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エドマンド・バーク フランス革命についての省察の検索結果1 - 27 件 / 27件

  • 人権という迷信 - 池田信夫 blog

    きのうの記事がわかりにくかったようなので、少し補足しておこう。「基本的人権」を信じる人にとっては、人権を売買するというのは許しがたい発想だろうが、そんな不可侵の重大な権利が「生まれながらに万人に等しく与えられている」というのは、根拠のない迷信である。そもそもこれは事実の記述なのか価値判断なのかも不明だ。 事実としては人が遺伝的に人権を持って生まれてこないことは明らかなので、これは「政府が人々に人権を与えるべきだ」という価値判断だろう。しかし生まれた瞬間に、すべての人に同じ権利を政府が賦与すべきだという根拠はどこにあるのだろうか。こうした自然権の概念の欠陥を最初に指摘したのは、エドマンド・バークである:私は、各個人が国家の運営において持つべき権限、権威、指揮などを文明社会内の人間の本源的直接的な権利に数えることを拒否する。私の考察対象は文明社会の人間であって、これは慣習(conventio

    • 「左翼と距離をとらないとバカ」は時代遅れ《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz

      参院選の結果をふまえて行われた田中康夫・浅田彰対談の後編は、共産党の現況、そしてトランプと反知性主義にまで話が広がります。いったい日本はどこへ行く? マスメディアでは絶対に読めない「憂国呆談」をご堪能あれ。 (前編・中編もあわせてお読みください) 「最悪だが、他よりまし」という政治的知性 田中 「既に自分たちに与えられている権限でここまではやった。更に充実させるにはこの制度の不具合を変えなくては」と具体的に提案すべきなのにね。 繰り返し述べるけど、「身を切る改革」と言いながら贅肉でなく筋肉や神経を切ってしまった。なのに、「記者クラブ」メディアはキャラ立ちしてる彼らを重宝がって視聴率稼ぎに走り、「ナニワ金融道」みたいな香りのする維新に恫喝されたら怖いと思って批判しない。 橋下の物言いは単なる遠吠えでしかないのに、なんだかウクライナ大統領のウォロディミル・ゼレンスキー礼賛と似た思考停止状態だよ

        「左翼と距離をとらないとバカ」は時代遅れ《田中康夫・浅田彰対談》(田中康夫×浅田 彰) @gendai_biz
      • 「稲田朋美氏は信用できるのか」LGBT法案棚上げ 中島岳志氏の見方 | 毎日新聞

        自民党が16日閉会した通常国会への提出を見送った「LGBT理解増進法案」。超党派の議員連盟で合意したものの、「差別は許されない」という文言が入ったことに自民党内で保守派議員が強く反対した。保守派は、差別を許さないという、当然とも思える内容になぜ反対し続けるのか。そして、保守派でありながらLGBT法案の成立に向けて奔走した稲田朋美議員をどう評価すべきか。「この問題の鍵は稲田氏にある」と語る中島岳志・東京工業大教授(日本政治思想)に読み解いてもらった。【藤沢美由紀/デジタル報道センター】 「保守」とは何か ――自民党は「LGBT理解増進法案」に慎重な立場の保守派議員に配慮し、会期末まで2週間以上を残して法案提出の見送りを決めました。議論の中では保守派議員からLGBTへの差別発言もありました。考えの違いはあるにしても、困難に直面している当事者たちの訴えと、大きな隔たりを感じます。一連の流れをどう

          「稲田朋美氏は信用できるのか」LGBT法案棚上げ 中島岳志氏の見方 | 毎日新聞
        • 反ユダヤ主義 - Wikipedia

          このように高い利息によってユダヤ人金貸し業は営まれていたが、やがて世間ではユダヤ人の家には暴利をむさぼる搾取によって不正な財産があり、それは取り返してもよいとするユダヤ人財産略奪の思想が形成されていった[60]。1247年には、ユダヤ人から、諸侯や聖職者が財産や金品を不当に奪い取るという訴えがあった[60]。中世から19世紀までのドイツでのユダヤ地区への略奪は、このような高利貸し業像を源としている[60]。 異端審問の時代[編集] 1209年、カルカソンヌから追放されるカタリ派。『フランス大年代記』(1415) 12世紀後半以降、ヨーロッパの教会において異端審問が広がった[63]。1179年、ローマで開かれた第3ラテラン公会議で南フランスのカタリ派は異端の宣告を受けて破門された。1184年のヴェローナ宗教会議で教皇ルキウス3世は、リヨンのヴァルド派やアルノルド派に破門を宣告した。 1188

