「青春を考えるヴィヴィッドな文庫」というキャッチフレーズで創刊したコバルト文庫。1980年代には不朽の名作が数多く誕生し、少女小説ブームを起こしました。実はコバルト文庫出身という作家も少なくありません。 そこで今回は、「80年代に刊行されたコバルト文庫で、あなたが名作だと思うのは?」というアンケートを実施します。あなたの愛読書やお気に入りの1冊を教えてください。それでは、集英社の「コバルト文庫創刊40周年特集」に掲載されている3作品を紹介します。
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Cobalt-blue spring まだ、”ライトノベル” という言葉が無かった時代の話です。 小学校高学年から中学生になる頃には、自分のお小遣いから、マンガだけでなく文庫本なんかを買ったりするようになったのですが、その頃、自分の買っていた文庫といえば、機動戦士ガンダムの小説が出てた「朝日ソノラマ文庫」、赤川次郎さんのブームが始まった「角川文庫」、そして、今回のテーマ「コバルト文庫」を思い出してしまいます。 「コバルト文庫」は、少女向けのイメージが強いのですが、氷室冴子さんの『なんて素敵にジャパネスク(1984)』以前の、創刊~80年代初期の頃は、少年向けSF作品とかもけっこうあったりして、けっして少女オンリーではなかったんですよね。 今回は、そんな時代の「コバルト文庫」について”note”します。 + + + + + + 創刊当初のコバルトシリーズには、前述のようにSF作品も
氷室冴子の『白い少女たち』について感想をあげるつもりであったが、刊行当時の状況を調べているうちに、昭和50年代のコバルト文庫についても触れたくなってしまった。ということで、『白い少女たち』の感想に加えて、昭和50年代のコバルト文庫について雑にまとめてみたのが本エントリである。 氷室冴子最初の一冊 さて、今回ご紹介する『白い少女たち』は1978年刊行作品である。なんと初版は昭和53(1978)年。40年以上も前の作品となってしまった。 前回紹介した『さようならアルルカン』収録の同名タイトルが、本当は一番最初に書かれた氷室作品(「小説ジュニア青春小説新人賞」への応募作だった)なのだが、書籍として出たのは本書の方が先になる。 なお、『白い少女たち』は長期に渡って入手困難な状態が続いていたが、2020年に「さようならアルルカン」に初期の文庫未収録作品を加えたソフトカバー版が刊行されている。未読の方
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