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Scienceに関するprisoneronthewaterのブックマーク (719)

  • 書評 「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた 「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る 作者:グレゴリー・J・グバーダイヤモンド社Amazon 書は物理学者であるグレゴリー・グバーが「ネコひねり問題」について語ったになる.「ネコひねり問題」というのは,「ネコは逆さ向けにして落とされても空中でうまく身体をひねって脚から着地するが,物理学的に考えてみて,なぜ,どのようにしてそのようなことができるのか」という問題だ.書店でこのを見かけて最初に感じたのは,ネコは頭からひねってその後身体全体の向きを変えることができるが,それだけの問題をどうやったら一冊のにまで膨らませることができるのだろうかということだ.そしてそれに興味を引かれて購入して読んでみたものだが,この「ネコひねり問題」には何重にも絡まる謎があって,どうしてなかなか奥深く面白い.原題は「Falling Felin

    書評 「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 異性への関心を失った男性は死亡リスクが70%上昇

    異性に対する関心を失った男性はその後の死亡リスクが上昇することが、日人の中高年を対象とした研究(*1)で分かりました。 40歳以上の日人2万人を追跡 性への関心は、パートナーとの性的な関係および性機能の維持に欠かせません。また、性への関心を維持しているかどうかが、健康状態や生活の質が良好かどうかの指標となることが明らかになっています。世界的に人口の高齢化が進む中で、高齢者のセクシュアリティーに関する研究は増加していますが、セクシュアリティーと寿命の関係については、ほとんど検討されていませんでした。 そこで山形大学の櫻田香氏らは、山形県在住の40歳以上の人々を対象とする前向き研究を行って、異性に対する関心を失うことがその後の死亡リスクに及ぼす影響を検討しました。 山形県で2009~2015年に、年1回の健康診断に参加した40歳以上の2万969人(男性が8558人、女性は1万2411人)を

    異性への関心を失った男性は死亡リスクが70%上昇
  • 年を取るとなぜ朝早く目が覚めるのか?

    朝スッキリと目が覚めない。目が覚めても疲労感が残っている。夜眠ろうとしてもなかなか寝付けない。夜中にトイレで目が覚めてしまう――。睡眠に関する悩みを持つ人は多いが、睡眠の科学研究が進めば、こうした悩みも解決する日が来るかもしれない。今回は、睡眠学のエキスパートである秋田大学大学院教授の三島和夫氏に、加齢によってどのように睡眠に変化が起こるのかを解説していただこう。 昔から「高齢者は朝が早い」ことがよく知られている。 夜が明ける前に目が覚めて、そのまま眠れなくなってしまう人も珍しくない。また、トイレなどで夜中に何回も目を覚ますようになり、「朝までぐっすり眠る」ことは難しくなってくる。 若いときはあんなに早起きがつらかったのに、加齢によってなぜこのような変化が起こるのだろうか。それ以外にも、眠りが浅いように感じたり、夜早くに眠くなったりと、年を取ると睡眠が変化してくる。 できれば、朝までぐっす

    年を取るとなぜ朝早く目が覚めるのか?
  • コロナ陰性でも少なくない“後遺症” 社会不安が関係?

    新型コロナウイルス感染症を発症した後に経験するさまざまな心身の不調は「コロナ後遺症」と呼ばれます。しかし、検査でコロナ陰性だった人でも体調不良が持続するケースが少なくないことが、米国の研究(*1)で明らかになりました。コロナに似た症状を発症してから3カ月後にも「中等度から重度の体調不良が持続している」と報告した患者の割合は、コロナ陽性患者の39.6%、陰性患者の53.5%に上りました。 陽性者と陰性者1000人の症状を追跡 新型コロナウイルス感染症にかかると、約半数が後遺症を経験するとも報告されています。後遺症の症状は多岐にわたり、疲労感、認知機能障害をはじめ、あらゆる臓器系の不調が申告されています。コロナ後遺症はその後の健康状態に影響を及ぼす可能性があるため、正確かつ詳細な情報が必要です。しかしこれまでのところ、生活の質への影響を分析していた研究はほとんどありませんでした。 また、パンデ

