米Appleは2月10日(現地時間)、「iOS 15.3.1」「iPad OS 15.3.1」「watchOS 8.4.2」「macOS Monterey 12.2.1」、MacOSの「Safari 15.3(v.16612.4.9.1.8および15612.4.9.1.8)」をリリースした。watchOS以外はいずれも、「悪用された可能性があるという報告」のあるWebKit関連のゼロデイ脆弱性の修正を含む。 本稿ではiOSのアップデートについて紹介する。 修正される脆弱性はWebKitの「CVE-2022-22620」1件。この脆弱性が悪用されると、攻撃者はiPhoneで任意のコードを実行できるようになる。影響を受けるiPhoneとiPadのモデルの範囲はかなり広く、iPhone 6s以降、iPad Pro(全モデル)、iPad Air 2以降、iPad 5世代以降、iPad mini 4