サービスやデータを利用するクライアント側の部品の整備も進めている。代表的な部品がAndroidだ。汎用的な組み込み向けOSとして,携帯電話機のみならずカーナビやテレビといった分野にも進出しようとしている。「将来的には携帯電話機だけでなく,カーナビやデジタル家電などでも使えるようになる」(Google社 Director of Mobile PlatformのAndy Rubin氏)。 最近,クライアント側に新しい部品が加わった。Google社が自社で開発したWebブラウザー「Chrome」である。Chromeは,パソコン上でWebアプリケーションを実行するプラットフォームの役割を担う。これで,マシンを構成する主要な部品は一通りそろった。 しかし,Chromeが登場した意味はそれだけではない。Chromeの真の価値は,同ブラウザーが内蔵する高性能なJavaScriptエンジン「V8」にある。
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