            反ユダヤ主義 - Wikipedia
          • 保守 - Wikipedia #概要

            保守(ほしゅ)または保守主義(ほしゅしゅぎ、英: conservatism)とは、従来からの伝統・習慣・制度・考え方を維持し、社会的もしくは政治的な改革・革命・革新に反対する思想のこと[1][2]。過激な傾向を拒否し、穏健な立場を奉ずる人物を保守主義者、勢力を保守勢力、政党を保守政党(英: conservative)と呼ぶ。対義語は進歩主義。 用語[編集] 近代以降における保守の思想的源流は、アイルランド人のイギリス下院議員でフランス革命を批判したエドマンド・バークに由来するとみなされている[3]。 1819年、フランソワ=ルネ・ド・シャトーブリアンがフランス革命を受けて王政復古の機関紙を「フランス語: Le Conservateur」(保守派)と名付けたのが、政治的脈絡における保守主義の最初とされる[4]。 概要[編集] 保守主義は、革命などの急進的な改革に反対し、その社会で伝統的に累積

              保守 - Wikipedia #概要
            • 保守の立場とその恣意性とはどのような意味か ~保守とは何を保守する思考・思想・立場なのか。明確な基準なき保守主義の困難と不一致や対立【マンハイム『保守主義的思考』 】 - 日々是〆〆吟味

              保守の立場について 〜新しいものに反対するから保守なのだ 保守の原点 〜市民社会と封建社会 保守の守るものとは 〜その難しさ 対立する保守すべき過去 〜理想の過去は一致しない 明確な基準なき保守主義 〜新しいものへの反対とその正当性 気になったら読んで欲しい本 バーク『フランス革命についての省察』 マンハイム『保守主義的思考』 呉智英『封建主義者かく語りき』 『サクラ大戦』(セガ) 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2019/12/02/190053 保守の立場について 〜新しいものに反対するから保守なのだ 保守の原点 〜市民社会と封建社会 保守という立場はエドマンド・バークという人がフランス革命に反対したことによって現れました。バークがなにを保守したのかといいますと、市民革命以前の社会です。それは封建社会、つまり貴族によって支配されていた社会

                保守の立場とその恣意性とはどのような意味か ~保守とは何を保守する思考・思想・立場なのか。明確な基準なき保守主義の困難と不一致や対立【マンハイム『保守主義的思考』 】 - 日々是〆〆吟味
              • 保守と左翼の違いと類似点の問題点とは 〜共通する現代社会への批判と相違する方向性の違い - 日々是〆〆吟味

                保守と左翼の相違点 〜歴史への志向性と社会への批判 保守と左翼 〜なにが違うの? 共通する観点 〜現状の社会への批判 相容れない観点 〜歴史的志向性の違い 気になったら読んで欲しい本 浅羽道明『右翼と左翼』 西部邁『日本の保守思想』 西部邁『保守の真髄』 西部邁,佐高信『難局の思想』 追記 バーク『フランス革命についての省察』 マルクス・エンゲルス『共産党宣言』 前回の内容 https://www.waka-rukana.com/entry/2019/12/09/190028 保守と左翼の相違点 〜歴史への志向性と社会への批判 とりあえず保守というものの立場の難しさはなんとなくわかったとして、ではなぜあまり一致しないはずのものがまとまって保守として成り立っているかといえば、新しい勢力であるものに対してまとまっているからだ、というのがマンハイム先生の考え方のようでした。保守とは保守以外のもの

                  保守と左翼の違いと類似点の問題点とは 〜共通する現代社会への批判と相違する方向性の違い - 日々是〆〆吟味
                • フランス革命の影響と社会の変化/混乱に対するバークの異議申し立てという保守主義による保守の誕生 〜既成の社会秩序の維持と破壊への反対という保守思想【バーク『フランス革命についての省察』 】 - 日々是〆〆吟味

