それぞれの人に、その人にとっての心地よい音楽 心地よい衣服 心地よい部屋etc.....があるように 心地よい文章というものがある。 あらためてそれに気づいたのは、昨日のことだ。 久しぶりに図書館に出かけ、6冊の本を借りて帰宅。 書店で購入する時はたいてい文庫本なので、久しぶりの単行本に触れる。 厚みや重さ、抱えごこち、栞紐、ページをめくる感触などを味わう。 やっぱりいいなぁと、ひとり満足のため息がもれた。 どれを最初に読み始めようかと6冊を眺める。 直感で『琥珀の夏』(辻村深月 著)を選んだ。 今はとりあえず、プロローグだけでもさらっと読んで じっくり読むのは今夜からにしようと思っていた・・・はずが スイスイと読み続け、小説の世界に引き込まれていった。 辻村さんの作品とは意識せずに 『ツナグ』『ハケンアニメ!』『かがみの孤城』は映画として好きになり 繰り返し鑑賞してきた作品だ。 繰り返し