兵庫県の斎藤元彦知事らに「違法行為があった」とする告発文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題などを受け、片山安孝副知事が12日、斎藤知事に辞表を提出した。片山氏は「県政の混乱と停滞が続き、副知事として責任を取る必要がある」と理由を語った。これを受け、斎藤知事も会見し「道は険しいかもしれないが、県政を前に進めるのが私の責任だ」と述べ、改めて自身の辞職を否定した。 片山氏は6月上旬以降、5回にわたって知事に辞職を進言してきたと明かした。直近で前日の11日にも「一緒に退職する考えはありませんか」と提案し、斎藤知事からは「選挙で県民の負託を受けた身であり、任期を全うして頑張りたい」との返答があったという。 片山氏は「政治家の出処進退は本人が判断するもの。知事の判断は尊重したい」とした一方で、「この混乱を招いた責任は、誰かが取らないといけないと考えた」とし、責任の取り方に対する考