並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 530件

新着順 人気順

デジタルマガジンの検索結果1 - 40 件 / 530件

タグ検索の該当結果が少ないため、タイトル検索結果を表示しています。

デジタルマガジンに関するエントリは530件あります。 インタビュー音楽人生 などが関連タグです。 人気エントリには 『人は、なぜオンラインゲーム(MMORPG)をプレイしないのか | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]』などがあります。
  • 人は、なぜオンラインゲーム(MMORPG)をプレイしないのか | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

    スクウェア・エニックスの人気のオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹さんに、『&M』にコラムを特別に寄稿していただきました。さて、吉田さんが考える、人がオンラインゲームをプレイしない理由とは……。 みなさんは、最近ビデオゲーム(テレビゲーム)を遊んでいるだろうか? PlayStation 4やNintendo Switchのような家庭用ゲーム機だけではなく、もちろんスマートフォンのゲームも含めてだ。 「ちょくちょく遊んでいるよ!」という方の中で、さらに、インターネットに接続して遊ぶ、「オンラインゲーム」をプレイしているのなら、もう僕からお伝えすることは何もない。僕は貴方の手を握りしめ、にこやかに、「ありがとうございます!」と言ったのち、その手に“ファイナルファンタジーXIV”のフリートライアルディスクをそっと忍ばせておくことにしよう(Web

      人は、なぜオンラインゲーム(MMORPG)をプレイしないのか | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
    • 「瀧がもう一人いれば……」電気グルーヴ、言葉にできない二人の関係 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

      63回。このインタビュー中に、石野卓球は、計63回「瀧」という言葉を発した。瀧とは相方のピエール瀧のこと。単純に計算すると、一時間のうち一分につき一回以上もその名前を口にしていることになる。 1989年に結成された電気グルーヴは、石野が高校時代に作った六人の固定メンバーを擁するバンド「人生」が前身となり、四人体制で発足。その後、メンバーを変えながら三人での活動が続くが、1999年の春からは石野とピエール瀧の二人体制に。約三年間の休止期間をはさみながら、2019年には三十周年(二人になって二十年)をむかえた。 人生の半分以上を共に生きてきた関係の原点は「友達」だが、石野いわく「ガワ(=関係性の意味)は後からついてきた」ものである。二人でいる、ということが常に先なのであって、その間柄につけられる名前や役回りには、プライベートでも仕事でもほとんど意味がない。相手に何かを期待するという概念すらない

        「瀧がもう一人いれば……」電気グルーヴ、言葉にできない二人の関係 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
      • 細野晴臣 いまの音楽には何かが足りない感じがする | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

        今年、デビュー50周年を迎えた細野晴臣さんへのインタビュー。後編は、細野さんの音楽の聴き方や、自身のドキュメンタリー映画『NO SMOKING』で語っていた、今のバンドに欠けている“秘伝のタレ”について深掘りして聞いた。細野晴臣さんが思う、いまの音楽の面白いところ、足りないところとは? 前編はこちら >>細野晴臣 “巻き込まれ型の50周年”記念インタビュー 好きな音楽を聴く時は音質にこだわらない 音楽の聴き方について――。例えばオーディオにこだわる人もいる中で、細野さんはどうなのだろうか。 「場合によるんですけど、だいたい、その音楽が好きな場合は音質にこだわらないんですよね。例えば『あの曲、何だったかな?』とか気になったことはインターネットで検索して、そのままYouTubeで聴いちゃったりするんで。あとはiTunesとか」 特に細野さんの世代で、パソコンから流れてくる音をこれだけポジティヴ

          細野晴臣 いまの音楽には何かが足りない感じがする | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
        • 「アムロ父子の確執は創作ではなかった」 40周年『ガンダム』富野由悠季監督が語る戦争のリアル | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

          「燃え上がぁれ」の連呼で始まる主題歌を聴くとつい奮い立ってしまう「第一世代」は、もう50代だろう。アニメ史にその名を刻む『機動戦士ガンダム』の放映から、今年で40年。 宇宙移民による独立戦争を舞台に、人型量産兵器「モビルスーツ」同士の戦いが繰り広げられるという画期的な設定で、ロボットアニメに革新をもたらした――などという説明はファンにはもはや不要だろう。リアルな未来社会の描写と血肉の通ったキャラクター造形、政治論や環境論、さらには「人の革新」といった哲学的な要素まで詰め込まれたその世界観のほぼすべては、総監督・富野由悠季の頭脳から生み出された。 いまや古典とも言える作品だが、40周年の締めくくりとして、生みの親である富野監督に、あらためて『ガンダム』に込めた思いを聞いた。誕生史や制作秘話はすでにファンにはよく知られているし、他メディアでも紹介されている。ここでは微に入る作品解説は求めず、あ

            「アムロ父子の確執は創作ではなかった」 40周年『ガンダム』富野由悠季監督が語る戦争のリアル | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
          • 「逆に問いたい。今回の逮捕が関係解消の理由になり得るのかと」 狂気と狂気のTwitterショー | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

