどうも甘いものに引かれないということは1970年代の行動学的研究から知られていたことなのだそうですが、我が家にいる一匹のネコはハチミツのかかったヨーグルトとか、アイスクリームとか甘いものが好きみたいに思えます。 そういうものをべた後で、満足して眠る武蔵丸です。 もう一匹のネコはまったく甘いものには興味を示さないのですが、海苔には狂ったように襲いかかってきます。

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  • 精子は花の香に引かれない: 「谷間のゆり」現象の終焉 | 5号館を出て

    10年ほど前に、ヒトの精子が嗅覚レセプタータンパク質を持っていて、その働きで匂いをかぐことができるばかりではなく、花の匂いによく似たブルゲオナール(bourgeonal)という分子に誘引されることから、ヒトの卵は花のような香りを出して精子をひきつけているのではないかという論文がScience誌に出て、大ニュースになったことを覚えていらっしゃいますでしょうか(Science 299, 2054, 2003)。 欧米ではこの実験結果をバルザックの小説をもじって「『谷間のゆり』現象」とまで呼んで大騒ぎしたようです。 確かに卵が「谷間のゆり(翻訳の時に「スズラン」を誤訳したようです)」つまりスズランのような香りを出していて精子をひきつけているのだとしたら、これは限りなくロマンチックな現象に思われるということなのでしょう。 ところがいくら調べても、卵やそれをとりまく濾胞細胞から「スズラン」のような香

    精子は花の香に引かれない: 「谷間のゆり」現象の終焉 | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2012/03/01
    精子引き寄せられすぎw「さらには「谷間のゆり」論文でブルゲオナールの働きを阻害するとされていた別の匂い物質であるアンデカナール(undecanal)でさえも単独で働くと精子を引き寄せる」
  • プラナリアには中心体がない | 5号館を出て

    動物の細胞分裂では、染色体の分裂に先立って中心体という構造が2つに分かれ、それぞれの中心体が微小管という構造物で染色体を引っ張ると教科書に書かれています。 (図はこちらから引用させていただきました。) ただ中心体がなくても起こる細胞分裂も知られており、植物の細胞は基的に中心体を持っておりませんし、動物でも減数分裂の時や、初期発生の一時期に中心体を持たずに細胞分裂をするものは意外とたくさん知られております。というわけで、染色体が分裂する時に重要なのは中心体ではなく、微小管で紡錘体という構造がきちんとつくられるかどうかだということになっています。微小管がどのように染色体を引っ張るのかはこちらの動画を見るとよくわかります。 減数分裂の時に中心体が消えてしまうものや初期発生の時に中心体が消えている動物でも、それ以外の時期に起こる細胞分裂の時には中心体が現れることが多く、一生の間ずっと中心体を持た

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  • 2011年に取り下げられた論文トップ5 | 5号館を出て

    年度末には、今年の10大ニュースとかヒット曲トップ10とか、今年の重要な出来事を振り返る企画が多くなるのですが、こちらはあまり楽しくない話題かもしれませんが、Scientific American のニュースで「今年、科学の専門誌で取り下げられた重要論文」というタイトルの記事がありましたので、ご紹介します。 まあ、論文の取り下げ自体はそれほど珍しいことではなく、著者たちによってすでに発表された論文に間違いが発見されたなどという理由で有名雑誌でも何百という論文が取り下げられています。 しかし、発表された時にマスコミを賑わせるような事件や大発見として、その内容が社会的に広まり、場合によっては多くの人の行動に影響を与えるようなインパクトを持った論文が取り下げられるということになる場合には、、「間違ってました」では済まない影響が論文の取下げ後も社会的影響を与え続けることがあります。 有名な所では、

    2011年に取り下げられた論文トップ5 | 5号館を出て
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    phallusia 2011/12/29
    ほえー。論文取り下げは気付かないことが多いからなぁ
  • ツタに覆われる理学部 | 5号館を出て

    よく見ると,ヒトの顔にも見えてきます。 数年前まではこんな感じだったところが完全に覆われてしまいました。覆われていないのは,ヒトによる伐採があったからだと推測されるのは,ツタが覆っていないところの窓の中にはヒトの気配があるからです。

