また、犯行態様としては、「狡猾、巧妙で卑劣というほかなく、生命侵害等の危険性が高い犯行」として位置付け、次のように認定した。 「白石被告は、SNS上で自殺願望を表明するなど悩みを抱え、精神的に弱っていそうな女性を狙い、自分にも自殺願望があるかのように装うなどして言葉巧みに被害者らをだまして被告人方へ誘い込み、悩みを聞くふりをするとともに、酒や薬を勧めて抵抗しにくい状態に陥れた後、突如襲い掛かり、手や腕で頚部を絞め付けるなどして失神させた後、女性被害者に対しては強制性交もした上でロープで首を吊って殺害している」 9人が殺害された座間市内のアパート ©渋井哲也 「首吊りのためにあえてロフト付きの部屋を借りた」 殺害方法や遺体の解体方法について調べるなど、計画的だったともした。 「被告人は、一連の犯行に先立ち、殺害方法や死体の解体方法を調べたり、首吊りのためにあえてロフト付きの部屋を借りたり、首