一つ前に書いた、山口周さんの著作「ビジネスの未来」を読んだという話で最も興味をひいたのが労働観の変化について。ドイツの政治哲学者ハンナ・アーレントは、いわゆる一般的な仕事を「労働」「仕事」「活動」の3つに分けたという。 山口さんの本では、この分類を簡潔に説明してくれている。 生存するための食糧や日用品を得る=労働 快適に生きるためのインフラをつくる=仕事 健全な社会の建設・運営に携わる=活動 これに興味をもってネットで検索してみると、ハンナ・アーレントがこれを著した「人間の条件」について詳説しているブログに行き当たった。平原卓さんのPhilosophy Guides「アーレント『人間の条件』を解読する」。おぉ、平原卓さんって「読まずに死ねない哲学名著50冊」の人ではないか。 で、自分なりの理解で、この3つを図解してみると、こんな感じになった。 平原卓さんによるハンナ・アーレント「人間の条件