                  フランス革命と保守主義の誕生 フランス革命と社会の大混乱 フランス革命と保守主義 〜エドマンド・バークの『フランス革命についての省察』 イギリスと保守的風土 気になったら読んで欲しい本 バーク『フランス革命についての省察』 池田理代子『ベルサイユのばら』 ギタール『フランス革命下の一市民の日記』 トクヴィル『フランス二月革命の日々』 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2019/11/22/190030 フランス革命と保守主義の誕生 フランス革命と社会の大混乱 資本主義が成立することによって経済システムが変わり、それに伴って社会システムも変わってしまい政治システムも変わってしまいました。しかしこんな激変が起こったら、その社会が大混乱に陥るのは目に見えています。事実混乱は起こりました。その際たるものがフランス革命ともいえるかもしれませんね(だって貴

                    フランス革命の影響と社会の変化/混乱に対するバークの異議申し立てという保守主義による保守の誕生 〜既成の社会秩序の維持と破壊への反対という保守思想【バーク『フランス革命についての省察』 】 - 日々是〆〆吟味
                  • バーク(英 1729-1797) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味

                    エドマンド・バーク(Burke, Edmund) バーク著作リンク一覧 政治論略(金子堅太郎 訳. 忠愛社, 明14) バーク : 三大革命巨人 (寸珍百種 ; 第32編 迎兵衛 編訳. 博文館, 明26) 美と崇高(泰西随筆選集 第2 人文会, 大正15 / 崇高と美の起源 鍋島能正 訳. 理想社, 1973 / 崇高と美の観念の起原 エドマンド・バーク著作集1 中野好之 訳 1973 → みすずライブラリー 1999 / 英国十八世紀文学叢書 ; 第4巻 大河内昌 訳. 研究社, 2012) 現代不満の原因に関する考察 (史学叢書 川村大膳 訳. 創元社, 1948 / エドマンド・バーク著作集1  中野好之訳 みすず書房 1973 ) フランス革命論(鍋島能正 訳. 理想社, 1967 / フランス革命の省察 エドマンド・バーク著作集3 半沢孝麿 訳 みすず書房 1978 → 半沢孝

                      バーク(英 1729-1797) 本【著作(翻訳)ブックリスト一覧/リンク(Amazon)】 - 日々是〆〆吟味
                    • 平等主義 - Wikipedia

                      平等主義(びょうどうしゅぎ、英: egalitarianism[1], equalitarianism, equalism、仏: égalitarisme)とは、特定の資格・能力・責任・義務を有する範疇内の人間達、もしくは全ての人間(万人)が法的・政治的・経済的・社会的に公平・同等に扱われるようになることを志向する思想・信条・主張のことである。 自由主義などと共に、近代における人権概念を支える主要な柱である一方、人権概念そのものが、そもそも平等主義(法の下の平等)に立脚している(そうでなければ、「人権」という概念そのものが成立しない)。その点で、平等主義は近代政治社会思想における他の一切の思想・信条・主張に対して優越しており、近代政治社会思想の根幹を成している。そして、当然のことながら民主制と不可分な関係にある。 概要[編集] 平等主義はその性格上、常に階級や差別、格差、差異、区別の存在が

                        平等主義 - Wikipedia
                      • 『ハイエク 知識社会の自由主義』サポートページ

                        今では「社会主義がだめだ」というのは常識だが、つい20年ほど前までは、世界の人口の半分近くを社会主義国が占め、日本でも「社会党」が野党第一党だった。「資本主義から社会主義に移行するのが歴史の必然だ」と信じる人がかなりいて、朝日新聞などは中国の文化大革命を賞賛していた。 特に知識人の世界では、こういう「進歩派」が多数を占めていた。それは欧米でも同じで、共産党の勢力はそれほど大きくなかったが、社会民主主義は広く支持を受けていた。1930年代には、資本主義の世界が大恐慌に沈む一方、ロシアは順調に成長を続けているように見えた。だから今ではとても想像がつかないが、そのころ社会主義を批判するのは非常に勇気のいることだった。 戦前の日本では、共産党が軍国主義に抵抗する勢力として(ごく少数ではあるが)最後まで残ったため、戦後その権威は高かった。ハイエクどころか、ワルラスもメンガーも「近代経済学」という特殊