    コロナ陰性でも少なくない“後遺症” 社会不安が関係?
  • 寝たきり予防には「ビタミンD」が効く? 不足すると筋力低下が加速

    栄養についての基を勉強し直すこの連載。第3回は、前回に引き続きビタミンDを徹底解説していきます。骨を強く保ち、感染症やがんの罹患リスクとの関連で今、世界で注目を集めるビタミンDのさらなる役割とは? 全身の臓器で使われるというビタミンD。骨を強く保つ働きだけでなく、近年では感染症やがんを防ぐ免疫調整機能で注目を集めてきた。さらに、今研究が進められているのが、寝たきり予防につながる、筋肉におけるビタミンDの働きだ。 高齢になるにつれ体力が低下するのは仕方のないことだが、その低下スピードにはどうやら個人差があるようだ。その背景には活動量や意欲の低下を含めた心身の衰え「フレイル」があり、身体的には筋力低下の影響が大きい。 そこで、国立長寿医療研究センター運動器疾患研究部副部長の細山徹さんらは、名古屋大学医学部の研究チームとともに、加齢に伴い筋肉の量や強さ(筋力)が低下するサルコペニアがどのように

    寝たきり予防には「ビタミンD」が効く? 不足すると筋力低下が加速
  • 不足すると早死にする? がんやコロナにも関係する大注目の「ビタミンD」

    事はカラダを作る源。健康で長生きするためには、カラダに必要な栄養成分を事できちんと摂取することが大切です。しかし、どの成分をどれだけとる必要があるのか、どうやってとるべきなのか、不足するとなぜ良くないのか――そんな栄養についての基を勉強し直すこの連載。第2回は、骨を強く保ち、感染症やがんの罹患リスクとの関連で今、世界中の注目を集めるビタミンDを取り上げます。 ビタミンDは、脂溶性のビタミンの一種。自然界に存在するビタミンDには、主にマイタケやキクラゲなどのキノコ類に含まれるビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と、魚肉や魚介類の肝臓などに多く含まれるビタミンD3(コレカルシフェロール)が存在する。昭和の時代に学校や保育園などで配布されていた肝油ドロップは、サメの肝臓に含まれるビタミンAやDを子どもに補給させ、健康な成長を促すためのものだったということをご存じの方もいるだろう。 興味深

    不足すると早死にする? がんやコロナにも関係する大注目の「ビタミンD」
  • 超長寿者「長生きの秘訣」 しっかり食べて運動! 遺伝的影響は大きくない

    第2回 フレイル予防、慢性炎症対策、運動… 長生きのために今できること 2023/2/24 荒川直樹=科学ライター 人生100年時代と言われるようになって久しい。実際100歳以上生きる人が年々増加の一途をたどっており、2022年は9万人を超えた。しかし、誰もが100歳まで生きられるわけではない。長寿を実現できる人とそうでない人の違いはどこにあるのか。 慶應義塾大学医学部 百寿総合研究センターでは、百寿者(100~104歳)、超百寿者(105~109歳)、スーパーセンチナリアン(110歳以上)の追跡調査を行っており、ここから元気で長生きな「健康長寿の超エリート」の特徴が見えてきた。私たちが健康長寿を実現するための生活提案も生まれており、それは健康にいい事のとり方から運動習慣、長生きしやすい性格など幅広い領域にわたっている。私たちが今取り組める対策を同センターの新井康通教授に聞いていく。

    超長寿者「長生きの秘訣」 しっかり食べて運動! 遺伝的影響は大きくない
  • 「かかと落としは血糖値を下げる?」「年をとったら血糖値は高めがいい?」名医が回答!

    「健康Q&A」では、医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。 2023年2月の回答者は、糖尿病や血糖値に詳しい順天堂大学大学院医学研究科代謝内分泌内科学教授の綿田裕孝先生です。 順天堂大学大学院医学研究科 代謝内分泌内科学教授・綿田裕孝先生Q&A Q 1 毎年少しずつ血糖値が上がっていて基準値を超えそうです←今回 Q 2 血糖値が少し高いほうが認知症になりにくいのですか?←今回 Q 3 正常範囲なら血糖値は低いほど良い?←今回 Q 4 後のかかと落とし運動は血糖値を下げますか←今回 Q 5 筋トレをしても血糖値が下がらない←今回 Q 6 血糖値改善には、事と運動のどちらが大切ですか←今回 Q 7 生活改善に限界を感じるが主治医が薬を処方してくれない(後編) Q 8 ご飯を減らすとおかずが増えて、塩分のとり

