読売新聞社が27日、投票所で実施した大阪府知事選・大阪市長選の出口調査によると、市長選では、回答者の3割以上に上る無党派層(支持政党がない層)のうちの6割以上が橋下徹氏に投票した。 民主、自民両党府連は平松邦夫氏を支援したが、民主支持層の5割、自民支持層の6割が橋下氏に投票しており、橋下氏の圧倒的な強さとともに、既成政党の影響力の弱さが浮き彫りになった。 2007年の前回市長選で平松氏に投票した人のうち、今回も平松氏に投票したのは51%にとどまり、48%は橋下氏に投票した。1期4年の実績を訴え、橋下氏や大阪維新の会への対抗姿勢を打ち出して選挙を戦った平松氏だが、支持を伸ばせなかった。 知事選でも、無党派層の6割、民主・自民支持層の5割が松井氏に投票。市長選で橋下氏に投票した人の8割以上が知事選では松井氏に投票しており、両氏が二人三脚で支持を訴えた戦略が功を奏した形だ。 最大の争点となった「