                          『ハイエク 知識社会の自由主義』サポートページ
                        • 読書案内「おすすめ図書リスト」No1

                          HOME 読書案内:おすすめ図書リスト 「学問の技法」受講者のために、とりあえず暫定的にリストを作ってみました。全学教育向けです。 橋本努 2004.6.version ■ 講義「学問の技法」の追加課題 1.古本屋めぐり(5店以上)をして、文庫10冊を購入してください。(文庫といってもいろいろあるので、さし当たって、岩波文庫・新潮文庫・ちくま学芸文庫・講談社学術文庫に限定します。)そして古本屋めぐりについて、レポート(2,000字)を提出してください。また買った10冊の本を持参して、授業でみなさんに紹介してください。 2.これから読みたいと思う本の「タイトル・著者名・出版社名」を50冊分リストアップしてください。その際、例えば「全二巻」というように連続している場合は、一冊として数えてください。 3.来年度の新しい入学生に、何か本を薦めてください。三冊くらい薦めてください。エッセイ(1,00

                          • 「省察」はなんと読み、なんの訳語か?Reflection vs. Meditation - Commentarius Saevus

                            数日前にid:naokimedさんのこのツイートを見て、デカルトの『省察』は「せいさつ」と読むことを初めて知った。なんかエドマンド・バークの『フランス革命についての省察』は「しょうさつ」と読んでいるのしかきいたことないので、てっきり「しょうさつ」だと思っていた。 で、気になって数人の知人にきいてみたところ、なんか面白いかもしれないことがわかった。なんと、"Reflection"の訳語としての「省察」は「しょうさつ」と読まれる可能性が高いが、"Meditation"の訳語としての「省察」は「せいさつ」と読まれる可能性が高そうだということである。 とりあえずReflectionのほうなのだが、エドマンド・バークの『フランス革命の省察』は"Reflections on the Revolution in France"で読みは「しょうさつ」。行動主義で有名なスキナーの『人間と社会の省察』(Upo

                              「省察」はなんと読み、なんの訳語か?Reflection vs. Meditation - Commentarius Saevus
                            • トマス・ペイン - Wikipedia

                              トマス・ペイン(Thomas Paine、1737年1月29日[1] - 1809年6月8日)は、イギリス出身のアメリカ合衆国の哲学者、政治活動家、政治理論家、革命思想家。 生涯[編集] 無名時代[編集] ノーフォークのセットフォードにコルセット製造業者の子として生まれ、グラマースクールの第6学年から第14学年まで在籍し、歴史・数学・科学を学び、13歳から父親の店で職人としての修行をする。16歳の頃に船乗りになるため家出をし、その後船員・コルセット製造・収税吏・教師と職を転々とする。22歳と34歳の時に結婚し、両方とも離婚している。1772年に収税吏の賃金の実情についてパンフレットを執筆し、文人のオリヴァー・ゴールドスミスと知り合っている。1774年6月にロンドンでベンジャミン・フランクリンに紹介され、人物証明書を持たされてアメリカに移住する。月刊誌『ペンシルベニア・マガジン』の編集主任と

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                              • フランス革命の省察 - Wikipedia

                                『フランス革命の省察』初版の表紙。原題はReflections on the Revolution in France, And on the Proceedings in Certain Societies in London Relative to that Event. In a Letter Intended to Have Been Sent to a Gentleman in Paris. By the Right Honourable Edmund Burke。 『フランス革命の省察』(フランスかくめいのせいさつ/しょうさつ、英語: Reflections on the Revolution in France)は、エドマンド・バークの著作で、フランス革命への批判がなされている。1790年11月1日出版。保守主義の聖典、反革命の福音書とされる。 沿革[編集] 1789年11月

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                                • 人権という迷信 : 池田信夫 blog

