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ブックマーク / tobi-2.hatenadiary.org (4)

  • 2009-03-21 - 題材不新鮮 SF作家 飛浩隆のweb録

    書きかけでほっぽってあったメモ。 伊藤計劃『ハーモニー』について。 以下は初読後のメモ。まだ読み返していないので。 立場上、国内SFのレビューは年末以前には発表しないことにしていますが、これはただのメモであって、レビューではありません。 読み間違いは沢山あると思います。コメントは歓迎します。 * かつて文学は、リッチなスタンドアロンたる「人間」を描くものだった。 しかし伊藤計劃の『ハーモニー』以後、この見解は少なからず修正を迫られるだろう。この作品で、演算能力とアプリケーションとストレージの大半をクラウドに明け渡した「シン・クライアントとしてのヒト」がはじめて――と同時に極限まで――描かれてしまったからには。 ヒトが、ネットワークのクライアントであることに価値をみとめられ尊ばれる世界。書で描かれる高度保健福祉社会の様相は、奇妙なくらい企業内LANに似ている。ヒトはリソースとして尊ばれ、約

    2009-03-21 - 題材不新鮮 SF作家 飛浩隆のweb録
    poppen
    poppen 2009/03/22
    『ハーモニー』について
  • 近況 - 題材不新鮮 SF作家 飛浩隆のweb録

    どうも最近調子が良いです。 『ラギッド・ガール』刊行後も推力がおとろえません。 この半年で長篇1冊半が書けました。 短篇も7つストックがあり、そのうち2つは150枚超です。 いずれも〈廃園の天使〉ではありません。 なお、以上の記述は、日に限り有効です。

    近況 - 題材不新鮮 SF作家 飛浩隆のweb録
    poppen
    poppen 2007/04/01
    笑った。 > なお、以上の記述は、本日に限り有効です。
  • Laterna Magika SF作家 飛浩隆のweb録 お蔵出し

    こんなのって悪趣味なので、以下の記述は読まれなくって結構です。 (と、一応言い訳しといて、と) きょう、散らかり放題の部屋を片づけていて、古いプリントアウトを見つけました。「クローゼット」の初稿(バージョン1)です。 『ラギッド・ガール』所収の「クローゼット」(バージョン3)最終章は雑誌掲載版(バージョン2)とまったく違っていますけれども、じつはこの初稿はもっともっと別物です。主人公ガウリ・ミタリがカイルの残した「あれ」の中で出会う相手が、違うのですよね。へっへっへ。 作品としての力は2や3の方が上なのですが、作品の自然な流れはやっぱり1の方に分があります。前半でちりばめたさまざまな細部(たとえば〈芽〉のイメージとか)がきれいに収束し、まとまったトーンを作ろうとしています。まあ、もうちょっと手を入れないと響きがうまく調和してないけれど。 ちょっとご披露しましょう。ガウリが銀座の〈カーサ・デ

    Laterna Magika SF作家 飛浩隆のweb録 お蔵出し
    poppen
    poppen 2006/12/02
    「クローゼット」の初稿(バージョン1)
  • 2005-12-10

    以下に公開するのは、「象られた力」改稿版の制作に際して、飛が文庫編集者S氏に送付したメールの一部です。 というわけで以下の記事は同作のネタを底の底まで割っております。(謝恩企画ですから。)自己責任でお読みください。あと整形がちょっと読みにくいかもしれませんが、ご容赦を。 ========= 当初04年7月刊行をめざしていた同書ですが、最大の難物であった中篇「象られた力」の一次修正ができあがったのは5月末でした。その出来についてS氏と東京で意見交換したのが、6月7日。 じつは一次修正では、まだ旧版の構成をそのまま踏襲しており、描写の古くさく恥ずかしい部分の削除と、メインアイディアの部分的アップデート(旧版ではトレダウェイの能力開発は遺伝子改変によって獲得されることになっていました。あんまりだよね。)にとどまっていました。 旧版では「ブック」はひとつ(一種類)しか登場していませんでした。上記ア

    2005-12-10
    poppen
    poppen 2005/12/13
    > 「象られた力」改稿版の制作に際して、飛が文庫編集者S氏に送付したメールの一部です。
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