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インディゲームの検索結果1 - 9 件 / 9件

  • 『パルワールド』はインディーゲームである、しかし──“猿の暴動”とゲーム業界の倒錯

    ひとつの寓話から始めたい。『サルたちの狂宴』という、シリコンバレーのスタートアップ企業を運営していた人間が自らの経験を記した本がある。FacebookやAppleで活躍した著者は、当のスタートアップについて自嘲的にこう語る。 スタートアップとは、新しいアイディアによって華やかな未来を提案する夢のある新興企業のように思える。しかし著者にとってそれは、本の原題である“カオスモンキー”に近いものだ、と。 カオスモンキーとは、自社のシステムが障害に耐えられるかどうかを試すために、意図してシステム障害を起こすプログラムのことだ。『サルたちの狂宴』では、スタートアップの台頭とはある種、「社会にとってのカオスモンキーのようなものだ」と喩えてみせる。 たとえばUberの登場によって既存のタクシー業界が影響を受けたように、新興サービスが台頭するということは、既存の社会が無傷でいられるか、どんな犠牲を払うこと

      『パルワールド』はインディーゲームである、しかし──“猿の暴動”とゲーム業界の倒錯
    • 『パルワールド』の社長が語るインディーゲームをヒットさせるポイント4つ。「市場」「大企業がやらないこと」「Mod」あとひとつは?

      『パルワールド』の社長が語るインディーゲームをヒットさせるポイント4つ。「市場」「大企業がやらないこと」「Mod」あとひとつは? 2024年09月11日 17時00分更新 文● 株式会社ポケットペア 代表取締役社長 溝部拓郎/編集● ファミ通ゲーム白書編集部、村野晃一(ASCII編集部) コンソールが強い日本においても、ようやくPCゲームが台頭してきた。その台頭を牽引する先導役が、SteamとXboxでダウンロードゲームを展開するインディーゲームのカリスマ企業、ポケットペアだ。同社の四作目『Palworld /パルワールド』は、総プレイヤー数2500万人本を超える大ヒットとなった(2024年4月現在)。同社・溝部社長に『パルワールド』成功の秘訣とインディーゲームの可能性を聞いた。 『パルワールド』が大ヒットした要因は 溝部社長(以下、溝部):事前にSteamのウィッシュリストを十分に獲得し

        『パルワールド』の社長が語るインディーゲームをヒットさせるポイント4つ。「市場」「大企業がやらないこと」「Mod」あとひとつは?
      • 新卒ばかりのチームがいきなりインディーゲームを作ると何が起こるのか!? ⇒「仕様書が足りない」「コンセプトがブレる」と前途多難に。“落とし穴”にハマった事例から学ぶ「縛りだらけのインディーゲーム開発」第2回

        世は大インディーゲーム時代。 SteamやSwitch、それともPS5、XBOXなどに溢れんばかりにリリースされるインディーゲームに注目しているゲーマーは多いことだろう。そんなインディーゲームについて「職人的な個人、少人数の有志が個性的なゲームを作る、自由なゲーム」というイメージを抱いているのではないだろうか。 それは一面の真実だが、これは別の真実……表に出づらいインディゲームの世界をテーマとした連載である。 本連載で語られるのは、SEモバイル・アンド・オンライン株式会社(SEM&O社)の事例。同社はゲーム開発支援(SES)業務・受託開発、そしていくつかの運営、ダウンロードゲームを手がけているが、2023年に新卒中心のチームで新規にSteam向け自社ゲーム開発を行っていた。 ところが、企業がインディーゲーム開発に乗り出そうとすると個人・少数集団の開発とは異なる問題に直面する。ゲーム開発チー

          新卒ばかりのチームがいきなりインディーゲームを作ると何が起こるのか!? ⇒「仕様書が足りない」「コンセプトがブレる」と前途多難に。“落とし穴”にハマった事例から学ぶ「縛りだらけのインディーゲーム開発」第2回
        • インディーゲーム開発者はヒット作がなくても食べていけるのか。海外開発者たちが明かす懐事情 - AUTOMATON

          年はゲーム開発環境を個人でも比較的手軽に揃えられるようになり、誰でもゲーム制作を始められるようになった。そしてもしインディー開発者になったなら、ひとつの趣味として続ける人もいるだろうが、ゲーム開発だけで生活できるようになりたいと考える人もいることだろう。とはいえ現実には、個人開発者で大きな成功を収めている人はそう多くはない。 海外掲示板Redditのゲーム開発者が集まる場にて9月6日、あるユーザーが「完全に個人で活動し、ヒット作もなく、ゲーム開発だけで生活している人はいるのだろうか」との質問を投稿。ヒット作に恵まれなかったとしても、ゲームを制作・リリースしながら、質素でも生活していけるのかどうか興味があったとのことで、これに対しいくつかの実例が寄せられている。 『Santa’s Slippery Slope』 Hondune GamesのBrandon Proulx氏は、この10年ほどは手

            インディーゲーム開発者はヒット作がなくても食べていけるのか。海外開発者たちが明かす懐事情 - AUTOMATON
          • 「パルワールド」誕生秘話、2カ月で692億円売れた驚異のインディーゲーム | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

