フランシスコ・ローマ教皇が死去したことを受け、教会の祭壇に掲げられた教皇の写真=ベルリンで2025年4月21日、AP 「貧者の教会」を掲げて、弱者に寄り添ってきたフランシスコ・ローマ教皇が21日、死去した。トランプ米政権の排他的な移民政策に異を唱え、敵対する国々の仲介役を務めるなど、教皇庁(バチカン)の国際的な存在感を高めた。 「深い悲しみとともに、教皇フランシスコの死去をお知らせしなければなりません」 突然の訃報は21日、ファレル枢機卿がバチカンのテレビチャンネルで発表した。イースター(復活祭)に当たる20日にバチカンのサンピエトロ広場前に集まった信者らの前に姿を見せるなど、肺炎からの回復ぶりを印象づけていただけに、世界に衝撃が広がった。 「親愛なる兄弟・姉妹の皆さん、…