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ブックマーク / littleboy.hatenablog.com (92)

  • 客と客と演者たちとの距離 - てれびのスキマ

    会場の大きさなどで、同じ漫才をやっても笑いの質や量が変わるというのはよく言われることだ。 「爆笑問題のニッポンの教養」の海洋生命科学者・塚勝巳の回で「すべての動物にとって、"個体間距離"が重要だ」という話から太田が発想を得て、漫才をやる時の距離の重要性と、それに関係したある工夫を語っていた。 漫才やる時にすごく重要なのはお客さんとの距離なんですよ。 舞台をやる時に、例えばホールでやる場合と、小さなライブハウスでやる場合と全然違うんですよ、伝わり方が。 (お客さんの)人数とか、あと、客同士の距離が大事なんです。こう、ギュッと詰まってるとね、ドーンっと行くんですよ。 だけど、ホールみたいにゆったりして見ますよね、(映画館みたいに)背もたれがあって、ここ(横)にもちょっと距離があって、前後にも距離があって、広々としていて、しかも舞台までの距離がある。 そうするとね、伝わり方がまたね、この辺で細

    客と客と演者たちとの距離 - てれびのスキマ
  • てれびのスキマ-07-08の年末年始の番組を振り返る

    まだまだ録画した番組がたくさん残ってるけど、今頃、この年末年始の番組を振り返ってみたいと思います。 07−08年の年越しは、お笑いファンとしては「笑ってはいけない病院24時(日テレ)」→「吉№1・芸人は誰だ!9時間SP(テレ東)」→「爆笑ヒットパレード(フジ)」→「着信御礼!ケータイ大喜利(NHK)」と非常に美しいいい流れだったのでは。これに、昨年の元旦夜に放送されたように「お笑いウルトラクイズ」が入れば完璧だったのに。 この4番組の中で、特に印象に残ったのは、「笑ってはいけない〜」の千秋&松崎しげる&サンプラザ中野の「We Are the アキタカ」熱唱、板尾創路のブラックジャック、「やりすぎ9時間」の「イス−1グランプリ」における「仕上がってる」ケンコバに対するジュニアの「Rの指定が強すぎる」。「ケータイ大喜利」の瞬時に最適なトーンでネタを読み上げる阿藤快。 個人として印象的だったの

    てれびのスキマ-07-08の年末年始の番組を振り返る
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    相変わらず的確なレビュー。
  • 「テレビお笑いアワード2007」最優秀番組 - てれびのスキマ

    最優秀番組というと近年充実した内容を作り続ける「やりすぎコージー」「アメトーーク!」「検索ちゃん」の3番組、これにまだまだ健在の「ガキの使い」「タモリ倶楽部」を合わせたトップ5の牙城を崩すのは難しいことかと思っていた。けれどそんな中、見事にその中に割り込んだ番組を「テレビお笑いアワード2007」の最優秀番組に推したい。 ■ ゴッドタン〜神の舌〜 「キス我慢選手権」と「芸人マジ歌選手権」という二枚看板を筆頭に、妄想&なりきり芸を得意とする芸人を見事に起用し、ぐだぐだと不条理の境界線をいききする傑作を次々と作り出した。間違いなくこの番組の劇団ひとりは普通の番組の最低でも二割増しくらい生き生きし輝いている。同じくレギュラーのおぎやはぎも唯一領が発揮されている番組だし、準レギュラー的存在のバナナマンも輝きを増す。こうした芸人と企画・番組の幸福な関係はこのまま維持するのはとても難しい作業だとは思う

    「テレビお笑いアワード2007」最優秀番組 - てれびのスキマ
  • 「テレビお笑いアワード2007」最優秀新番組 - てれびのスキマ

    2007年は、お笑いの新番組が豊作だった印象があります。その中から「テレビお笑いアワード2007」の最優秀新番組を勝手に選んでいきたいと思います。 「爆笑レッドカーペット」と「環境野郎Dチーム」は甲乙つけがたい。ともに2007年を象徴するような番組だと思う。前者は、第1回放送後、多くの類似企画、類似番組を生み出しお笑いネタ見せ番組の一つの形を作り出した功績が大きいし、後者は逆に他の追随を許さないかのような独特すぎる世界観が新しかった。どちらも素晴らしかったが、不定期単発ではなく2クールをブレなくやりきったということで最優秀新番組は「環境野郎Dチーム」に。 「爆笑問題のニッポンの教養」も良かった。 この番組に出るようなレベルの研究者になると、メディアに出るときは、自分の研究の結論をプロモーションをする場でしかなかったりするのだけど、この番組の場合、太田の挑発的で、変な方向から飛んでくる質問に

