米国ペンシルバニア州に本社を置バンガード社という投資信託会社のことはご存知でしょうか。 1976年に世界で初めて個人投資家向けのインデックスファンド販売を行った世界最大級の投信会社です。 バンガード社では「適正コスト」と表現しているようですが、日本の類似金融商品よりも極めて低いコストで商品(サービス?)を提供しており、米国の投資信託業界では、インデックス運用商品の4割以上のシェアを持っています。 仕組みも商品も素晴しい会社なのですが、このバンガード社、日本の個人投資家のことなんてほとんど眼中にはありません。 ◎アメリカ人によるアメリカ人のための会社 バンガード社のすべての商品は、基本的にはアメリカで暮らすアメリカ人のための金融商品として作られています。ファンド保有者が間接的にバンガード社の株主となる仕組みなので、圧倒的多数派のアメリカ人のために突き進むのは当たり前のことでしょう。 しかしな