日御子(上)【電子書籍】[ 帚木蓬生 ] 価格: 770 円楽天で詳細を見る 【あらすじ 第1部「朝貢」 灰、庄、針の物語】 漢から渡来した使譚(通訳)のあずみ(住む国ごとに、安住、阿潜、安澄などと書かれる)一族。倭国の様々な国に分かれて住むも、代ごとに、万物全てを分類できる五行、すなわち「木・火・土・金・水」に由来する名を付けている。また使譚に語り継がれる3つの掟を信奉する。 1. 人を裏切らない 2.人を恨まず戦いを挑まない 3.よい習慣は才能を超える かつて那国王に仕えた使譚、安住灰(火)は、孫の針(金)に回顧する。灰は那国王の使いで当時建国された後漢に朝貢のため渡ることになった。後漢に献上する生口(奴隷)10人を連れて、朝鮮半島に置かれた楽浪郡に上陸し、そこから長い陸路で漢の都洛陽に辿り着く。漢を再興した光武帝は、海を渡ってはるばると朝貢に来たことに喜び、また灰の見事な通訳を褒め、