    「かかと落としは血糖値を下げる?」「年をとったら血糖値は高めがいい?」名医が回答!
  • 健康長寿の「超エリート」から見えてきた「長生き3つのカギ」

    第1回 心臓、腎臓などの主要臓器の老化がヒトの寿命に大きな影響 2023/2/21 荒川直樹=科学ライター 「人生100年」時代が訪れようとしている日。しかし、100歳まで生きても、ずっと元気に自立した生活を送り、ピンピンコロリを実現できるとは限らない。大切なのは「健康寿命」を延ばすことだが、そのヒントが「健康長寿の超エリート」である百寿者(100~104歳)、超百寿者(105~109歳)、スーパーセンチナリアン(110歳以上)の研究から見えてきた。大切なのは心臓・腎臓などの臓器が健康で、認知機能を保ち、フレイル(心身の衰え)を予防すること。その実現をもたらす生活改善を提案できる研究成果も登場している。百寿者研究の最前線を紹介するとともに「長生きのカギ」となる心構えを紹介しよう。

    健康長寿の「超エリート」から見えてきた「長生き3つのカギ」
  • ビタミンD不足は死亡リスクの上昇をもたらす

    ビタミンDの血中濃度と死亡の間には因果関係があり、ビタミンD不足は死亡リスクの上昇をもたらすことが、オーストラリアの研究者らが行った、遺伝情報を利用した新しい分析(*1)によって明らかになりました。ビタミンDの血中濃度が50nmol/L(20ng/mL)未満の人、特に25nmol/L(10ng/mL)未満の人では、死亡リスクが非常に高くなっていました。 ビタミンD不足と死亡の因果関係は? 無作為化試験には壁 ビタミンDは骨の健康や免疫機能の調節にかかわる栄養素で、事から摂取したカルシウムの吸収率を高め、血液中のカルシウム濃度を一定に保つなどの作用があります。 ビタミンD不足がさまざまな病気に関係すること、さらには死亡とも関係することを示した研究はこれまでにも複数ありました。しかし、重症のビタミンD欠乏症患者を対象に無作為化試験を行って、ビタミンDを投与するグループとそうでないグループに割

    ビタミンD不足は死亡リスクの上昇をもたらす
  • しっかり寝ることが脳の老化を防ぐ近道! 脳の掃除係グリア細胞は睡眠時に働く

    <健康な脳のつくり方(3)グリア細胞の活性化> 脳の寿命を決めるグリア細胞 記憶の定着、掃除役を一手に担う 第1回では、一生懸命問題を解いたり、記憶しようとするだけでなく、ときにはぼーっとすることがまんべんなく脳を活性化し、記憶の整理や再編、新しい記憶を作るのに役立つことを紹介した。「いろいろな部位の活性化が大事」というのは脳細胞にも当てはまる話だ。 脳細胞というとニューロンがよく知られている。ニューロンは、新しい情報から記憶を作り、それを伝達して長期記憶として保存する、いわばコンピューターとその通信網のような働きをする細胞だ。だが、「実はニューロンは脳細胞の2割程度で、残り約8割はグリアと呼ばれる細胞が占める。そして脳を若く保つには、ニューロンだけでなく、グリア細胞の働きが非常に重要」と千葉大学脳神経外科学の岩立康男教授は話す。 このグリア細胞、アインシュタインの脳では一般の人より2倍ほ

    しっかり寝ることが脳の老化を防ぐ近道! 脳の掃除係グリア細胞は睡眠時に働く
  • かなりつらいドライアイも改善 目の油不足に効く最新治療法とは

    上下のまぶたの縁に並んでいるマイボーム腺から分泌される油の膜が、目を乾燥から守っている。ドライアイは、涙の水分が足りないタイプより、この油が足りないタイプの方がずっと多いという論文が発表されてから10年。効果の高いセルフケアが紹介されるとともに、油の分泌を促す治療法が登場している。「1時間ごとに目薬を差す」「パソコン作業が続けられない」といったつらい症状の人にも高い効果が認められる最新治療が「アジスロマイシン点眼液」と「ドライアイIPL光線療法」だ。治療を詳しく紹介するとともに、患者の素朴な疑問に専門医が答える。 ドライアイの新たな治療法が次々と登場 目の表面の透明なレンズである角膜の表面は、涙腺から分泌される涙で潤されているが、さらにその表面はマイボーム腺から分泌される油膜に覆われ、この油膜が目を乾燥から守っている。さまざまな原因でマイボーム腺の出口(開口部)で油が固まってしまったり、睫

