京都対湘南というJ2同士の対戦となった準々決勝は、京都がセットプレイの流れからドゥトラがオーバーヘッド気味に決めたゴールでベスト4へと勝ち進んだ。 試合の流れとしては、大木流ショートパス戦術を駆使してボールポゼッションする京都と、3バックで守備を固めてカウンター狙いの湘南という形で90分間が過ぎていったのだが、どちらも攻撃の形はちゃんと出来ていてそれなりに決定機の数は多かったのだけど、そこはJ2の悲しさと言うべきか、決定力不足のアピール合戦といった様相でもあった。 その中で京都の勝因を強いて挙げれば、やはり前線のドゥトラのところでボールがきっちり収まる事が大きく、ドイツ入り以前の岡田ジャパンのように、ボールの収まりどころがないのに無闇矢鱈に密集ショートパスサッカーをやっても、結局ミスからオープンスペースを攻められてしまう事になるわけで、京都にももちろんそういう危ない場面はあったのだが、岡田