臨床では個人の健康を扱いますが、公衆衛生では集団・社会の健康を扱い、対策にかかるお金は当然のことながら税金でまかなわれます。 巨額の予算が投じられるため、臨床医学と同様にEvidenceが重視されます。Evidence Based Public Health(EBPH)です。対策の優先順位も重要です。 新型インフル対策で話題になっている空港検疫も予算やマンパワーのバランスを考えたときに、有効性をどこまで評価していたのかという責任や判断の時期が問われます。 今回の対策で国や自治体でお金がいくらかかったのか、はいずれ公表されるとおもいます。 検索でみつかった“金額情報”をみてみましょう。(本ブログでは検証はできませんが) 領収書などがあるのでそう難しくないはなしだとおもいます。 ■新聞記者のブログ :サーモグラフィーが180万円→300万円 「そもそもサーモグラフィーは、医療現場から有効性に疑
![感染症と“お金” - 感染症診療の原則](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2d7550d8c5078122a6d1481cf8de5a4514a590e5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F6f%2F68%2Fef769868e4fcddb6d1a600be1c081454.jpg)