京都大学オープンコースウェア(OCW)では、本学で行っている授業や公開講座、国際シンポジウムなどの動画等を広く公開し、6,000件を超えるコンテンツを学内外の多くの方々にご利用いただいています。このOCWは、全学的な事業として、これまで高等教育研究開発推進センターにおいて運用してきましたが、同センター廃止後の本年10月以降も、公開されてきたコンテンツは維持することとしています。 そしてこのたび、OCWをより質の高いものとして系統的かつ積極的に発信していくため、「今後の京都大学オープンコースウェアに関するタスクフォース」を設置し、年内に結論を出すことを目指して全学的検討を始めたところです。 本学としては、より多くの方々が大学の知的資産を利用しやすくなるような環境を再構築していきますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いします。 令和4年9月16日 京都大学
はじめに この4月から新学習指導要領でのカリキュラムが始まり、改定された教科書も公になりました。 TwitterなどのSNSでの教科書に対する反響を見て、割とIT産業界の方々も学校における情報分野の扱いに関心を持っていることを知りました。 そこで、数年間はそこそこ学校教育に近いところ(?)にいたので自分の中で知っている資料を雑多にまとめておこうと思い、この記事を書くことにしました。 まとめている情報はほとんど教員向けのものなので、教員という職業に興味がない人から見るとわかりにくいものも多いかもしれません。その点はご容赦ください。 一般企業で技術者として働いている方でも、これらの資料を見ることで、教える立場のことを考える良い機会になるかもしれません。 資料まとめ 高等学校共通科目「情報I」と「情報II」について無料でアクセスできる資料をまとめました。 資料名 概要 リンク
The Missing Semester of Your CS Education (日本語版) 大学の講義ではオペレーティングシステムから機械学習まで、 コンピュータサイエンスの様々な発展的トピックを学びます。 しかし、重要であるにも関わらず講義で教わることはめったになく、 したがって自分で学ばなければならないことがあります。 それは「コンピュータを操作するツールを習熟すること」です。 本講義では、コマンドライン操作をマスターすること、パワフルなテキストエディタを使いこなすこと、 バージョンコントロールの様々な機能に触れること、などなどを教えます! 学生は大学生活を過ごすうえでそういったツールを使うことに何百時間も費やします (その後のキャリア全体を考えれば何千時間も使うと言えるでしょう)。 よって、ツールを使う経験を可能な限り流暢で淀みない状態にしておくということは、 非常に有意義であ
情報処理学会 コンピュータと教育研究会第158回研究発表会(CE研)が開催されました(2月13日(土)・14日(日)@電気通信大学)。 大会第2日の14日には、電気通信大学企画セッションとして、東京大学の萩谷昌己先生と、大学入試センターの水野修治先生の招待講演(後援:電気通信大学・全国高等学校情報教育研究会)が行われました。 萩谷先生からは、日本学術会議より2020年9月に公表された報告「情報教育課程の設計指針―初等教育から高等教育まで」の全体像の紹介とともに、その中で特に高大接続において問うことが適切な知識や能力のご説明がありました。 また、水野先生からは、2025年に大学入学共通テストにおいて導入が検討される新科目「情報」の、導入案に至った経緯とその意味、昨年11月に大学・高等学校関係団体,関係学会に検討材材料として発出された「情報」試作問題(検討用イメージ)のねらいなどが紹介されまし
COMPUTER SCIENCE EDUCATION WEEK IS AN ANNUAL CALL TO ACTION TO INSPIRE K-12 STUDENTS TO LEARN COMPUTER SCIENCE, ADVOCATE FOR EQUITY, AND CELEBRATE THE CONTRIBUTIONS OF STUDENTS, TEACHERS, AND PARTNERS TO THE FIELD.