    ツタに覆われる理学部 | 5号館を出て
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    phallusia 2011/09/04
    もっふもふ
  • 京都大学のファウナ・ヤポニカ | 5号館を出て

    かつて,というか今でもかなりそうだと思うのですが,生物学と美術は切っても切り離せないところがあると思っています。写真技術が発達してきたので,学術的には手描きによるスケッチは教育的な現場を除くとほとんど使われなくなっていると思いますが,生物学(博物学)と芸術(美術)が蜜月状態にあった頃に描かれた生物の精密画は今見ても,生物学的記録としての意義も十分高く,さらに芸術作品として心を打つものでもあります。 間違いなくそうしたものの代表のひとつとして1800年代に出版された,シーボルトの「ファウナ・ヤポニカ FAUNA JAPONICA (日動物誌)」があります。シーボルト編『FAUNA JAPONICA』(日動物誌)について シーボルトは、日で収集したたくさんの標国オランダへ送り、1830年に帰国するとライデン市の国立自然史博物館館長テミンクと館員シュレーゲル、 デ・ハーンの協力を得て

    京都大学のファウナ・ヤポニカ | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2011/09/04
    学者のスケッチを眺めるのはほんと楽しいよねえ
  • 自分自身の細胞で作ったiPS細胞が拒絶された | 5号館を出て

    13日のオンライン早版のNatureに出て、ちょっとしたセンセーションを巻き起こしている論文です。Natureで公開されている論文はご覧のように透かし入りで、まだ最終版として確定したものではないことに注意喚起していますので、今後多少の内容訂正が加わる可能性はありそうです。 ニュースなどでは、再生医療の切り札とも言われているiPS細胞が、その細胞を作るもとになった細胞を提供した「自分自身」に免疫学的に拒絶反応を受けてしまった、という論調で書かれているものが多く、これでiPS細胞を使った再生医療の将来に暗雲が立ち込めたというようなものもあるようですが、もともとの論文のタイトルは「iPS細胞の免疫抗原性」というあっさりとしたものです。 NATURE | LETTER near-final version Immunogenicity of induced pluripotent stem cel

    自分自身の細胞で作ったiPS細胞が拒絶された | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2011/05/16
    Oct4かぁ、でもこれは外せないからなぁ
  • ついに発見された光合成植物の脊椎動物細胞内での共生 | 5号館を出て

    私が良く学生に出す質問のひとつに、無脊椎動物ではたくさん光合成植物を細胞内共生させて光合成の恩恵にあずかっているものがいるのに、なぜ脊椎動物ではそれが発見されていないのか、というものがあります。今まで発見されていないのだから、非常に稀なことは間違いないとしても、実は脊椎動物ではなんらかの共生できない理由があるのかもしれないということを考えてもらいたいという問題です。 ところがなんと日発表になったPNASのオンライン早版には、その「常識」が打ち破られる論文が出ていました。サンショウウオ(spotted salamander (Ambystoma maculatum))の細胞の中で光合成する緑藻(green algae (“Oophila amblystomatis”)です。 Published online before print April 4, 2011, doi: 10.1073/

    ついに発見された光合成植物の脊椎動物細胞内での共生 | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2011/04/06
    メリットって何かあるんかねえ・・・
  • 小さなミジンコの小さなゲノムにたくさんの遺伝子 | 5号館を出て

    これが世界中にいるミジンコ(Daphnia pulex)です。当研究室のN木さんが、ポプラ並木の横の池から取ってきて、今でも継代飼育されているものです。 先週のサイエンス誌に発表されたこのミジンコのゲノム解読論文では、わずか200メガ塩基対しかないゲノムサイズの中になんと31000ほどもの遺伝子があるという驚きの発表がありました。ヒトのゲノムサイズは3ギガ(3000メガ)塩基対(合ってるかな?)もあるにもかかわらず、その遺伝子は23000くらいと見積もられていますので、ジャンクDNAだらけと言われるヒトのゲノムに比べると、ミジンコのゲノムは「遺伝子だらけ」ということになります。 これがサイエンスに載った論文の冒頭ですが、実際にミジンコの遺伝子解析には、ここに挙がっている著者だけではなくおよそ450名の科学者が協力したということです。 この論文の中に載っている遺伝子の数を比べた棒グラフです。

