「国会承認」の必要性強調=王朝文書引き渡しで自民・石破氏 「国会承認」の必要性強調=王朝文書引き渡しで自民・石破氏 自民党の石破茂政調会長は10日、政府が日韓併合100年の首相談話で、古文書の「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」を韓国に引き渡す方針を表明したことに関し、「できるかできないかは国会の承認にかかっている」と指摘、菅政権の対応次第では引き渡しに反対する可能性を示唆した。党本部で記者団に語った。 儀軌は宮内庁が保管する国有財産のため、韓国への引き渡しには協定締結などの措置が必要だ。参院で与党が過半数を割る中、自民党など野党が一致して反対した場合、引き渡しが暗礁に乗り上げる恐れもある。ただ、石破氏は今後の具体的な対応については「党内で議論した上で判断する」と述べるにとどめた。(2010/08/10-21:04)