【モスクワ=原誠司】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は十日、スイス・ローザンヌで記者会見し、来年二月にロシア南部ソチで開かれる冬季五輪の期間中、さまざまな意見表明ができる「抗議専用区域」がソチ市内に設けられると明らかにした。ロイター通信によると、バッハ氏は「意見表明したい人のための区域が設けられるのを歓迎する」と述べた。 ロシアでは今年六月、公的な場所での同性愛の宣伝を禁止する法律ができ、欧米から批判が相次いでいる。欧州連合(EU)のレディング欧州委員会副委員長が「少数派が現状の扱いを受ける限り、ソチには行かない」とツイッターで発言した。米プロバスケットボールNBAのジェーソン・コリンズ元選手は「抑圧を(ロシアに)やめさせるよう国際社会の圧力を」と呼び掛けた。女子テニスのマルチナ・ナブラチロワさんは、同性愛者の権利擁護を主張した選手が、五輪期間後に安全を確保されるか憂慮した。
ナブラチロワさんがロシアを批判“IOCは抑圧見ぬふり”
ニューデリー(CNN) インド最高裁は11日、同性同士の性交渉を違法とする判断を下した。 インドでは植民地時代からの刑法によって「自然の秩序に反する性的行為」が禁じられ、同性愛行為は犯罪とされてきた。この条項に対して同国の非営利団体(NPO)が2001年にインド憲法に定められた人権の侵害に当たるとして訴訟を起こした。 ニューデリー高裁は09年、NPO側の主張を認め、同性愛行為を犯罪とみなさないと判断。キリスト教、ヒンズー教、イスラム教の団体がこの判断を不服とし、最高裁に上訴していた。インド政府は高裁との間に意見の相違はないとして、上訴には加わっていなかった。 最高裁はニューデリー高裁の判断を覆したうえで、この条項を削除するかどうかは議会が決めることだと述べた。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは同日、最高裁の判断によりインドの自由は数年間後退したとして「失望」を表明した。
性同一性障害で性別を女性から男性に変更した兵庫県宍粟(しそう)市の夫(31)とその妻(31)が、精子提供で出産した男児(4つ)の父親を夫と認めるよう求めた審判で、最高裁第三小法廷(大谷剛彦裁判長)は夫妻の申し立てを退けた一、二審の判断を破棄し、夫を父親と認める決定を出した。 性同一性障害をめぐる初判断で、決定は十日付。民法は、妻が婚姻中に懐妊した子を「夫の子と推定する」と規定しており、性別変更した夫の子にも及ぶかが争点だった。 決定は、性同一性障害者が自ら望む性別を選べるようになった二〇〇四年施行の性同一性障害特例法を踏まえ、「男性に性別変更した者は夫として結婚できるだけでなく、婚姻中に妻が懐妊した子についても民法の規定により、血縁関係がなくても男性の子と推定されるべきだ」との判断を示した。戸籍の「父」の欄に夫の名前が記載される。
時には繁忙期であっても、社外研修への出張を認めている。北九州市の衛生陶器製造「TOTO」が技術者に投資するのはメーカーとして当然のこと。性別も、もちろん子育て中かどうかも関係ない。 《国内初の水洗便器やユニットバスの提案、温水洗浄便座ウォシュレットの大ヒット…。衛生陶器で国内6割のシェアを占めるまでに成長したTOTOを、社員の約3割を占める技術者が引っ張ってきた。近年は女性の活躍も目立っている》 衛陶開発第一グループの斎藤陽香さん(28)もその一人。高機能トイレ「ネオレスト」シリーズでは節水技術を担当してきた。昨年2月には3分の1の水で済む新製品が発売され、その開発グループで中核を担った。 先輩たちから手ほどきを受けるOJT(日常業務を通じての教育)、開発者を集めた集合研修、社内LANを使った教育システム…。2009年の入社以来、充実した研修制度で力を付けてきた。独身で、結婚や出産がちらつ
時にはお茶を飲みながら1時間を超えることもあるという。福岡市の辛子めんたいこ製造販売「ふくや」で、出産を控えた社員へのヒアリングはアットホームな雰囲気の中で行われる。育児休業から復帰する前後、さらに子育て中も同様だ。 《ふくやは福岡県内を中心に約40店舗を構え、パートも含め約600人の従業員を抱える中堅企業。全国的には出産後も働く女性が4割に満たない中(グラフ参照)、200人以上いる正社員に限ると9割近くが復職している。その鍵を握るのがヒアリングだ》 4年前に第1子を出産した元満千鶴さん(41)も、育休から復職にあたって会社側と十分に話し合った。 出産までは販売の最前線を担う店舗勤務が長かった。接客ノウハウは社内トップクラスで店長も任されていた。その分、店頭の大変さも身に染みていた。限られた人数でシフトを回さなければならない中、もしも子どもが急に熱を出したりしたら、迷惑がかかるのではないか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く