    かなりつらいドライアイも改善 目の油不足に効く最新治療法とは
  • ドライアイは「水不足」より「油不足」 10年間で様変わりした治療

    「パソコン作業をしていると目が乾く」「ゴロゴロする」「1時間おきに目薬が必要」……。日人の3人に1人が持っているドライアイ。症状の原因について多くの人は「涙の水分が足りないのでは」と考えているかもしれない。しかし、実は10年も前にドライアイについての常識は変わっている。水分の不足より、目の表面を覆って水分の蒸発を防ぐ油を分泌する働きが低下する「マイボーム腺機能不全(MGD)」がドライアイ発症のより重要なメカニズムであることが分かり、マイボーム腺の働きを改善する新たな医療やセルフケアの方法が次々と登場した。さらに今年2月10日には「マイボーム腺機能不全診療ガイドライン」が発表され、新しいドライアイ治療を誰もが受けられる環境が整ってきた。 まぶたの先から「目を乾燥から守る油」が分泌される 目の働きを守るために「涙」は欠かせない。目の表面で透明なレンズの役割を果たす角膜を乾燥から守るとともに酸

    ドライアイは「水不足」より「油不足」 10年間で様変わりした治療
  • 「究極のストレッチ」で全身くまなく伸ばす!猫背、肩凝りも解消

    第3回 肩凝り改善、五十肩予防にいい 「アームラインストレッチ」も紹介 2023/2/14 柳操=ライター なかなか改善しない、しつこい「凝り」や「痛み」に、筋膜を含む皮下組織「ファシア」からアプローチする体操を考案し、治療現場で積極的に取り入れている北里大学大学院の整形外科医、高平尚伸氏。全身のなめらかな動きを支える筋膜ストレッチを紹介する特集第3回では、背や、背から生じるしつこい痛みや凝りに特に効果的で、気持ち良さもピカイチの“究極のストレッチ”、「壁際ストレッチ」を伝授していただく。さらに、併せて行いたい「壁際スクワット」と、肩凝り改善にお勧めの「アームラインストレッチ」についても解説する。

    「究極のストレッチ」で全身くまなく伸ばす!猫背、肩凝りも解消
  • 脳を使うだけでは老化が加速! 若く保つには「何もしない時間」が重要

    <健康な脳のつくり方(1)脳をバランスよく使う> 何も考えない時間をつくろう 知っていたはずの漢字や人の名前がなかなか出てこなかったり、記憶力の低下を実感すると不安になるもの。千葉大学脳神経外科学の岩立康男教授は「歳を重ねると少しずつ脳の細胞は減っていくので、確かに情報を処理する能力や記憶できる総量は減る」という。 ただし、もの忘れすべてが脳細胞の減少によるものではないという。「記憶というのはどんどん上書きされるものではなく、新たに入ってきた情報は新しい記憶として保存される。長く生きれば膨大な量の記憶が保存されるので記憶を保存する場所も少なくなるし、普段思い返すことのない古い情報は埋もれて取り出しにくくなる」。 「だから、新しいことがなかなか覚えられなかったり、普段使わない記憶がすぐに引き出しにくかったりするのは記憶の量が増えてくると当たり前のこと」と岩立教授は説明する。大して使いもしない

    脳を使うだけでは老化が加速! 若く保つには「何もしない時間」が重要
  • 7時間寝ても「3時間しか寝ていない」 睡眠誤認はなぜ起きる?

    朝スッキリと目が覚めない。目が覚めても疲労感が残っている。夜眠ろうとしてもなかなか寝付けない。夜中にトイレに目が覚めてしまう――。睡眠に関する悩みを持つ人は多いが、睡眠の科学研究が進めば、こうした悩みも解決する日が来るかもしれない。睡眠研究の世界的権威であり、筑波大学教授の柳沢正史氏に、最新のテクノロジー睡眠を分析したり、快眠をサポートする「スリープテック」の可能性について解説してもらおう。 寝付きが悪い、深夜に目が覚める、朝起きたときにぐっすり眠った感じがしない、など睡眠に関する悩みを持つ人は多い。最新技術によって睡眠を改善する「スリープテック」は、こうした悩みをどれほど解決できるだろうか(写真はイメージ=PIXTA) 先進国の中でも、日人の睡眠時間が短いことはよく知られている。経済協力開発機構(OECD)の2021年の報告によると、日人の平均睡眠時間は7時間22分で、加盟30カ国

