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Scienceに関するprisoneronthewaterのブックマーク (725)

  • 最新研究で判明!老化を遅らせる食事と運動

    老化研究が急速に進み、ある程度健康を維持しながら100歳を超えて生きることや、「老化を遅らせること」が現実味を帯びてきた。そもそも老化とはどういうものなのか。この記事では、過去の人気記事をベースに、最新のサイエンスで分かってきた老化の正体と老化制御法を紹介する。 「階段を上ると息が切れる」「最近、眠りが浅い」「顔のしわが目立つようになった」……。そんな老化現象を実感し、「年のせい」とあきらめている方々に朗報だ。近年、老化研究が進み、老化の要因や老化を制御する方法について、いろいろなことが分かってきたのだ。 老化研究の最前線で活躍する慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室特任講師の早野元詞氏は、「誰でも毎年1歳ずつ年をとり、加齢は避けられませんが、老化が進むスピードには個人差があります。今後、研究がますます進むことで、老化の進行スピードを緩やかにして老化現象を抑えつつ年をとることが、近い将来、

    最新研究で判明!老化を遅らせる食事と運動
  • 脳は使わない部分から衰える! 8つの「脳番地」をムラなく刺激するコツ

    第2回 視点を変える、体を動かす… ちょっとした工夫で脳を成長につなげる 2023/4/6 柳操=ライター 人の名前が出てこなくなった、仕事のパフォーマンスが低下している、新たな学習の進みが悪い。これらは脳の老化ではなく、脳の「マンネリ化」が原因、と言うのは、1万人以上のMRI脳画像を分析してきた脳内科医の加藤俊徳氏だ。脳のマンネリを脱し、活性化するには脳の複数のエリアをバランス良く使うことがポイントだという。今回は、日常のひと工夫でできる、脳番地をまんべんなく刺激するコツについて聞いていく。

    脳は使わない部分から衰える! 8つの「脳番地」をムラなく刺激するコツ
  • 水分不足は老化を進める? 適切な「水分摂取」が老化防止のカギ

    適切な水分摂取が、老化や病気の予防に役立つ――。そんな可能性を示す研究結果が米国で報告されました(*1)。 「老化の加速に水分摂取量が関係する」仮説を検証 実年齢は同じでも、身体的(生物学的)には実年齢より若い人と、老化が進んでいる人がいます。老化を加速させる原因にはどんなものがあるのでしょうか。今回、米国立衛生研究所(NIH)心肺血液研究所の研究者らが着目したのが、水分摂取量です。 これまでに、マウスによる実験では、生涯を通じて水分摂取制限を行うと、寿命が短縮し、複数臓器の変性が促進されることが示されていました。一方、人間では、1日あたりの水分摂取量の個体差が大きいこと、世界的には、推奨される量を摂取していない人が多いことが知られています。そうした情報に基づいて、研究者たちは、「水分摂取量を最適化すると加齢の進行が遅れる」という仮説を立て、これを検証することにしました。 分析の対象とした

    水分不足は老化を進める? 適切な「水分摂取」が老化防止のカギ
  • 脳は何歳になっても成長する! 50代以降の「マンネリ脳」に活を入れる秘訣

    「物忘れ」はマンネリ化した脳の使い方が原因だった 人の名前が出てこない、何を言おうとしたのか忘れる、簡単な漢字の書き方がわからなくなる――40~50代以降になると、脳の働きの低下を実感するシーンが増えてくる。定年後に向けて新たな分野を学ぼうとしたり、楽器や語学をマスターしようとしてみたはいいものの、思うように進まずに挫折、という経験もあるかもしれない。「見た目と同じように脳だって老化するんだ。仕方ない」とあきらめながらも、認知症の始まりではないか、と不安になることもあるだろう。 このような悩みに対し、「中高年世代の物忘れや記憶力の低下は、ほとんどの場合、加齢による老化というよりも、脳の偏った使い方、つまり脳のマンネリ化が原因で起こります」と説明するのは、脳科学・MRI脳画像診断を専門とする脳内科医で加藤プラチナクリニック院長の加藤俊徳氏だ。 加藤氏は、これまで30年以上にわたって、0歳の子

    脳は何歳になっても成長する! 50代以降の「マンネリ脳」に活を入れる秘訣
  • 【訃報】ZIP圧縮やPNG・PDFなどファイルフォーマットの基礎を作ったジェイコブ・ジヴが死去

