ソースコードの読み方テクニック ソースコードを読み解くときは、まずプログラム全体の枠組みを理解することが有効でしょう。プログラム全体を読む必要はないのですが、自分の欲しい情報がどこにあるのかを見つけ出すには、プログラム全体の構造のイメージをつかんでおくと便利なのです。ここで最も役に立つのはソースファイル名です。 たいていのソフトウェアのソースコードは幾つかのファイルに分割されていますし、各ファイルにはプログラムの機能に関連した名前がついています。例えば、メモリ管理について知りたいときには「memory.c」とか「gc.c」などという名前の付いたファイルが怪しいといえます。 それで見つからない場合には、プログラムのスタートであるmain関数(Cの場合)からたどっていくことになります。ここでもプログラム全体を読む必要はないので、個別の関数の働きは関数名から推測して、必要そうなところを探すのに集
