4月に入り、世界的な携帯電話メーカー各社が2009年の第1四半期決算を発表した。この不況の中、端末メーカーの実績はいずれも思わしくはないが、Samsung電子とLG Electronicsの韓国勢はともに高い実績を上げている。両社が好調な理由とは何だろうか。 SamsungとLG、その実績を見ると…… Samsung電子の第1四半期の売上高は、単体で18兆5700億ウォン(連結で28兆6700億ウォン、日本円で単体約1兆4486億円/連結約2兆2365億円)、営業利益は1500億ウォン(連結4700億ウォン、単体約117億円/連結約367億円)。9400億ウォン(約734億円)もの営業損失を出し、赤字に転落していた2008年第4四半期から、大きく回復した。 携帯電話やネットワーク機器などを含む、通信部門の売上高は単体で8兆600億ウォン(連結9兆7700億ウォン、単体で約6296億円/連結