平田さんが開発した「タナミル」。5台のワイヤレスカメラを稼働し、店内の本棚を24時間リアルタイム配信。客が新たな本と出会う体験をオンライン化 日本初の無人キャッシュレス書店「ふうせんかずら」(奈良県奈良市)で、3月1日から店員も客もいない究極の無人化サービス「タナミル」が開始。そのあまりにも斬新なサービスに、スタート前から話題になっている。 「タナミル」は、5台のワイヤレスカメラを稼働し、店内の本棚を24時間リアルタイム配信するシステム。カメラは、人が実際に歩くスピードで棚の本を順に映し出し、詳細が画面下のテロップで紹介されるので、気になる商品をキープ後に購入する流れだ。これまでのネット通販とは異なり、実際に本屋を訪れたような感覚をオンラインで体験できる。 そんな驚きのアイデアを生み出したのが奈良在住で「有限会社ならがよい」代表の平田幸一さん。2015年に他人との接触が無いプライベート映画