パイの奪い合い - 初等ボクドウの馬産学教室 海外編
日高で中国市場に関する講演会が開かれたらしい。以下の新聞記事からも分かるとおり、日高ではこれまでにないほど、軽種馬の輸出熱が高まっているのだそうだ。マジっスか！？と、すっかり浦島太郎な私。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 軽種馬６０頭を中国へ輸出 日中国馬貿易組合が８年ぶり【浦河】 日高報知新聞 - 2010/04/03 15:29 中国へ軽種馬輸出に向けた取り組みを進めていた日中国馬貿易組合（小田隆範代表）は３月２５日、軽種馬６０頭を中国に輸出した。中国への軽種馬輸出は、平成１４年以来約８年ぶり。 競馬国際交流協会の招きで、昨年４月以降に中国農業部や馬業協会などの中国関係者が日高管内を訪問し、管内の軽種馬関係者と意見交換を行ってきた中で、管内の軽種馬牧場（浦河町・ダイヤモンドファーム、新ひだか町・三石軽種馬協同育成センター、日高町・加藤ステーブル）が組合を設立し、輸出が実現した。
ウマころがし - 初等ボクドウの馬産学教室
ウマころがしというのは、つまり馬喰と同じなんだけど、ころがしかたもいろいろある。 セリで売れ残りの馬をさらに安く買い叩いて転売するような人々は、基本的にあまり好かれていない。○○はサイテーだ！だとか、ユダヤの金貸しみたいにいう人もいる。ただ、こういう時代だからこそ、売れ残り馬をさばける人も必要。そういう需要があるんだから仕方ない。 いろんな牧場に顔を出して普通に仲介業をする人もいるけど、これはオーソドックスな形。日本ではあんまりおおっぴらにやってる人は少ないみたいですが、世界ではセリが主流なので、庭先仲介業は世界でもあんまり例がないのでしょう。最近では、コンサイナーがこの仲介業にあたるような感じ。PR活動してくれるし、セリ前にコンサイナーのところにいけば、それなりに馬が揃っていますからね。 日本の場合、調教師が「この馬はオレが買う」というんです。地方なんて特にそう。法律上、調教師が馬
遺伝子どおりに - 初等ボクドウの馬産学教室
生まれた直後、 なんだこりゃ？ という脚をしたとねっ子がたまにいる。繋ぎが妙に長くて、しかも緩いものだから球節が地面につきそうだったり、膝が外を向いてハーツクライみたいに思いっきり両前脚外向だったり、後ろの球節がやたら固くて地面にパッと見爪先立ちみたいだったり。後ろから見ていると飛節が内側にグニャグニャ入り込むような歩き方をしたり。ひどいやつだと前脚が弓みたいに湾曲していたり。 ただ、しっかり立ってきちんと体重をかけられるようなら、成長と共にみるみる矯正されていく。人間がいちいち手を加えなくとも、馬の体が歩きやすいように自分の脚をまともな形に整えていくわけだ。教科書通りの形になるわけではないのだけれど、おそらくはその馬本来の脚の形なのでありましょうか。 この時期の成長度で見てみると、胸囲でいえば、生後直後は85センチ前後だったものが、わずか1ヶ月で小さいものだと100センチ前後、大
30万でもいいじゃないですか - 初等ボクドウの馬産学教室
身の丈にあった経営をするのであれば、種付け料が高額かつ人気種牡馬は、やはり避けるべきであると思う。売りにくい面は否めないけど、資金の投下先を間違ってしまうと、馬は途端に走らなくなると確信している。 母系と放牧地。この2つを優先しない牧場には、10年後はないものと思っていい。ここでいう「母系」とは、近親に重賞馬がいるとか、母父サドラーとか、そういう派手なものではなく、どれだけコンスタントに走っているかということ。または、どういう牝系に属しているかということ。 肥料代が高騰しているけど、種付け料を払うために肥料代やまくべき石灰を減らすと、どういうことになるのか。餌の質を落とすとどういうことになるのか。本来すべきであるはずの繁殖更新を怠ると、どういう未来が待ち受けているのか。 馬は種馬だけで走るわけではない。しかし、とりあえず売れなければデビューさえできない。売ることばかり考えていたら、お
ビッグレッドスタリオンズ - 初等ボクドウの馬産学教室
ビッグレッドの種牡馬展示会は、豪華お土産も豪華昼食も、もちろん豪華ゲストも登場しないせいか、集まったのは300人とかその程度。 期待の新種牡馬がいるわけでもなく、アグネスデジタル、ステイゴールド、総帥肝いりのロージズインメイの3頭がこの種馬所の看板だ。 種馬持ちのお兄ちゃんも腰が引け、いまいち暴れる獣たちを上手に制御できないのは相変わらず。私は公衆の面前で種馬を操ったことがないから、ハミかけずにシャンクだけでやるのがいいのか悪いのかは分からない。しかし、少なくとも社台やダーレーの種馬使い(＝猛獣使い)は、1000人の中でライオンや虎みたいなのをビシッと制御しているのであるからして、種馬の場馴れもあるのだろうけど、やはり個々の腕の問題なのだとは思う。 ステイゴールドは相変わらず桜花賞に出てくる牝馬みたいな華奢な作りで、年齢からいったら腹がでっぷり出てオヤジ体型になっている馬が多い中で、
アンちゃん集め方法論 - 初等ボクドウの馬産学教室
健さんから、アンちゃんがこない牧場に対して、以下のようなコメントをいただきました。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 初めてコメントさせて頂きます。私、名古屋で求人広告会社でバイトをしつつ競馬漫画での漫画家を目指してる者です。 いつも楽しく読ませて頂いて、作品の参考にさせて頂いております。牧童さんありがとうございます。馬の専門家ではないので本来は傍観の立場でいるべきと感じますが、本州での求人状況に関しては情報提供が出来るかと思い発言させて頂きます。 本州、特に名古屋は愛知万博・中国特需などの経済効果で景気が回復した企業さんが多いようです。当時、その影響は私どもの仕事に直接反映され、 「人が足りない」「新事業を立ち上げたい」 という経営者の方は多かったです。その結果どの企業も求人をかけ、それに応募が追いつかない状況にまで陥りました。 求人倍率2.0でした。求人倍率とは、求人数を求職者数で割
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日英スラング - 初等ボクドウの馬産学教室 海外編 
ホンマチャイナ？ - 初等ボクドウの馬産学教室 海外編 
She - 初等ボクドウの馬産学教室
よりによって - 初等ボクドウの馬産学教室
聖水 - 初等ボクドウの馬産学教室
一身上の都合が前提 - 初等ボクドウの馬産学教室
夜番 - 初等ボクドウの馬産学教室
こっそり産ませて - 初等ボクドウの馬産学教室