市教育委員会では、EM活用の先進地や学校などを視察し、EM効果に着目。15年5月、ボランティアグループ・エコポケット川西(岡田須美子代表・会員23人)の協力を得て、1中学校で試験的に使用したところニオイが無くなり、便器もピカピカになった。 翌年5月には、県の緊急雇用創出事業の補助金を活用した事業として、各小・中・養護学校(全24校)のトイレをEM活性液で清掃する作業をシルバー人材センターに委託。毎週1回、継続的に行うことで尿石が剥がれるなど、目に見える効果が出始めてきた。 17年度からは、幼稚園(全10園)も含めた市内全小中学校(全24校)にEM活性液培養タンクを設置し、子どもたち自身でEM活性液を製造し、トイレ清掃やプール清掃に取り組んでいる。これらの体験を通して、「環境問題について考える機会を得た」と子どもたちだけでなく、教育現場や保護者からも評価を得ている。 17年度のトイレとプール
「海の日に全国でEMを流そう!」─愛知県のボランティア団体の呼びかけから始まった河川浄化活動も今年で5年目。8月末の集計によれば、個人も含め246団体、10,175人が参加し、EM団子224,374個、EM活性液472,595Lが投入され、地域の事情にあわせて、現在も進行です。(U-ネット事務局調べ) そうした中、愛知県半田市では、10月5日、水の浄化を中心にした講演会「水の蘇生は地域の活性化!みんなでやろう 地域の河川浄化」(主催:河川浄化半田大会実行委員会 後援:半田市・半田市教育委員会・半田商工会議所・半田観光協会など)が開催され、台風の接近にもかかわらず、約400人が参加しました。 開催の準備には、知多の自然を良くする会(通称;湾・ワン・浄化市民塾)が中心になり、知多半島の阿久比町・武豊町・美浜町・常滑市のボランティアのメンバーが応援に駆けつけ、愛知県でのEM水質浄化活動のピーアー
東日本大震災原発事故から3年半が過ぎましたが、いまだに福島県民の13万人以上が故郷を離れ、避難生活を送っています。 また、農地の復旧は進まず、作付け制限・自粛の水田が19,500ha、果樹栽培226ha、耕作放棄地は福島県の農地の約20%以上に拡大しています。 なかでも、自然の循環と生態系を守り、健康な作物と家畜を育ててきた有機農業への打撃は深刻で、食の安心安全を求める消費者や流通団体の3割が取引を中断し、有機農家の経営を追い込んでいます。この状況は、福島県だけではなく、栃木、茨城、群馬など関東地方の有機農家にも及び、福島と同様に厳しい状況に立たされています。 さらに低線量被ばく、内部被ばくなどの科学的検証が進まず、健康不安に対して何の長期的対策はとられていません。そのこともあって、「果たして福島で農業をしてよいのか」との強い懸念が、有機農家を二重にも三重にも苦しめています。 こうした中で
第18回全国EM技術交流会東北大会in七ヶ浜(主催:第18回全国EM技術交流会東北大会実行委員会・後援:宮城県、七ヶ浜町、多賀城市、塩釜市、利府町、全国EM普及協会、東北EM普及協会、公益財団法人自然農法国際研究開発センター、㈱EM研究所、㈱EM研究機構、㈱瑞雲)が3月15日七ヶ浜国際村ホールで開催されました。この大会は平成8年より、EM技術の研鑽と普及を目的に毎年全国各地を会場にして行われています。今回は、東日本大震災から3年目が経過した宮城県七ヶ浜町を会場に「生きがいのある新しい東北の復興を未来の子どもたちのために ~“人との心の絆”をたいせつに~」をテーマにして、全国から東北の復興を願う人々約600人が集いました。 開会にあたり、震災で亡くなられたすべての御霊に参加者全員で哀悼の意を捧げた後、地元七ヶ浜を拠点として活動するパーカッションアンサンブルグループ、Groove7の子どもたち
前回までの連載は、子どもたちと感動を共にした”元気菌ちゃん野菜づくり”がテーマでした。今回からは、おなか畑の土づくり(食改善)による、目からウロコ、奇跡のような元気菌ちゃんの子づくりの話です。 その具体的な方法の前に、初回はこのテーマを実践して、驚くべき効果を上げている例を報告します。 4週間で、赤血球は大きく変わる 下の写真は、佐世保市内の中学生の血液です。耳たぶからわずかな量を採取して顕微鏡で見たものです。左上が食改善のビフォー、右下が食改善を4週間実践したアフターです。 現代の中学生の多くはこのように赤血球どうしが重なり合う、いわゆるドロドロ血になっています。また変形した赤血球も目立ちます。甘い物の摂りすぎなどが原因で背後の血しょうが白くなっている例も見受けられました。 それが、たった4週間の食改善で赤血球はお互い離れて、まん丸に。つまり、脳細胞の隅々までスムースに酸素と栄養を運べる
