インテルの下部組織であるASヴィズノーヴァとの練習試合、勢いに乗ったドリブルや2ゴールよりも印象的だったのは、ハーフタイムに審判に話し掛ける姿だった。そのことを問いかけると、MF財前淳(京都サンガF.C. U-18)は「ああ、あれは」と頰を緩ませる。『NIKE NEXT HEROプロジェクト』の海外遠征メンバーとしてイタリアに向かう機内で、イタリア語を勉強していた選手だ。 「やっぱり国際試合は審判と会話ができないといけない。審判も人間なので、会話でイエローカードが1枚でも減るのであれば、勉強してきた甲斐があるし、チームのために役立てると思って。イタリア語で『よろしくお願いします。あなたがイタリアに来て初めての審判です。名前を教えてもらってもいいですか?』と話し掛けました」 意識の高さに驚かされたが、それもいずれは海外でプレーしたいからこそ。「僕はアツシです」という自己紹介を聞き返されると、
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