『Pythonではじめる数学の冒険 ―プログラミングで図解する代数、幾何学、三角関数』 Peter Farrell 著、鈴木 幸敏 訳 2020年11月16日発売予定 380ページ ISBN978-4-87311-930-4 定価3,300円(税込) 数学を8年間、コンピュータサイエンスを3年間教えたことのある著者が、自らの経験に基づき、これからの時代に必要な数学とプログラミングの能力を身につけてもらいたいと筆をとった意欲作。定義や命題から入る伝統的なアプローチではなく、プログラミングによる視覚的アプローチで直感的な理解を促します。数学の視点からプログラミングを眺め、また逆にプログラミングの視点から数学を眺めることで、退屈な計算問題は、さまざまな工夫が可能なプログラミングの課題になり、プログラミングの文法は、数学の問題を解く上での強力な武器となり、それぞれの新たな魅力に気づかされるきっかけ
はじめに 2020/8/12に発売されたImpractical Python Projects: Playful Programming Activities to Make You Smarterの日本語訳書である、「実用的でないPythonプログラミング」をひょんな事から献本していただく事になった。(訳者が同僚である) 実用的でないPythonプログラミング: 楽しくコードを書いて賢くなろう! 作者:ヴォーン,リー発売日: 2020/08/12メディア: 単行本 ありがちなプログラミング初学者向けの本から1段上がった中級者向けの良い本だと感じたので、当ブログでたまにやっている筆者、訳者に媚びを売るシリーズの一貫として、感想を記す。 書籍の概要 「実用的でないPythonプログラミング」は、想定する中級レベルのアルゴリズムの問題を例に取り、Pythonでの美しいコードの書き方や、コンピュ
本手引は、学習指導要領や同解説で示している小学校段階のプログラミング教育についての基本的な考え方などをわかりやすく解説し、教師がプログラミング教育に対して抱いている不安を解消し、安心して取り組めるようにすることをねらいとしており、小学校プログラミング教育導入の経緯、小学校プログラミング教育で育む力、プログラミング教育のねらいを実現するためのカリキュラム・マネジメントの重要性と取組例などについて解説するとともに、教育課程内における指導例や、企業・団体や地域等との連携の例などを掲載しています。 この手引を参照いただき、小学校段階のプログラミング教育の実施に向けての準備や実践等にお役立てください。 小学校プログラミング教育の手引(第三版) 文部科学省では、「小学校プログラミング教育の手引」を下記のとおり改訂し、第三版を作成いたしました。 本手引を参照いただき、小学校段階のプログラミング教育の実施
「改正著作権法第35条運用指針策定に関する論点整理」の公表について 2020年1月 著作物の教育利用に関する関係者フォーラム 改正著作権法(2018年5月公布)に基づく「授業目的公衆送信補償金制度」のスタートを前に、教育関係者、有識者、権利者で構成する「著作物の教育利用に関する関係者フォーラム」はこのたび、教育現場での著作物の円滑な利用に必要な運用指針の基本となる「論点整理」をまとめました。 改正著作権法で新設された「授業目的公衆送信補償金制度」は、学校など教育機関の授業で、著作物の公衆送信を著作権者の許諾を得ることなく行えるようにするかわりに、教育機関の設置者が著作権者に補償金を支払う制度です。教育のICT化が進む中で著作物の円滑な利活用を促し、教育の質の向上を図ることが目的です。一方、補償金の支払いによって、著作権者の権利、著作物の創造のサイクルにも配慮しています。 改正法公布から3年
東京大学大学院の開(ひらき)一夫教授らは27日、授業中の生徒の脳状態をリアルタイムに色で表すことで、学習指導に役立てるシステムの実証実験を公開した。三浦学苑高等学校(神奈川県横須賀市)の生徒24人と教師が協力。脳の働きを計測する装置を頭部につけて現代社会の授業を行った。 同システムは、授業中の生徒と教師の脳の活動を調べるため、携帯型の脳活動計測装置(fNIRS)を頭に付ける。教師のパソコンに無線で計測データが送られる仕組みで、生徒が課題に取り組む際の脳活動をパソコン画面に表示する。平静状態を青、脳活動が活発な状態は赤で表示される。最大40人を同時計測できる。 当日の授業では、教師が「国民主権とは何か」と質問を投げかけると、生徒が一斉に答えを紙に書き始め、脳の状態が活発になる様子をパソコン上で確認できた。 開教授は「先生が各生徒の脳活動をリアルタイムで見ることで、授業のやり方を工夫できる。今
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