昨日の『困っている人』の紹介に続いて、便乗しているようでなんだか申し訳ないようだが『だれも知らない不思議な病気』を取り上げる。 この本では奇病と呼ばれる59の症例を取り上げている。興味本位かもしれない。実際、大野更紗さんのように治療法も確立されていない病に突然見舞われたら、困惑し悲しみ絶望するだろう。しかし、世の中にはこんな病がある、人はこんな症状を呈することがある、と知ることは悪いことだろうか? ノンフィクションの一ジャンルに「闘病もの」がある。昨今ではガンの告知が当たり前になり自分の症状は逐一知らされる、治療法も自分で選べ、メリットもリスクも承知して病に向かい合わなくてはならない。希望も不安もひっくるめた個人の思いが強く伝わってくるものがたくさんある。 それとは別に、学術的に分析されたノンフィクションも多い。『だれも知らない不思議な病気』はこちらの立場に立って書かれている。250ページ
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