次の論文のなかにあった小ネタを紹介します。 Title: POSITIVE TOPOLOGICAL QUANTUM FIELD THEORIES Author: MARKUS BANAGL URL: http://www.mathi.uni-heidelberg.de/~banagl/pdfdocs/postft.pdf 簡単な話ですが、「ヘーッ」と目から鱗でした。 [追記]以下、半環と環の話になってますが、掛け算を使ってないので可換モノイドと可換群としても通用します。[/追記] 半環については昨日の記事でも紹介しました。足し算と掛け算が自由にできるが、引き算は要求しないような代数系です。別な言い方をすると、aに対して-a(マイナス)が必ずしも存在しなくていいのが半環です。-aの存在を要求すれば環となります。 自然数(非負整数)の全体Nは半環、整数の全体Zは環です。 過去の記事「可算な総和