認知症の女性、益恵は少女の頃 満州で終戦を迎え壮絶な子供時代を 過ごしたの。その後結婚するも 幼い子供を亡くしてしまうわ。 今は五十代で一緒になった旦那さんに 介護してもらいながら暮らしているの。 あらすじ俳句教室で知り合った八十歳のアイ、七十七歳の富士子、八十六歳の益恵の三人は互いをアイちゃん、富士ちゃん、まあさんと呼び合う仲の良い友人。 明るく朗らかでリーダーシップのあった益恵が認知症になり、アイと富士子は益恵の夫からあるお願いをされる。 それは益恵を連れて彼女の住んでいた土地を旅してほしい、というものだった。三人は益恵の人生をたどる旅に出る。 認知症のまあさんの人生をたどる旅益恵は若い頃、生後数ヶ月の娘を亡くし、前夫が病で亡くなるまで夫婦二人暮らし、現夫の三千男と五十代で一緒になったようです。 認知症の症状が出てきた益恵をかいがいしく世話していた三千男ですが自身も足が不自由なため、介