彼は主要な仮想通貨4種類(ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、モネロ)の消費電力と、それによるCO2排出量を計算してみた。その結果は、科学誌『Nature』を出版するNature Researchが2016年に創刊した『Nature Sustainability』誌に掲載されている。つまり、専門家による査読を経て、科学的な見地からひとつの判断基準として認められたのだ。 スロヴェニアの消費電力に匹敵仮想通貨と関連産業を巡っては、過去数年にわたってささやかれている“謎”がある。分散台帳技術を基にした仮想通貨は、いったいどれだけのエネルギーを消費しているのかという問題だ。仮想通貨は地球環境と人類にとって大きな脅威なのだろうか。 サトシ・ナカモトが誰であれ、ちょうど10年前に発表されたビットコインのアイデアを世に知らしめた論文には、「デジタル通貨においてはコピー&ペーストによって何かを生み出
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