お読みでない方は、以下を先にどうぞ。 「1864/部数と印税 1」 「1865/部数と印税 2」 「1866/部数と印税 3」 間もなく出る『エロスの原風景』を宣伝するために始めたシリーズなのですが、ついつい書き込んでしまって長くなってます。今回こそ終わるつもりだったのですが、さらに1回伸びました。もうちょっとおつきあいください。 今回は以前書いたことの焼き直しです。広く公開した文章ではないので、改めて書き直して出しておくことにしました。「部数と印税」ではなく、「部数と定価」がテーマです。 2004年に私の企画・監修で翻訳本『セックス・フォー・セール』を出した時、「3360円は高い」と文句をつけてきた人がいます。 この人は海外の学術書も購入していることをわざわざ記述して、「自分は本についてよくわかっている」と自負していたようですが、書いていることは素人のそれでありまして、本の定価がどう決定