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  • 「テレビお笑いアワード2007」MVP - てれびのスキマ

    テレビお笑いアワード2007」、まずは一番すぐに思いついたので、いきなりMVPから。 これはもう、ケンドーコバヤシ以外にないでしょう。 「2007年はケンコバの年だった」と言っても過言ではないし、後年もそう言われることは間違いない。 驚異的な瞬発力で繰り広げられる数々の戯言、妄想はあまりにも無責任で適当かつ、くだらない。 その一方で、80年代〜90年代を中心とした「ジョジョ」「昭和プロレス」「ガンダム」「エヴァ」等の豊富なサブカル知識を持ち、それを嫌味やウザさを馬鹿馬鹿しさで消しながら、デフォルメして伝えることのできる抜群のセンスの良さも併せ持つ。 このスタイルが、「アメトーーク!」「やりすぎコージー」「ゴッドタン」といった現在の先鋭的お笑い番組の多くの企画とぴったり合致し、その中心的な役割を担うことに。 次点は、さまぁ〜ず。 もはや円熟期に到達し、今年に入ってからだけで「さまぁ〜ず・さ

  • てれびのスキマ-下半期に印象に残った番組

    テレビお笑いアワード2007」選出を前に、個人的に今年下半期で面白かった番組を振り返ってみたいと思います。 上半期については、以下の過去記事に。 >1月の印象に残った番組 >2月の印象に残った番組 >3月の印象に残った番組 >4月の印象に残った番組 >5月〜6月の印象に残った番組 お笑い番組以外も入ってますが、大体自分が見た順に羅列していきたいと思います。 (※長いのでたたみます。) 「ゴッドタン」芸人マジ歌選手権 日村「さくらんぼ」 ケンコバ「君へ」 角田「愛の裏切り者」 劇団ひとり「消えぬ日々よ マイメモリー」 「東京マスメディア会議」 安西グレイシー、77人の天使たち、酒とつまみ*1 過去記事>板尾の父は有名な川柳作家だった 安西グレイシーの恋 「環境野郎Dチーム」ペットボトルリサイクルの是非 小島よしお 「とんねるずのみなさんのおかげでした」ムダ・ベストテン 江頭2:50「センチ

    てれびのスキマ-下半期に印象に残った番組
  • エガちゃんと峯田くん - てれびのスキマ

    ついに、エガちゃんがを出します! といっても、エッセイや自伝的なものではなく「ピーピーピーするぞ!」の1コーナー「エィガ一刀両断」をもとにした映画批評のだそうです。 江頭2:50のエィガ批評宣言posted with amazlet on 07.11.25江頭2:50 扶桑社 (2007/12/14) 売り上げランキング: 33722 Amazon.co.jp で詳細を見る もちろんこのの出版は嬉しいけど、個人的には江頭2:50の人となりや歴史に深く迫ったようなが読みたい、と思ってたら次号の「hon-nin vol5」で、吉田豪の「hon-nin 列伝」の対談相手がおそらくエガちゃんみたいです。公式にはまだ何も書いてないのではっきりと分らないけど[Amazon]には著者の欄に「吉田豪VS江頭2:50 ほか」となってます。これは期待! hon-nin vol.05posted wit

  • 僕たちの好きな(お笑い)戦争 2007-11-18 - てれびのスキマ

    かつて今田耕司、東野幸治、笑福亭鶴瓶司会時代の「いろもん」にナインティナインの矢部浩之が珍しくピンでゲストとして登場していた。 東野に「ブッサイクな星の王子様」と表現されるくらいまだ垢ぬけきれていない矢部が、若手時代のお笑い戦争について語っていた*1。 vsとぶくすり(めちゃイケ)メンバー ・「仕切りは矢部」「全員がボケってスベったら、お前のせいだぞ」と当時のディレクター(片岡飛鳥?)に言われた。 ・「(スベった)そいつが悪いちゃいますか?」って反論したが「いやいや、お前のせいだ」と。「そのくらいの気持ちで面倒見ろ」と。 ・よゐことは、一切しゃべらなかった。ものすごいシュールで、私生活もシュールやな、と思った。 ・最初、「濱口くん」って呼んでいた。同い年で同期だからなるべく溶け込もうと優しいタメ口で話しかけたが「あ、そうですね…」と答えるだけで、心のシャッターを閉められていた。 ・有野はそ

