日本人にとって個人とは人権ではなく干渉されない自由な環境 日本人は明治以降、市民革命を経ずに資本主義化をここまで進めてきました。産業化、貨幣社会化を重視してここまで来ました。日本人が民主主義より、自由主義を重視する傾向は明治以降の歴史的な背景もありますが、やはり島国という閉じた地理的条件からくるハイコンテクストな環境の影響が大きいでしょう。 日本は民主主義国家ではありますが、日本人は人権的な平等について真剣に吟味したことがありません。だから日本人にとって個人とは、基本的人権として尊重しあう存在であるより、経済的な豊かさにより他者に干渉されない自由な存在を意味します。 だから日本人は個人と集団は対立しません。日本人の中では集団主義的な行為と、個人主義的な自由は自然に共存します。ともにイデオロギーはなくただコンテクストによる慣習だからです。 日本人にとって集団は環境であり習慣です。ある状況にな
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