前のエントリでは、Androidで「どこまで大規模な問題に対応できるだろうか」という問いをGeneral MagicとJavaの歴史を材料に考え、「エージェント技術が復権するかもしれない」との考えを述べたのだが、この過程で重要な発見があった。 「モバイルエージェントが成功しなかった理由はGeneral Magicの特許の問題」と、国立情報学研究所(NII)教授の佐藤一郎氏からTwitter経由でご指摘いただいたことである(前のエントリの追記を参照)。佐藤氏には、モバイルエージェントの研究実績がある。専門家からの貴重な証言である。 General Magicが押さえていたモバイルエージェントの基本特許は、現在はIntellectual Venturesが所有しているという。同社は、Microsoftの元CTOであるNathan Myhrvoldらが設立した会社で、知的財産権にフォーカスした会
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