            2024年に最もヒットしたゲームといって過言でないのが「パルワールド」だ。無名のゲーム会社が世界的ヒット作を生み出せた背景には独自の開発手法があった。 「パルワールド」というゲームをご存じだろうか。2024年1月19日にリリースされるやいなや、1日で200万本の販売本数を記録した異例のインディーゲーム(独立系の小規模なゲーム会社がつくる作品)だ。24年2月時点のプレイヤー数は2500万人で、販売額は約692億円(1ドル=154円で換算)と推定される。 パルワールドでは、プレイヤーはパルパゴス島という世界を探索し、パルと呼ばれる100種類以上の生物を捕まえたり、戦わせたり、働かせたりしながらサバイバル生活を送る。仲間で協力してボスキャラと戦ったり、ほかのプレイヤーの拠点を訪れたりすることもできる。サバイバルゲームやクラフトゲーム、モンスター育成ゲームなどの魅力をかけ合わせた本作品は瞬く間に世

              「パルワールド」誕生秘話、2カ月で692億円売れた驚異のインディーゲーム | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)
            • 『UFO 50』友達の家で知らないゲームを適当に遊ぶ時のワクワク感が蘇る、腕利きのインディーゲーム開発者たちによる異色の偽レトロゲーム集 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

              友達の家で「なんか違うのやろうぜ」と、よく知らない古いゲームソフトの山から適当に遊ぶ時のだらっとした贅沢な時間。カンを頼りに操作しながら「そういうことかよ!」とクセのある操作やルールを試行錯誤で学んでいく妙な楽しさ。 あるいは知り合いが海外で手に入れたという怪しい詰め合わせカセットや、昔の体験版ディスクのお目当てのゲーム以外を遊ぶ経験でもいい。待ち望んだ最新ゲームを完璧に準備して遊ぶ時とは別のワクワクした感覚がある、あの感じを覚えている人はいないだろうか。 腕利きのインディーゲーム開発者たちが手掛けた50本のゲームを収録した『UFO 50』は、そんなニッチだけど贅沢な愉しみを味わえる異色の作品だ。今回、本作のレビュー版をひと足先にプレイしたので、その内容をご紹介しよう。なお本作はPC向けにSteamで2024年9月19日に配信を予定している。

                『UFO 50』友達の家で知らないゲームを適当に遊ぶ時のワクワク感が蘇る、腕利きのインディーゲーム開発者たちによる異色の偽レトロゲーム集 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
              • 昭和最後のインディーゲーム編集者:アナクロ雄弁家斉藤大地がみせる“Legitimacyの極致" 中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第104回 | gamebiz

                昭和最後のインディーゲーム編集者:アナクロ雄弁家斉藤大地がみせる“Legitimacyの極致" 中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第104回 本当にここは令和だろうか。昭和62年生まれの斉藤大地氏と話していると、いまも昭和99年は終わっていないと思えてくるほど、戦後日本の教養主義を背負い、その高い知性と誇りある社会意識のままに令和におりたったかのよう。そんなエリートが「ガチでゲームをつくってみた」とでもいうかのように教養とサブカルの結節点へ挑戦し、実際に世界で170万本を超える大ヒットゲームを作ってしまった。彼の人生を見るに、生きるとはそのままアートであり、誰かと出会い、対話の末に作品を残すことは、ジャンルを問わず「編集」なのだろう。元来編集者とはこういうものだったのではないか、という気持ちにさせられた。何十億とかけた巨大なゲームにも世界的にヒットするIPにも興味なく、目の前に天才か狂

                  昭和最後のインディーゲーム編集者:アナクロ雄弁家斉藤大地がみせる“Legitimacyの極致" 中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第104回 | gamebiz
                • 多くの傑作インディーゲームを送り出した「アンナプルナ」の解散理由と、その功績を考える|Jini | ゲームゼミ

                  インディーゲームを主に手掛けるパブリッシャー、Annapurna Interactive(アンナプルナ・インタラクティブ)の全スタッフが辞職したというニュースが報道された。 アンナプルナ・インタラクティブは『Outer Wilds』『Stray』など日本でも人気のあるインディーゲームを多く出版した実績があり、現状のインディーゲーム業界でもDevolver Digitalに次ぐ大手パブリッシャーといえる存在感があった。そのスタッフが辞職……スタジオは残るものの実質的に解散といえる結果となったのは、少なからず長年のインディーゲームファンであり、自身もまたインディーゲーム産業の当事者である筆者としては衝撃的だった。 だがそんな今こそ、改めてインディーゲームパブリッシャー、アンナプルナ・インタラクティブについて自分が総括しておくべきではないか、と考えた。この事件はインディーゲームの歴史上、間違いな

                    多くの傑作インディーゲームを送り出した「アンナプルナ」の解散理由と、その功績を考える|Jini | ゲームゼミ
                  • 東映アニメがインディーゲームに参入、鬼太郎原作の本格ホラー

                    国内最大手のアニメ会社東映アニメーションが、近年、活況を見せるインディーゲーム市場に本格参入する。東映アニメーションはこのほど、ゲーム開発のトイアジアムと共に開発した本格ホラーゲーム『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』を2025年にリリースすると発表した。 『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』は『ゲゲゲの鬼太郎』を原作としたインディーゲームタイトルで、妖怪の恐ろしさを全面に打ち出す。『ゲゲゲの鬼太郎』を題材にしたゲームはこれまでにもあるが、それらとは一線を画した恐ろしさとなるとする。よく知られた人気タイトルからのゲーム化になるだけに、その仕上がりに関心が集まりそうだ。 東映アニメーションはアニメを中心に幅広いライセンスを展開することで、安定したビジネス成長を続けていることで定評がある。そのなかで今回の『ノロイカゴ ゲゲゲの夜』は、新しい挑戦として注目される。 ひとつは本作がゲーム会社へライセンスを供与したゲー

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