                                  2009年01月04日11:35 カテゴリLaw/Politics 人権という迷信 きのうの記事がわかりにくかったようなので、少し補足しておこう。「基本的人権」を信じる人にとっては、人権を売買するというのは許しがたい発想だろうが、そんな不可侵の重大な権利が「生まれながらに万人に等しく与えられている」というのは、根拠のない迷信である。そもそもこれは事実の記述なのか価値判断なのかも不明だ。 事実としては人が遺伝的に人権を持って生まれてこないことは明らかなので、これは「政府が人々に人権を与えるべきだ」という価値判断だろう。しかし生まれた瞬間に、すべての人に同じ権利を政府が賦与すべきだという根拠はどこにあるのだろうか。こうした自然権の概念の欠陥を最初に指摘したのは、エドマンド・バークである。彼はフランス革命の掲げた人権(human rights)の絶対化を批判してこう書く:私は、各個人が国家の運営

                                    人権という迷信 : 池田信夫 blog
                                  • 山口節生公式ホームページ・千の風にて永遠平和のホームページ・日記と論文・新体詩集・童話

                                    世界65億人の方々へ 山口節生のマニフェスト知事ユーチューブ放送http://youtube.com/watch?v=G1CR1LbGsSc(コピー用アドレス) 東京都知事 A thousand winds have wuthered one day now . 千の風が声をあげて大嵐となりてある日吹き荒れに荒れ、今は静けさの中です。 幼稚園児のための政治哲学 ―両親が幼稚園児に話しかける政治の哲学― 日本大学法学研究科大学院博士後期課程 修了 山口節生 レバイアサン 政治は怪獣だよ。おそろしい、おそろしいものだよ。 きみが震え上がるような怪奇なものだよ。 しかしね、きみの心がよければ、こんなにすばらしいものはないんだよ。 あのすばらしい空のように、海のように、澄んだ清い心になってもらいたい、キリスト教には聖書というものがある、そこに怪獣レバイアサン

                                    • ブックフェア「ベーシック・インカムについて考える」@ジュンク堂書店池袋店 | URGT-B(ウラゲツブログ)

                                      ジュンク堂書店池袋本店(同店ツイッター)の4F人文書売場にてブックフェア「ベーシック・インカムについて考える」が好評開催中です。このテーマでは最大規模のフェアになったと聞いています。企画担当はGさん。選書協力は『ベーシック・インカム入門』(光文社新書)や『貧困を救うのは、社会保障改革か、ベーシック・インカムか』(人文書院)などの本を昨年刊行されている山森亮さんです。 ◎ブックフェア「ベーシック・インカムについて考える」 日時:2010年2月15日~3月12日 場所:ジュンク堂書店池袋本店 4F 人文書売場 選書協力:山森亮(同志社大学経済学部准教授) 選書コメント:ベーシック・インカム(基本所得保障)とは、ある社会で、すべての構成員に無条件で一定額の現金給付をしようという考え方です。思想的には200年近い歴史があり、社会保障制度の議論や、社会運動、労働運動などにおいて、世界的規模で活発に議

                                        ブックフェア「ベーシック・インカムについて考える」@ジュンク堂書店池袋店 | URGT-B(ウラゲツブログ)
                                      • マイケル・オークショット『政治における合理主義』 - ものろぎや・そりてえる

                                        マイケル・オークショット(嶋津格・森村進他訳)『政治における合理主義』(勁草書房、1988年) 言葉というのは実に難しいもので、表面的にはどんなに正しいように聞こえる主張であっても、理念として整合性をもって定式化されたとき、「確かにそうかもしれないけど、どこか変だ」と理屈とは異なる皮膚感覚レベルで違和感を覚えることがある。正義の理念であればあるほど、生身の感覚を万力でキリキリ締め上げていくような知的暴力。そうした違和感を自覚化することで進歩主義の不自然さを浮き彫りにしていくのが政治思想としての保守主義である。 “伝統”とか“常識=コモンセンス”とかいうキーワードを出すと色々と誤解もされかねないが、要するに、自分自身の内面を振り返ってみて不自然でなく、しっくりくる感覚に基づいて考えれば、おおむね間違いは回避できる。仮に間違ったとしても、そのことを指摘されたら柔軟に修正できる。そうした積み重ね

                                          マイケル・オークショット『政治における合理主義』 - ものろぎや・そりてえる
                                        • 私撰・政治学の名著30 - on the ground