    データ圧縮フォーマットのひとつであるZIP(ZIP圧縮)や、電子文書フォーマットのPDF、音声ファイルフォーマットのMP3の基礎となったデータ圧縮アルゴリズムのLZ77やLZ78などを開発したイスラエルのコンピューターサイエンティストであるジェイコブ・ジヴ氏が亡くなりました。91歳でした。 Israeli computer pioneer passes away just weeks after famed research partner https://www.ynetnews.com/business/article/bj2k2g0x3 Ziv and Lempel co-invented the famous Lempel-Ziv algorithm that is the basis of ZIP files. Prof. Abraham Lempel died 7 weeks

    【訃報】ZIP圧縮やPNG・PDFなどファイルフォーマットの基礎を作ったジェイコブ・ジヴが死去
  • 書評 「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた 「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る 作者:グレゴリー・J・グバーダイヤモンド社Amazon 書は物理学者であるグレゴリー・グバーが「ネコひねり問題」について語ったになる.「ネコひねり問題」というのは,「ネコは逆さ向けにして落とされても空中でうまく身体をひねって脚から着地するが,物理学的に考えてみて,なぜ,どのようにしてそのようなことができるのか」という問題だ.書店でこのを見かけて最初に感じたのは,ネコは頭からひねってその後身体全体の向きを変えることができるが,それだけの問題をどうやったら一冊のにまで膨らませることができるのだろうかということだ.そしてそれに興味を引かれて購入して読んでみたものだが,この「ネコひねり問題」には何重にも絡まる謎があって,どうしてなかなか奥深く面白い.原題は「Falling Felin

    書評 「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 異性への関心を失った男性は死亡リスクが70%上昇

    異性に対する関心を失った男性はその後の死亡リスクが上昇することが、日人の中高年を対象とした研究(*1)で分かりました。 40歳以上の日人2万人を追跡 性への関心は、パートナーとの性的な関係および性機能の維持に欠かせません。また、性への関心を維持しているかどうかが、健康状態や生活の質が良好かどうかの指標となることが明らかになっています。世界的に人口の高齢化が進む中で、高齢者のセクシュアリティーに関する研究は増加していますが、セクシュアリティーと寿命の関係については、ほとんど検討されていませんでした。 そこで山形大学の櫻田香氏らは、山形県在住の40歳以上の人々を対象とする前向き研究を行って、異性に対する関心を失うことがその後の死亡リスクに及ぼす影響を検討しました。 山形県で2009~2015年に、年1回の健康診断に参加した40歳以上の2万969人(男性が8558人、女性は1万2411人)を

    異性への関心を失った男性は死亡リスクが70%上昇
  • 年を取るとなぜ朝早く目が覚めるのか?

    朝スッキリと目が覚めない。目が覚めても疲労感が残っている。夜眠ろうとしてもなかなか寝付けない。夜中にトイレで目が覚めてしまう――。睡眠に関する悩みを持つ人は多いが、睡眠の科学研究が進めば、こうした悩みも解決する日が来るかもしれない。今回は、睡眠学のエキスパートである秋田大学大学院教授の三島和夫氏に、加齢によってどのように睡眠に変化が起こるのかを解説していただこう。 昔から「高齢者は朝が早い」ことがよく知られている。 夜が明ける前に目が覚めて、そのまま眠れなくなってしまう人も珍しくない。また、トイレなどで夜中に何回も目を覚ますようになり、「朝までぐっすり眠る」ことは難しくなってくる。 若いときはあんなに早起きがつらかったのに、加齢によってなぜこのような変化が起こるのだろうか。それ以外にも、眠りが浅いように感じたり、夜早くに眠くなったりと、年を取ると睡眠が変化してくる。 できれば、朝までぐっす

    年を取るとなぜ朝早く目が覚めるのか?
  • コロナ陰性でも少なくない“後遺症” 社会不安が関係?