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  • てれびのスキマ - さまぁ~ずがさまぁ~ずであるために

    「クイック・ジャパン74」では、「さまぁ〜ずが、最近おもしろい。」と題した特集を行っている。 その中で、大竹一樹、三村マサカズにそれぞれ10,000字インタビューを敢行している。 コンビ結成から現在までを振り返ったこのインタビューで、なにより驚くのは、この二人の共通認識の多さだ。普通、コンビにそれぞれ自分たちを振り返るインタビューをすると、やってきた事柄は当然同じながら、その時思っていたことや、思い入れの深さなどが違っていて、同じコンビの歴史を読んでいても随分印象が違って見えるものだ。 しかし、さまぁ〜ずのこのインタビューは、同じ人が両方に答えているのではないかと錯覚するほど似ている。デビュー直後からそれなりに売れた頃のことや初の看板番組「大石恵三」が終わり冬の時代に入った時の挫折感、そんな冬の時代にコンビとして使ってくれた「諸国漫遊記」への思い入れ、そして改名を前後しての再浮上、今すごく

  • てれびのスキマ - いよいよ「テルミンmini」発売間近!

    楽器に触れずに空間に手をかざして音程を変える世界最古の電子楽器「テルミン」。 それを簡単に組み立て、なおかつ演奏までできるという「テルミンmini」が付録についた「大人の科学」がいよいよ今週末の28日に発売される! 大人の科学マガジンVol.17 テルミンposted with amazlet on 07.09.24大人の科学マガジン編集部 学習研究社 (2007/09/29) 売り上げランキング: 83341 Amazon.co.jp で詳細を見る ■テルミン基礎講座 What's ≪TepMeH≫? ■対談 矢野顕子×竹内正実 ヤノアキコ はじめての テルミン。 ■[とじこみふろく]5ステップでマスター!! テルミンmini 弾き方ブック 文/竹内正実 ■ふろくで遊びました 小山田圭吾 ■テルミンはどうして音が鳴るの? ■テルミンminiを手芸で改造しました。 ■観て! 読んで!聴いて

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    popup-desktop 2007/09/24
    「いよいよ「テルミンmini」発売間近!」なんですと!
  • 阿久悠をも唸らせた半田健人の歌謡曲鑑賞術(阿久悠追悼に変えて) - てれびのスキマ

    7月28日、NHK総合で放送された「通(つう)」という番組に、生前の阿久悠が出演していた。相変わらず情熱的だけど、随分年老いたなあという印象だったから、その直後に訃報を聞いた時はなんだか複雑でショックだった。 「歌謡曲」をテーマにしたこの回では、「タモリ倶楽部」等でもマニアっぷりがお馴染みの半田健人がますだおかだに歌謡曲の味わい方を指南するという体で、それを別室(というかVTR)で阿久悠が聞き、半田健人の味わい方についてコメントするという流れで構成されている。 「まだ23歳でしょ?」というますだおかだに対して半田は「リアルタイムっていうのは油断してるんですよ!」と返し、「歌謡曲の正しい聴き方(僕流の)」をレクチャーしていく。 ●歌詞カードを欠かしてはならない! ●作詞・作曲・編曲者の事前チェックは礼儀。知らないと曲に失礼! ●歌詞カードで見た上でなおかつ、ヘッドフォンで聴く。 ここで、阿久

  • てれびのスキマ

    人志の「大日人」プロモーション行脚でもっとも印象的だったのは意外なことに「SmaSTATION」だった。 それは香取慎吾が、「お笑い芸人」としては大好きだけど、「映画」という舞台に行ってしまう松に対しての戸惑いと不安を感じるという、大多数の松人志ファンの立場に立ってかなり率直な質問をしていたからだろう。 まず「映画は撮りません。映画でやれるのは「お笑い」ではなく「喜劇」なんです。喜劇とお笑いは全然違う」という松自身の著作「愛」(1998年)からの言葉を引き合いに出し、香取は「僕は松さんの事が好きです。一番最初の会見を見たときにショックだった。松人志という人は一度に書いたり、口にしたことを嘘をつくというかそういうことは凄く嫌いな人なのではないか?」と問う。 松「なるほどね……。僕ね、めっちゃ嘘つくよ(笑)。いや、芯はちゃんとあるけどね。 でもぉ、それは映画でお笑いやると喜

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