                                          2007/04/24(火) 15:43:55 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-335.html 山内昌之『歴史学の名著30』(筑摩書房:ちくま新書、2007年) 佐々木毅『政治学の名著30』(筑摩書房:ちくま新書、2007年) 山内の方が圧倒的に面白い。私が歴史学より政治学に比較的詳しいだけ点が辛くなっている分を差し引いたとしても、そうである。パラパラと見遣る限りでは、佐々木の方は、いかにも教科書的な説明的文章になっており、記述も味気ない。それに対して山内は古今東西の歴史書を公平かつ巧みな筆致で魅力的に描いており、読み物として値している。佐々木の選を謗るつもりもないが、山内の方が選考基準をより明快にしており、読者が納得しやすい配慮が払われている。物語として、あるいは現実としての歴史についての語りに交ぜられる、学問としての歴史学の視座から注がれる視

                                            私撰・政治学の名著30 - on the ground
                                          • 東京新聞:真の保守どこに  「守る」姿勢見つめる若者 中島岳志:論壇時評(TOKYO Web)

                                            今回の衆院選では、「保守」という言葉が濫用された。自民党は綱領で「日本らしい日本の保守主義」を掲げているが、対抗する希望の党も綱領で「寛容な改革保守」を掲げる。立憲民主党も枝野幸男代表が「リベラルであり、保守」という立場を打ち出している。一体「保守」とは何なのか。 政治や思想の世界で語られる「保守」の起源は、十八世紀イギリスの政治家エドマンド・バークが書いた『フランス革命についての省察』を嚆矢(こうし)とする。バークは、同時代のフランスで起きた革命に対して厳しい批判を投げかけた。 バークによるとフランス革命を支えている近代啓蒙(けいもう)思想は、誤った人間観に依拠している。近代主義者は人間の理性を過信し、人間の努力によって理想社会の実現という「進歩」を獲得できると考える。しかし、理性は完全なものではない。どんなに頭のいい人でも世界のすべてを完全に把握することなどできず、過ちや事実誤認をくり

                                              東京新聞:真の保守どこに  「守る」姿勢見つめる若者 中島岳志:論壇時評(TOKYO Web)
                                            • TFM TIME TABLE

                                              【28時台】 ◇Today's Playlist グソクムズのみなさんが、「Good Morning」というテーマでセレクト! 【29時台】 ◇Classic Playlist 文筆家・高野麻衣さんが 「クラシカロイドで朝食を」というテーマで選曲。 第一線で活躍するミュージシャン、著名クリエイター、文化人が、それぞれのリコメンド楽曲で素敵な音楽空間をプロデュース。懐かしさを感じるナンバー、新たな出会いとなるようなナンバー等、幅広い世代に、時代を超えた邦・洋楽の名曲をお届け! 中島岳志「トーキングキャッチャー」第158回(24/04/09_OA) 〜大相撲の改革について〜 政治学者の中島岳志が、旬の政治的・社会的話題の本質に迫ります! 今回のテーマは「大相撲の改革について」です。相撲界での暴力事件が後を絶ちません。先日、春の大阪場所が終わりましたが、この大阪場所が始まる前に、元横綱・白鵬(現

                                                TFM TIME TABLE
                                              • 参考文献----英米を中心とした近代政治思想

                                                参考文献とリンク集----英米を中心とした近代政治思想 A.年表、図表、事典、データベース等 B.入門書、概説書など(総説、思想家別) C.個別研究その他 ※お気づきの点等ございましたらこちらまでメールして頂けると幸いです。 A.年表、図表、事典、データベース等 松村赳/富田虎男編2000『英米史辞典』研究社 B.入門書、概説書など 1.総説 ※代表的な通史、入門書の類 鎌井敏和/泉谷周三郎/寺中平治編著1998『イギリス思想の流れ----宗教・哲学・科学を中心として』北樹出版 八巻和彦「中世の自然哲学からF.ベーコンへ」 鎌井敏和「ケンブリッジ・プラトン学派とその周辺」 寺中平治「近代科学の成立と宗教」 大久保正健「理神論の系譜」 一ノ瀬正樹「バークリにおける神と原因」 泉谷周三郎「ベンサム、J.S.ミルと宗教」 新井明「アングリカニズムとダーウィニズム」 間瀬啓允「ホワイトヘッドに