    新型コロナウイルス感染症を発症した後に経験するさまざまな心身の不調は「コロナ後遺症」と呼ばれます。しかし、検査でコロナ陰性だった人でも体調不良が持続するケースが少なくないことが、米国の研究(*1)で明らかになりました。コロナに似た症状を発症してから3カ月後にも「中等度から重度の体調不良が持続している」と報告した患者の割合は、コロナ陽性患者の39.6%、陰性患者の53.5%に上りました。 陽性者と陰性者1000人の症状を追跡 新型コロナウイルス感染症にかかると、約半数が後遺症を経験するとも報告されています。後遺症の症状は多岐にわたり、疲労感、認知機能障害をはじめ、あらゆる臓器系の不調が申告されています。コロナ後遺症はその後の健康状態に影響を及ぼす可能性があるため、正確かつ詳細な情報が必要です。しかしこれまでのところ、生活の質への影響を分析していた研究はほとんどありませんでした。 また、パンデ

    コロナ陰性でも少なくない“後遺症” 社会不安が関係?
  • 寝たきり予防には「ビタミンD」が効く? 不足すると筋力低下が加速

    栄養についての基を勉強し直すこの連載。第3回は、前回に引き続きビタミンDを徹底解説していきます。骨を強く保ち、感染症やがんの罹患リスクとの関連で今、世界で注目を集めるビタミンDのさらなる役割とは? 全身の臓器で使われるというビタミンD。骨を強く保つ働きだけでなく、近年では感染症やがんを防ぐ免疫調整機能で注目を集めてきた。さらに、今研究が進められているのが、寝たきり予防につながる、筋肉におけるビタミンDの働きだ。 高齢になるにつれ体力が低下するのは仕方のないことだが、その低下スピードにはどうやら個人差があるようだ。その背景には活動量や意欲の低下を含めた心身の衰え「フレイル」があり、身体的には筋力低下の影響が大きい。 そこで、国立長寿医療研究センター運動器疾患研究部副部長の細山徹さんらは、名古屋大学医学部の研究チームとともに、加齢に伴い筋肉の量や強さ(筋力)が低下するサルコペニアがどのように

    寝たきり予防には「ビタミンD」が効く? 不足すると筋力低下が加速
  • 不足すると早死にする? がんやコロナにも関係する大注目の「ビタミンD」

    事はカラダを作る源。健康で長生きするためには、カラダに必要な栄養成分を事できちんと摂取することが大切です。しかし、どの成分をどれだけとる必要があるのか、どうやってとるべきなのか、不足するとなぜ良くないのか――そんな栄養についての基を勉強し直すこの連載。第2回は、骨を強く保ち、感染症やがんの罹患リスクとの関連で今、世界中の注目を集めるビタミンDを取り上げます。 ビタミンDは、脂溶性のビタミンの一種。自然界に存在するビタミンDには、主にマイタケやキクラゲなどのキノコ類に含まれるビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と、魚肉や魚介類の肝臓などに多く含まれるビタミンD3(コレカルシフェロール)が存在する。昭和の時代に学校や保育園などで配布されていた肝油ドロップは、サメの肝臓に含まれるビタミンAやDを子どもに補給させ、健康な成長を促すためのものだったということをご存じの方もいるだろう。 興味深

    不足すると早死にする? がんやコロナにも関係する大注目の「ビタミンD」
  • 超長寿者「長生きの秘訣」 しっかり食べて運動! 遺伝的影響は大きくない

    第2回 フレイル予防、慢性炎症対策、運動… 長生きのために今できること 2023/2/24 荒川直樹=科学ライター 人生100年時代と言われるようになって久しい。実際100歳以上生きる人が年々増加の一途をたどっており、2022年は9万人を超えた。しかし、誰もが100歳まで生きられるわけではない。長寿を実現できる人とそうでない人の違いはどこにあるのか。 慶應義塾大学医学部 百寿総合研究センターでは、百寿者(100~104歳)、超百寿者(105~109歳)、スーパーセンチナリアン(110歳以上)の追跡調査を行っており、ここから元気で長生きな「健康長寿の超エリート」の特徴が見えてきた。私たちが健康長寿を実現するための生活提案も生まれており、それは健康にいい事のとり方から運動習慣、長生きしやすい性格など幅広い領域にわたっている。私たちが今取り組める対策を同センターの新井康通教授に聞いていく。

    超長寿者「長生きの秘訣」 しっかり食べて運動! 遺伝的影響は大きくない
  • 「かかと落としは血糖値を下げる?」「年をとったら血糖値は高めがいい?」名医が回答!

