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「お客様の数は激減しています。今までは週末なら1日10件ほど売買契約がありましたが、現在は3~4件。酷い店では0件のところもあるそうです。不正の実態が表沙汰になって3週間が経ちますが、今も本部からノルマの変更連絡は来ていません。この期に及んでまだ利益を求めるのかと、怒りを通り越して呆れています」(営業部門に勤務する中堅社員) 大きな波紋を広げている中古車販売大手『ビッグモーター』の自動車保険金不正請求問題。6月26日に第三者委員会が調査報告書を提出する以前から、本誌は数々の不正疑惑について追及を続けてきた。5月5日号では現役工場長が客のタイヤに穴を空ける方法を指示し、客に不正に工賃を請求していた実態を報道。他にも不手際で客の車を炎上させながら隠蔽していた疑惑なども報じてきた。 沈黙を貫いてきたビッグモーターが記者会見を開いたのは7月25日。兼重宏行氏(71)は社長辞任の発表をしたうえで、
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国土交通省 観光庁が公表している「GoToトラベル事業」(8月28日時点)より一部抜粋 7月22日から始まった、「GoToトラベルキャンペーン」。ざっくりいうと、旅行代金の半額(一人1泊最大2万円まで・日帰りの場合は同1万円)を政府が援助してくれる制度だ。新型コロナウイルスの感染拡大によって滞った経済活動を活性化させることを目的にはじまったが、9月1日に夜行フェリーを利用した筆者は手続き上で混乱に巻き込まれた。そのプロセスで国民には十分周知されていないことが次々に明るみになった。 なぜ? 乗船窓口で「割引対象外」の宣告 筆者は9月1日に新門司(福岡県)から大阪南港まで名門大洋フェリーでクルマを乗せ、大学生の息子と2名で移動した。 予約をしたのは8月29日で、見積金額は31650円(会員価格)。支援額は35%なので11000円が還付される。カーフェリーはこれまで何度か利用していて、ふだんはカ
はんどう・かずとし/昭和5(1930)年生まれ。東大文学部を卒業後、文藝春秋入社。専務取締役を経て文筆業に。『日本のいちばん長い日』は終戦の日を描いたベストセラーとなり、映画化もされている。『ノモンハンの夏』『昭和史』『文士の遺言』など著書多数 「昨年、当時の天皇陛下の侍従から、『秋篠宮悠仁(ひさひと)殿下に、太平洋戦争はなぜ起こったのかを、わかりやすく話してください』という依頼があった。ですが、私は最初断ったんです。だって相手は小学校6年生の坊やですよ。そんな幼い子に単純明快に話せるようなことじゃない、無理です、と。だけど何度もお願いされて、じゃあさわりだけでも話しましょう、と出かけていったのが、8月15日でした」 秋篠宮悠仁親王は、まさに次代の天皇家を背負って立つ。その進講役として白羽の矢が立ったのが、昭和史研究家でもある作家・半藤一利氏(89)だ。秋篠宮家の”家庭教師”になったのが「
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