    7時間寝ても「3時間しか寝ていない」 睡眠誤認はなぜ起きる?
  • 肩凝り、腰痛、股関節痛… 不調別に4つのラインを攻める「筋膜ストレッチ」

    骨の変形や骨折のようなはっきりとした原因は特定できないけれど、慢性的な「凝り」や「痛み」でつらい……。このような「原因不明の痛み・凝り」の一要因として、「ファシア」という、筋膜を含む皮下組織の存在が注目を浴びている。背姿勢や精神的ストレスによる縮こまった姿勢は「ファシア」の柔軟性を失わせ、凝りや痛みの原因になる。第2回では、全身に連なるファシアの「ライン」にアプローチすることによって不調を解決する「筋膜ケア」の具体的な方法について、北里大学大学院教授で整形外科医の高平尚伸氏に聞いていく。「ハイドロリリース」などファシアに注目した新治療法も紹介する。

    肩凝り、腰痛、股関節痛… 不調別に4つのラインを攻める「筋膜ストレッチ」
  • 日本人の腸内細菌を分析すると5タイプに! 疾患や食事の傾向までわかる?

    消化器内科医で、腸内細菌や抗加齢医学に詳しい京都府立医科大学の内藤裕二教授に、腸内細菌について教えていただく連載。前回は、日人の腸内細菌叢の特徴や、腸内細菌に影響を与える要因について解説していただきました。今回は日人の腸内細菌の分析結果から見えてきた「5つの腸内細菌タイプ」、そして腸年齢の調べ方について詳しく聞いていきましょう。 前回は、日人の腸内細菌叢の特徴について解説した。日人の腸内細菌叢は、世界的に見て非常に特殊。ビフィズス菌は日人の腸には多いが、欧米の人の腸にはほとんどいない。また、日人は海苔やワカメに含まれる多糖の分解酵素を持っているなど他の国の人には見られない特徴がある。 腸内細菌に影響を与える要因についても研究が進んでいる。日人の腸内細菌は薬剤による影響を強く受けていることが明らかになっている。また、事も腸内細菌に影響する。例えば、動物性たんぱく質を多く

    日本人の腸内細菌を分析すると5タイプに! 疾患や食事の傾向までわかる?
  • 日本人の腸内細菌は特殊!? 薬剤の影響を強く受けていることも明らかに

    消化器内科医で、腸内細菌や抗加齢医学に詳しい京都府立医科大学の内藤裕二教授に、腸内細菌について教えていただく連載。今回のテーマは、「日人の腸内細菌の特性」について。実は日人の腸内細菌叢は、世界的に見て非常に特殊なのだそうです。いったいどんな特性があるのでしょうか。そして腸内細菌叢に影響を与える要因とは? 最新研究からわかってきた特性を解説していただきます。 日人の腸内細菌は非常に特殊だった 腸内細菌叢(フローラ)は人によって異なり、指紋のようにまったく同じ腸内細菌叢を持つ人は存在しないという。「腸内細菌は『生まれたときに母親から子どもに贈られるギフト』ともいわれますが、あくまで母親からもらった腸内細菌はベースでしかありません。その後の環境要因や事などの影響を受けて個人特有のバランスができ上がります」と京都府立医科大学教授の内藤裕二さんは説明する。 ただし個人差があるといっても大き

    日本人の腸内細菌は特殊!? 薬剤の影響を強く受けていることも明らかに
  • 医師直伝「筋膜ケア」 しつこい凝りや痛み…原因不明の不調を解消!

    首や肩が慢性的に凝り、ときに痛みを感じる。整形外科で診てもらったが、異常なしと言われた…。そうした原因不明の「凝り」や「痛み」の背景に、「筋膜」を含む皮下組織の不具合があることが分かってきた。この皮下組織の名は「ファシア」。聞き慣れない言葉だが、ファシアをストレッチによってほぐすことで、つらい凝りや痛みの予防、改善が可能だという。この特集では、ファシアの存在にいち早く着目し、治療現場に取り入れてきた北里大学大学院の整形外科医、高平尚伸氏に、ファシアの重要性、そして、一度やるだけでその気持ちよさにハマる人も多い、ファシアをほぐすメソッド=筋膜ケアについて聞いていく。

    医師直伝「筋膜ケア」 しつこい凝りや痛み…原因不明の不調を解消!