遺伝子組み換え作物の開発・製造で知られるMonsanto社の専務副社長Robert T. Fraley氏に、世界食糧賞(World Food Prize)が授与されたとのこと。植物細胞に他生物の遺伝子を注入して新たに優良な性質をもつ系統を作り出す方法を開発したことが功績として認められたという(本家/.、Muktworld記事)。 世界食糧賞は「食糧と農業のノーベル賞」だともいわれているが、1970年に「緑の革命」でノーベル平和賞を受賞したNorman E. Borlaug博士が、食糧と農業の分野にもこうした賞があるべきだとし、1987年に世界食糧賞財団を設立したのだそうだ。 Monsanto社は、自社が開発する遺伝子組み換え技術は農作物の生産性を向上させていると宣伝する一方で、Monsantoによる遺伝子組み換えコットン「BTコットン」栽培が拡大するインドでコットン農家の自殺者が急増してい