今朝の日経書評欄で見たエドワード・リンカーンの新著『それでも日本は変われない』 の紹介文から。彼が日本を去ったのは、バブル崩壊の直後だが、実に適確にその後の日本の行く末を予測していた。曰く、日本はこれからどんどんダメになる、 中国に抜かれる、国際競争力もなくなる等々。残念ながら、その後の日本は、エドワード・リンカーンの言ったとおりの筋書き通りで進んでいる。既得権亡者が 多すぎるのだ。 みんなが既得権の受益者だから、別に改革なんか必要はない、というのが国民の本音。 既得権者のごり押しの結果としての高物価は、高賃金で賄えばよいという計算だが、いつまでもそうは問屋が卸さない。年金・税負担等を考慮した実質生涯賃金 はどんどん低下の一途をたどることとなる。 われわれ庶 民としては、防衛策を講ぜざるを得ない。自分が持っている既得権から生ずる収入は最大限に有り難く頂戴する一方で、国際価格より高い財・サー