科学の花。 宇宙で咲く花もあれば、4Dプリントされて咲く花もある。…4D? 3Dではなく4Dプリント、それは、プリンターで作った立体的なモノが、時間と共に形を変えるというものです。ハーバードの研究室が4Dで作りだしたのが…実に自然な動きをするお花。 4Dプリンティングでは、通常、複数の素材を使います。素材を変えて固いエリア、柔らかいエリアを作りだし動かすわけです。が、今回、ハーバード大学の研究チームは、1つの材料で4Dプリントを実現しました。プリンティングで使われる材料は、木材パルプからできたセルロース系繊維で作った弾力のあるゼリーのようなもの。これは、ある方向には強く、ある方向には弱いという特性を持っています。このゼリー素材をどのように並べて置いていけばいいのかを計算し、花を4Dプリントすることに成功。素材の特性によって、伸びる、曲がる、ねじれると実に細かい動きをすることができ、まるで本