【読売新聞】 埼玉県三芳町で2017年、オフィス用品通販大手「アスクル」(東京)の物流倉庫が燃えた火災は、倉庫内での段ボール回収作業が原因だったとして、アスクルが回収業者「宮崎」(愛知)に約101億円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判
埼玉県三芳町で2017年に起きた事務用品通販大手「アスクル」(東京)の倉庫火災で、火災の原因は段ボールの回収業者によるフォークリフト作業だったとして、アスクルが業者に約101億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁(平城恭子裁判長)であった。判決は業者の過失が原因と認め、約51億円の賠償を命じた。 【写真】焼けたアスクル倉庫の内部(2017年)。鎮火までに12日余りかかった 賠償命令を受けたのは、愛知県清須市の「宮崎」。アスクルから段ボールなどの再生資源を購入する契約を結び、従業員が倉庫で作業していた。火災は17年2月16日に発生し、鎮火までに12日余りかかった。 判決によると、宮崎の従業員が、段ボールが1・5~3メートル積み上がった部屋で、作業スペースをつくるためにフォークリフトの前進・後退を繰り返していたところ、段ボールなどがフォークリフトのエンジン部分に入り、高温の排気管に
アスクル物流センター火災で古紙回収業者に約51億円の賠償命令 2023/05/01 訴訟対応, 契約法務, 民法・商法, 民事訴訟法 はじめに オフィス向けの事務用品を中心に通信販売を行うアスクル株式会社。その物流センターで2017年に火災が発生しました。アスクル側は、火災の原因は、当時出入りしていた古紙回収業者、株式会社宮崎(愛知県清須市)の従業員による不適切なフォークリフトの使用にあると主張。2020年8月6日、約101億円の損害賠償を求め、東京地方裁判所に提訴していました。4月26日、東京地裁は、株式会社宮崎側の過失を認定、約51億円の損害賠償を命じました。 火災の経緯 問題となった倉庫火災は、2017年2月16日の午前9時ごろに出火。そこから鎮火まで2週間近くを要する非常に大規模な火災となりました。出火したのはアスクルの倉庫「ASKUL Logi PARK 首都圏」で、報道など
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埼玉県三芳町で2017年に起きた事務用品通販大手「アスクル」(東京)の倉庫火災で、火災の原因は段ボールの回収業者によるフォークリフト作業だったとして、アスクルが業者に約101億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、東京地裁(平城恭子裁判長)であった。判決は業者の過失が原因と認め、約51億円の賠償… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!--
2017年2月16日に発生したアスクルの物流倉庫の大規模火災。この原因に関して段ボール回収をしていた愛知県の業者の作業が原因だったとして、アスクルが業者に約101億円の損害賠償を求めた訴訟が発生していた。この判決で東京地裁は26日、火災の原因は段ボールの回収業者によるフォークリフト作業だったと認定し約51億円の支払いを命じたと報じられている(産経新聞、朝日新聞)。 賠償命令を受けた愛知県の業者は、アスクルから段ボールなどの再生資源を購入する契約を結び、従業員が倉庫で作業していた。作業スペースをつくるためにフォークリフトの前進・後退を繰り返していたところ、段ボールなどがフォークリフトのエンジン部分に入り、高温の排気管に触れて着火したとしている。
2017年に埼玉県三芳町にある事務用品通販会社「アスクル」(東京都江東区)の大規模物流倉庫で発生した火災は資源回収業者の過失が原因だとして、アスクルが業者側に約101億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は26日、業者の「宮崎」(愛知県清須市)に約51億円の賠償を命じた。平城恭子裁判長は、宮崎の従業員が運転していたフォークリフトが車体に段ボールを巻き込み、出火したことが火災の原因と認定した。 判決によると、火災は17年2月16日午前9時ごろに発生。12日後に鎮火し、3階建ての倉庫(延べ約7万1800平方メートル)の約60%を焼損した。宮崎の従業員が段ボールが積まれた部屋でフォークリフトの前進と後退を繰り返したところ、床にあった段ボールが車体の隙間(すきま)に混入し、エンジンルームの排気管に接触して着火した。
2017年2月に埼玉県三芳町の物流倉庫で発生した火災をめぐり、通販会社「アスクル」(本社:東京都)は8月6日、取引先だった古紙回収業者「宮崎」(本社:愛知県)を相手取り、損害賠償約101億円の支払いを求めて、東京地裁に提訴した。 発表によると、アスクルは、所有する段ボールなど再生資源を宮崎に継続的に販売していた。宮崎の従業員が2017年2月、アスクルの倉庫で再生資源の回収運搬作業をおこなっている際、フォークリフトの不適切な使用などによって、火災を引き起こしたという。 「本件火災により、本件物流倉庫の全損のほか、近隣住民に対する補償、火災対応のための多大な人件費の投入、代替物流センターの開設といった直接的損失のほか、販売機会の逸失等の間接的損失を含め、多大な損失を被りました」(アスクルの発表より) 消防作成の火災原因判定書を受けて、アスクルは2019年4月から、損害賠償などに関する対応につい
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