    「健康Q&A」では、医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。 2023年2月の回答者は、糖尿病や血糖値に詳しい順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学教授の綿田裕孝先生です。 順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学教授・綿田裕孝先生Q&A Q 1 毎年少しずつ血糖値が上がっていて基準値を超えそうです←今回 Q 2 血糖値が少し高いほうが認知症になりにくいのですか?←今回 Q 3 正常範囲なら血糖値は低いほど良い?←今回 Q 4 後のかかと落とし運動は血糖値を下げますか←今回 Q 5 筋トレをしても血糖値が下がらない←今回 Q 6 血糖値改善には、事と運動のどちらが大切ですか←今回 Q 7 生活改善に限界を感じるが主治医が薬を処方してくれない(後編) Q 8 ご飯を減らすとおかずが増えて、塩分のとり

    「かかと落としは血糖値を下げる?」「年をとったら血糖値は高めがいい?」名医が回答!
  • 健康長寿の「超エリート」から見えてきた「長生き3つのカギ」

    第1回 心臓、腎臓などの主要臓器の老化がヒトの寿命に大きな影響 2023/2/21 荒川直樹=科学ライター 「人生100年」時代が訪れようとしている日。しかし、100歳まで生きても、ずっと元気に自立した生活を送り、ピンピンコロリを実現できるとは限らない。大切なのは「健康寿命」を延ばすことだが、そのヒントが「健康長寿の超エリート」である百寿者(100~104歳)、超百寿者(105~109歳)、スーパーセンチナリアン(110歳以上)の研究から見えてきた。大切なのは心臓・腎臓などの臓器が健康で、認知機能を保ち、フレイル(心身の衰え)を予防すること。その実現をもたらす生活改善を提案できる研究成果も登場している。百寿者研究の最前線を紹介するとともに「長生きのカギ」となる心構えを紹介しよう。

    健康長寿の「超エリート」から見えてきた「長生き3つのカギ」
  • ビタミンD不足は死亡リスクの上昇をもたらす

    ビタミンDの血中濃度と死亡の間には因果関係があり、ビタミンD不足は死亡リスクの上昇をもたらすことが、オーストラリアの研究者らが行った、遺伝情報を利用した新しい分析(*1)によって明らかになりました。ビタミンDの血中濃度が50nmol/L(20ng/mL)未満の人、特に25nmol/L(10ng/mL)未満の人では、死亡リスクが非常に高くなっていました。 ビタミンD不足と死亡の因果関係は? 無作為化試験には壁 ビタミンDは骨の健康や免疫機能の調節にかかわる栄養素で、事から摂取したカルシウムの吸収率を高め、血液中のカルシウム濃度を一定に保つなどの作用があります。 ビタミンD不足がさまざまな病気に関係すること、さらには死亡とも関係することを示した研究はこれまでにも複数ありました。しかし、重症のビタミンD欠乏症患者を対象に無作為化試験を行って、ビタミンDを投与するグループとそうでないグループに割

    ビタミンD不足は死亡リスクの上昇をもたらす
  • しっかり寝ることが脳の老化を防ぐ近道! 脳の掃除係グリア細胞は睡眠時に働く

    <健康な脳のつくり方(3)グリア細胞の活性化> 脳の寿命を決めるグリア細胞 記憶の定着、掃除役を一手に担う 第1回では、一生懸命問題を解いたり、記憶しようとするだけでなく、ときにはぼーっとすることがまんべんなく脳を活性化し、記憶の整理や再編、新しい記憶を作るのに役立つことを紹介した。「いろいろな部位の活性化が大事」というのは脳細胞にも当てはまる話だ。 脳細胞というとニューロンがよく知られている。ニューロンは、新しい情報から記憶を作り、それを伝達して長期記憶として保存する、いわばコンピューターとその通信網のような働きをする細胞だ。だが、「実はニューロンは脳細胞の2割程度で、残り約8割はグリアと呼ばれる細胞が占める。そして脳を若く保つには、ニューロンだけでなく、グリア細胞の働きが非常に重要」と千葉大学脳神経外科学の岩立康男教授は話す。 このグリア細胞、アインシュタインの脳では一般の人より2倍ほ

