ハーバード大学のサンデル教授の倫理学の授業を紹介する番組*1が評判になっている。番組では、「究極の選択」を学生につきつけ、そこから合理的判断を導くように議論させる方式の授業が放映されているようだ。私は、番組自体は実際に視聴していないが、こうしたワークショップ形式の授業を受けたことがある。 id:x0123456789さんが、こうした形式での倫理学を批判している。 「究極の選択は倫理的行為なのか」 http://d.hatena.ne.jp/x0123456789/20100425/1272180857 私もまた、こうした倫理学には批判的ではあるが、x0123456789さんと同じ考えではない。私は、極限状態における倫理を問うてきたし、これからも問うていくだろう。ただ、サンデル教授のような倫理学との違いは、繰り返し「私たちは、その現場にはいない」ということを強調することだ。 x0123456