                                                • 全タイトル刊行年譜 - 光文社古典新訳文庫

                                                  全タイトル刊行年譜 全タイトル刊行年譜 年代 BC AD 900年代 1100年代 1200年代 1300年代 1500年代 1600年代 1700年代 1800年代 1900年代 英米 イタリア・フランス ドイツ ロシア / その他 タイトル 著者 BC 4C プロタゴラス──あるソフィストとの対話 プラトン ソクラテスの弁明 プラトン メノン―徳(アレテー)について プラトン 饗宴 プラトン ニコマコス倫理学(上) アリストテレス ニコマコス倫理学(下) アリストテレス テアイテトス プラトン 詩学 アリストテレス パイドン──魂について プラトン ゴルギアス プラトン ソクラテスの思い出 クセノフォン 政治学(上) アリストテレス 政治学(下) アリストテレス BC 3C-2C スッタニパータ ブッダの言葉 ダンマパダ ブッダ 真理の言葉 BC 429頃 オイディプス王 ソポクレス

                                                  • 保守主義とケインズ主義

                                                    インターネット動画「チャンネルAjer」の収録を行いました。今回は「保守主義とケインズ主義」というタイトルで、全体で約40分のプレゼンテーションになっています。 動画:『保守主義とケインズ主義①』島倉原 今回は、いわゆる「保守思想」について学問的に語ろう、という趣旨ではなく、あくまで経済政策のあり方についてのプレゼンの一環です。 現在、日本経済の長期低迷の原因を分析した論文を執筆中で、次回以降はその説明を予定しています。そこでの議論の重要な基礎にもなっている、「雇用、利子、お金の一般理論」(以下、「一般理論」)の著者として有名なイギリスの経済学者、ジョン・メイナード・ケインズ(1883~1946)の考え方に前段として触れておきたい、というのが今回の趣旨であり、そのためのキーワードとして「保守主義」という言葉を用いています。 伝統保守と経済保守 ウィキペディアの「保守」という項目には、下記の

                                                      保守主義とケインズ主義
                                                    • CNET Japan Blog - Lessig Blog (JP):伝統主義(サンスティン)

                                                      [Cass SunsteinによるゲストBlog] まだ扱っていないもうひとつの情報集約の形に伝統主義がある。伝統を好む保守派はよくエドマンド・バーク Edmund Burkeの著作を根拠にするが、バークはわれわれ一人一人の持つ知恵は少量であって、伝統とは大勢の知恵が具現化されたものであると強調した。この観点では、バークとコンドルセのあいだにつながりを見ることができる(バークとハイエクのあいだのそれよりは間接的なものだが)。バークのフランス革命の省察にはこのような一節がある: 統治に関する学問は、それ故に本来極めて実際的であり、そしてこの種の実際的目標を目指す以上、これは経験を必要とする事柄、否、どれほど明敏で注意深い人間でも一代では到底体得できないほどの経験を必要とする事柄である。どのような人間も従来まで何世代にわたって社会公共の使途に見るべき程度に応えてきた建築物を取り壊して、眼前の

                                                      • エドマンド・バーク『フランス革命についての省察』抜粋 - on the ground

                                                        フランス革命についての省察〈上〉 (岩波文庫) 作者: エドマンドバーク,Edmund Burke,中野好之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/07/14メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (21件) を見るフランス革命についての省察〈下〉 (岩波文庫) 作者: エドマンドバーク,Edmund Burke,中野好之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/08/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る この王家を特定して継承を認めた法律は、ウィリアム王第十二年、十三年の法である。この法律の条項は以前に我々をウィリアム王とメアリ女王の子孫に結びつけてきたあの権利宣言と全く同じ文言のもとに、「我々とその子孫ならびに後継人を、彼らとその子孫ならびに後継人」がプロテスタントである限り、未来永劫にわたって結びつける。それは、世襲的

                                                          エドマンド・バーク『フランス革命についての省察』抜粋 - on the ground
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