高校生が訴える自らの貧困生活を報じたNHKニュースについて、あるインターネットメディアが「やらせ」「捏造(ねつぞう)だ」などと報じ、その後に事実誤認だったとして謝罪した。このメディアの社長は毎日新聞の取材に「ネット上の書き込みを丸ごと信用してしまった。チェック体制が甘く構造的な問題があった」と説明した。 ただ、記事がネット上に拡散して高校生への攻撃を後押しした側面もある。ネットメディアが徐々に影響力を強める中、その責任も重くなっている。 NHKは8月18日の「ニュース7」で、神奈川県の高校3年の女子生徒が経済的理由から専門学校進学を諦めたと県のイベントで語る場面や、母と2人で冷房なしのアパートで暮らしていることを紹介した。これに対してネット上では、貧困生活を疑問視し、高校生とNHKを非難する書き込みがあふれた。 ネットメディア「ビジネスジャーナル」は同月25日、「女子高生の部屋にはエ
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