EMによる災害に対する危機管理 極端な集中豪雨や干ばつ、記録的な猛暑、気象の大変動による災害が多発するようになりました。地球の温暖化が進み、海面や地表面からの水分の蒸発が課題になったために、その結果としてさまざまな変動が起こっていると考えるべきです。 20年以上も前のことですが、名古屋での講演会の際に、地球温暖化によって多くの陸地が水没するのではないかという質問に対し、私は「気温が上がると、それに対応して地球全体の水分の蒸発が多くなるため、そのようなことは起こらないと言えますが、その代わりに、世界中で大雨が降ることになります。雲が多くなると、結果的に気温が下がりますが、それも雲行き次第で猛暑、極寒となり、気象災害が多発することになります」と答えたことがあります。 数千年単位でみれば、現今の地球で起こっている異常気象や地震、その他の諸々の自然災害も、原因と結果の法則に従ってその毎々に起こって
福島第一原発事故による、川や海への放射能汚染が心配される中、7月18日、「海の日に全国でEMを流そう!」を合言葉に昨年に引き続き第2回全国一斉EMだんご・EM活性液投入が、北海道から沖縄まで257団体が参加して行われました(主催・NPO地球環境・共生ネットワーク、協賛・㈱EM研究機構・㈱EM生活)。この事業は、昨年名古屋で開催された生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)のパートナーシップ事業として行われ注目を浴びたものです。 この全国一斉のイベントのさきがけとなった「伊勢湾・熊野灘・三河湾浄化大作戦」の会場である三重県の鈴鹿市、四日市市・津市・尾鷲市・紀北町、愛知県の名古屋市では、台風の影響によるあいにくの雨にもかわらず、多くの人が参加して実施されました。 鈴鹿市会場では、10時に白子漁港近くの鼓ヶ浦海岸に地域の老人会、少年野球チームのメンバー、ボランティア団体など約70人が、EM
来年「平城遷都1300年」を迎え、9月から100日前マンスリーイベントが各所で行われている奈良県。そのような中、「EMサミット近畿in奈良」〔主催:NPO法人地球環境・共生ネットワーク(以下、Uネット)〕が11月22日、なら100年会館で開催される。 同サミットの事例発表で注目されるのは「奈良の大仏さん」で知られる東大寺でのEM活用事例。境内池の水質浄化をはじめ、松の樹勢回復、トイレ浄化槽や鹿の糞尿のニオイ対策などにEM技術が活用され、成果を上げている。周辺の神社仏閣の環境整備にもEM活用の波及が見込まれ、世界文化遺産に認定されている県域での広がりに期待は高まる。 東大寺にEM技術が導入されたきっかけは、池の水質悪化の改善策に試行錯誤していた東大寺庶務執事に、奈良市河川課からUネット奈良県代表の後藤和子さんが紹介されたことに始まる。後藤さんは、Uネットのメンバーと市内を流れる大和川水系の一
辰巳さんのドキュメンタリー映画『天のしずく』に登場する福士武造さん(76歳)は、岩木山を望む青森市の17haの広大な土地で、米と大豆を栽培する専業農家。奥さんと息子さん夫妻の4人で経営しています。 月刊『現代農業』の記者に、「日本の田んぼが、大きく変わるかもしれない」と言わしめた福士さんの『地下かんがい法』(地下に給・排水パイプを埋め込み、地表から地下1mまで自在に水位を調整できる仕組み)には、農家や行政関係者などの視察が絶えません。 メリットは、①給排水が容易、②雑草対策が容易、③田と畑を1年ごとに転換できる、④田畑転換することで土が肥える(土づくりになる)、⑤自然農法・有機農業への転換が容易など。すでに5haの水田で有機JAS認定を取得。残りが特別栽培米で、平成22年には、農業者として最高の栄誉である、天皇陛下への献穀者に選ばれました。
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