2019年2月に開催する「第61回グラミー賞」のノミネーションが発表され、すでに気の早いメディアではアワードの行方が話題になっている。 今回のグラミー賞では、前回にも増してヒップホップ・シーンの人気と影響力が見えてくる。 最大のノミネーションを記録したのは、8部門にノミネートされたケンドリック・ラマーだ。プロデューサーを務めた映画『ブラックパンサー』サウンドトラックでが最優秀アルバム賞や、「All The Stars」で最優秀楽曲賞にノミネートされた。 彼は2018年は7部門、2017年は2部門、2016年にはグラミー史上3番目に多い11部門でノミネートされているまさに2010年代ヒップホップを象徴する存在と言える。 次に多いのは、7部門でドレイク。6部門でシンガーソングライターのブランディ・カーライルと、ヒップホップ・プロデューサーでドレイクのOVO SoundのプロデューサーでもあるB