    小さなミジンコの小さなゲノムにたくさんの遺伝子 | 5号館を出て
  • 予算がない時にあきらめられるものとあきらめてはいけないもの | 5号館を出て

    なんだかんだ言っても、そこそこコンピューターを使いこなすことのできる人が多いネット周辺には、「科学」の重要性を理解している人が多いと思いますので、そこで今回仕分けされてしまった科学技術関係予算の減額に対する失望感が高いように見えてしまいがちなのですが、おそらく世論調査をしてみればあの「査定」には賛成する国民の数の方が、大型研究予算を温存するという意見よりははるかに多くなるのではないかと感じています。 民主党には、自民党(自公政権)の推し進めていた科学技術政策に対する反発があり、いわゆる彼らの科学技術政策の目玉だったものをつぶしてしまいたいという気持ちがあるのかもしれません。しかし、たとえそういう深層心理があったとしても、今回の仕分けにおいては膨大にふくれあがった国家予算の削減という「大義名分」があり、あの程度のせこい仕分けではほとんど意味のある削減にはならないとしても、たとえ1億円でもいい

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  • クジラの新しい系統樹:カバとちょっと遠くなった | 5号館を出て

    私はそれほど(ほとんど?)哺乳類の系統進化には詳しくないのですが、クジラの系統の話にはいつも引きつけられます。特に、クジラがカバと近縁だという話を聞いてからは、クジラの進化の話題になるとアンテナがついつい動いてしまいます。 今日のScienceDailyニュースに、それがありました。 Getting A Leg Up On Whale And Dolphin Evolution: New Comprehensive Analysis Sheds Light On The Origin Of Cetaceans 新しい研究が、クジラの起源に光をあてた なんのことかわからないかもしれませんが、この紹介記事を読んでからオープン・アクセスの原著論文を読むと、そこにはきれいなイラスト入りの系統樹の図がたくさん載っていて、パッと視覚的にわかる気がします。 原著論文 PLoS One Spaulding

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  • 大学教員と博士後期課程学生の研究時間減少と論文の質低下 | 5号館を出て

    の論文、「質」9位に転落(朝日コム) 日の科学系論文の質の向上が最近10年間頭打ちで、質を示す指標は4位から9位まで落ちたことが学術情報会社「エルゼビア・ジャパン」の調査で分かった。論文の数も2位から5位に転落した。 この指標の意味するところがはっきりしませんので、踊らされたくはないと思うのですが、その指標で比較する限り日が9位に落ちて、後ろに控える「中国は10位のままだが、指標は0.182から0.400に急上昇し、日に迫っている」ということは言えます。 この記事の最後に、この「指標」を出している会社の方のコメントが出ています。 エルゼビア・ジャパンの三木律子代表取締役は「論文の質の向上には数の増加が必要だが、日では増えていない。国立大学の法人化で研究者が雑務に追われ、研究時間が減ったことが影響しているのではないか」と話している。 まあ、そういうこともあるかもしれないと思ってい

    大学教員と博士後期課程学生の研究時間減少と論文の質低下 | 5号館を出て
    phallusia
    phallusia 2009/09/17
    ほんと雑務多くなったよねぇ・・・とは思う
  • トカゲで発見された3番目の性決定機構 | 5号館を出て

    爬虫類の性が、染色体だけではなく孵卵される時の温度によって変わるというのは、すでにかなり有名になっている話です。 ミスジトカゲ?(three-lined skink (Bassiana duperreyi): Wikipedia)「普通」のトカゲですね。 今日発行になったCurrent Biologyで、第3の性決定機構が発表になりました。卵の中に蓄えられる黄身(卵黄)の量が多いとメスになり、少ないとオスになるというメカニズムがあることがわかったのです。 Current Biology Volume 19, Issue 13, 14 July 2009, Pages 1102-1105 doi:10.1016/j.cub.2009.05.027 Offspring Sex in a Lizard Depends on Egg Size Rajkumar S. Radder, David A

    トカゲで発見された3番目の性決定機構 | 5号館を出て