    しっかり寝ることが脳の老化を防ぐ近道! 脳の掃除係グリア細胞は睡眠時に働く
  • かなりつらいドライアイも改善 目の油不足に効く最新治療法とは

    上下のまぶたの縁に並んでいるマイボーム腺から分泌される油の膜が、目を乾燥から守っている。ドライアイは、涙の水分が足りないタイプより、この油が足りないタイプの方がずっと多いという論文が発表されてから10年。効果の高いセルフケアが紹介されるとともに、油の分泌を促す治療法が登場している。「1時間ごとに目薬を差す」「パソコン作業が続けられない」といったつらい症状の人にも高い効果が認められる最新治療が「アジスロマイシン点眼液」と「ドライアイIPL光線療法」だ。治療を詳しく紹介するとともに、患者の素朴な疑問に専門医が答える。 ドライアイの新たな治療法が次々と登場 目の表面の透明なレンズである角膜の表面は、涙腺から分泌される涙で潤されているが、さらにその表面はマイボーム腺から分泌される油膜に覆われ、この油膜が目を乾燥から守っている。さまざまな原因でマイボーム腺の出口(開口部)で油が固まってしまったり、睫

    かなりつらいドライアイも改善 目の油不足に効く最新治療法とは
  • ドライアイは「水不足」より「油不足」 10年間で様変わりした治療

    「パソコン作業をしていると目が乾く」「ゴロゴロする」「1時間おきに目薬が必要」……。日人の3人に1人が持っているドライアイ。症状の原因について多くの人は「涙の水分が足りないのでは」と考えているかもしれない。しかし、実は10年も前にドライアイについての常識は変わっている。水分の不足より、目の表面を覆って水分の蒸発を防ぐ油を分泌する働きが低下する「マイボーム腺機能不全(MGD)」がドライアイ発症のより重要なメカニズムであることが分かり、マイボーム腺の働きを改善する新たな医療やセルフケアの方法が次々と登場した。さらに今年2月10日には「マイボーム腺機能不全診療ガイドライン」が発表され、新しいドライアイ治療を誰もが受けられる環境が整ってきた。 まぶたの先から「目を乾燥から守る油」が分泌される 目の働きを守るために「涙」は欠かせない。目の表面で透明なレンズの役割を果たす角膜を乾燥から守るとともに酸

    ドライアイは「水不足」より「油不足」 10年間で様変わりした治療
  • 「究極のストレッチ」で全身くまなく伸ばす!猫背、肩凝りも解消

    第3回 肩凝り改善、五十肩予防にいい 「アームラインストレッチ」も紹介 2023/2/14 柳操=ライター なかなか改善しない、しつこい「凝り」や「痛み」に、筋膜を含む皮下組織「ファシア」からアプローチする体操を考案し、治療現場で積極的に取り入れている北里大学大学院の整形外科医、高平尚伸氏。全身のなめらかな動きを支える筋膜ストレッチを紹介する特集第3回では、背や、背から生じるしつこい痛みや凝りに特に効果的で、気持ち良さもピカイチの“究極のストレッチ”、「壁際ストレッチ」を伝授していただく。さらに、併せて行いたい「壁際スクワット」と、肩凝り改善にお勧めの「アームラインストレッチ」についても解説する。

    「究極のストレッチ」で全身くまなく伸ばす!猫背、肩凝りも解消
  • 脳を使うだけでは老化が加速! 若く保つには「何もしない時間」が重要

    <健康な脳のつくり方(1)脳をバランスよく使う> 何も考えない時間をつくろう 知っていたはずの漢字や人の名前がなかなか出てこなかったり、記憶力の低下を実感すると不安になるもの。千葉大学脳神経外科学の岩立康男教授は「歳を重ねると少しずつ脳の細胞は減っていくので、確かに情報を処理する能力や記憶できる総量は減る」という。 ただし、もの忘れすべてが脳細胞の減少によるものではないという。「記憶というのはどんどん上書きされるものではなく、新たに入ってきた情報は新しい記憶として保存される。長く生きれば膨大な量の記憶が保存されるので記憶を保存する場所も少なくなるし、普段思い返すことのない古い情報は埋もれて取り出しにくくなる」。 「だから、新しいことがなかなか覚えられなかったり、普段使わない記憶がすぐに引き出しにくかったりするのは記憶の量が増えてくると当たり前のこと」と岩立教授は説明する。大して使いもしない

    脳を使うだけでは老化が加速! 若く保つには「何もしない時間」が重要