コラム 【石井紘人レポート】キリンカップ来日審判員 基準を“欧州”に Tweet 2011年06月08日10:17 Category:コラム石井紘人 記者からの質問が始まると、日本サッカー協会審判委員長である松崎康弘の表情が曇り始める。 「日本では、審判を批判することはなく神聖なものとして扱っている。それが日本サッカー界の進歩を遅らせていると思う」 2010南アフリカW杯で決勝戦を務めた審判チーム、ハワード・ウェブの記者会見でのシーンである。 審判委員会がクローズな姿勢というのは間違いない。記者会見を行えば、ウェルカムではない質問だってある。ザッケローニ監督が、顔色ひとつ変えずに淡々としているのに対し、松崎はすぐに顔に出る。そこに差を感じずにはいられない。 しかし、日本の審判が批判されていない、となればそんなことはない。先日行われたJ1第12節、浦和×鹿島戦後には、鹿島のオリヴェイラ監督が