「巨怪伝」は、読売中興の祖として知られる正力松太郎の人生をつづった書籍です。 いしたにさんがブログで紹介していたのを読んで気になっていたのもあり、購入してみました。 読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。 竹鶴政孝や、吉田秀雄のストーリーも非常に刺激的だったのですが、正力松太郎のストーリーは正直予想を上回る衝撃でした。 なにしろ、正力松太郎はプロ野球の父であり、テレビ放送の父であり、原子力の父。さらにはJリーグの父でもあり、プロゴルフの火付け役でもあり、新聞業界にも大きな影響を与えた人物。 普通なら1つ1つのストーリーだけでも一冊の本になりそうなものなのに、それが一人の人物を中心に動いていたというのだから、すさまじい話です。 もちろん、これらの全ての偉業は正力松太郎一人の力ではなく、彼を取り囲む、もしくは巻き込まれた多くの努力や才能によって成し遂げられているわ