            昨年、結成三十年、二人体制になってから二十年を迎えた電気グルーヴ。この節目の年に二人は厳しい試練を受けることになる。3月にピエール瀧が逮捕され、有罪判決を受ける事件が起きた。 石野は当時一貫して、石野流でピエール瀧をフォローする発信をSNSで続け、その動向も注目を集めた。あの一件は二人の関係に何をもたらしたのか。インタビュー後編では事件後の二人の心境に迫る。(写真=南阿沙美) インタビュー前編:「瀧がもう一人いれば……」電気グルーヴ、言葉にできない二人の関係 何が関係解消の理由になり得るのか? 2019年、ピエール瀧が麻薬取締法違反の容疑で逮捕された3月12日は、「電気グルーヴ30周年“ウルトラのツアー”」の最中で、三日後と四日後に控えていた東京公演は中止となった。ミュージシャンとしてはツアーを完走できなかったことになる。第一報を聞いたとき、石野はそれをどのように受けとめたのか。 石野 そ

              「逆に問いたい。今回の逮捕が関係解消の理由になり得るのかと」 狂気と狂気のTwitterショー | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
            • アウグスティヌスの『告白』が名著とされるゆえんとは。『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』 | NHK出版デジタルマガジン

              千葉雅也、納富信留、山内志朗、伊藤博明著、斎藤哲也編『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』の本文を特別公開。ありそうでなかった学び直しの決定版!

                アウグスティヌスの『告白』が名著とされるゆえんとは。『哲学史入門Ⅰ 古代ギリシアからルネサンスまで』 | NHK出版デジタルマガジン
              • 『映像研には手を出すな!』テレビアニメ声優初挑戦の伊藤沙莉の心を動かした“声の表現” | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                人の印象を決める要素のうち、声は比較的大きな割合を占めると言われる。連続テレビ小説『ひよっこ』や映画『生理ちゃん』などに出演した俳優の伊藤沙莉さんは特徴的な声の持ち主だ。可愛らしい雰囲気をまとう彼女から発せられるハスキーな声。そのギャップに魅了される。 伊藤さんは2020年1月スタートの『映像研には手を出すな!(以下、映像研)』で、テレビアニメの声優に初挑戦している。演じるのはなんと、本作の主人公である「浅草みどり」。 「自分でも不思議な声だと思っているので、本当に私でいいの……? とすごく不安でした」 主人公役に抜擢(ばってき)されたときの心境をそう語る伊藤さんに、収録の舞台裏と作品の魅力を聞いた。 喜びより不安が勝った、声優への挑戦 「ずっと声の仕事をしたいとは思っていたのですが、人気漫画のテレビアニメ、しかも主人公の浅草役でオファーをいただいて……。とてもうれしかったけど、それ以上に

                  『映像研には手を出すな!』テレビアニメ声優初挑戦の伊藤沙莉の心を動かした“声の表現” | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                • 「僕はニュータイプを決して支持しない」 ガンダムは歴史そのもの、続編に興味はない 安彦良和のTHE ORIGIN(後編) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                  『機動戦士ガンダム』で1980年代に一大ブームを巻き起こした安彦良和さんだが、自作の不振と世界史の激変を受けて89年、きっぱりとアニメ界を去ることになる。「歴史は動く。でも人間は変わらない」。挫折のなかで新たに得た認識を手がかりに、歴史漫画の道に進んだ。 >>インタビュー前編からつづく 「日本はどこで間違ったのか」 歴史に挑む 専業漫画家になって安彦さんが取り組んだのは、古事記に登場する神々や神話上の人物を生き生きと描いた『ナムジ 大國主』『神武』や、日清戦争や日露戦争に材を取った『王道の狗』『天の血脈』など、日本の古代史と近代史に焦点を当てた作品群だ。 いずれも、東アジアの融和を目指す者と覇道を唱える者の対立構図が仕組まれ、理想主義の挫折も主題になっている。アムロ・レイのように弱さや矛盾をはらんだ人間臭いキャラクターたちが交錯する歴史群像劇としての物語は、ガンダム同様、勧善懲悪とは程遠い

                    「僕はニュータイプを決して支持しない」 ガンダムは歴史そのもの、続編に興味はない 安彦良和のTHE ORIGIN(後編) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                  • 「ゲーム愛が尋常じゃない集団。リスペクトしかない」 スクウェア・エニックス吉田直樹さんが背中を追いかける業界の巨人 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                    「立場上、なかなか口にしづらいけれど、実は競合他社の製品を愛用しているんです……」 業界問わず、こんな話を聞くことは珍しくない。昔からのファンという人もいれば、業界内で切磋琢磨(せっさたくま)するなかでライバルのすごさに魅了された人もいるだろう。 今日から始まる「競合多謝」は、先進的な取り組みを続ける各界のトップランナーに、「同業者のすごさ」について解説してもらう新企画。同業者による競合の評価は、プロならではの視点にあふれ、我々一般ユーザーに新たな気づきを与えてくれる。 初回に登場するのは、スクウェア・エニックスの吉田直樹さん。オンラインRPGの人気タイトル『ファイナルファンタジーXIV』(以下FF14)のプロデューサー兼ディレクターとして、ゲーム業界で圧倒的な知名度を誇る人物だ。 その吉田さんが「すごい同業者」として挙げたのは、オンラインゲームの一ジャンルで“革命”を起こした業界の巨人。

                      「ゲーム愛が尋常じゃない集団。リスペクトしかない」 スクウェア・エニックス吉田直樹さんが背中を追いかける業界の巨人 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                    • 「逆に聞きたい。つながりって何?」 Cocco、想像力が入る余地のない世界への警鐘 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                      歌はこわい。歌には力がある。だからこそ、歌い手個人の思いを超えて広がり、たくさんの人の心に届く。だけどそれはときに、歌い手が自分と同じ一人の人間であることを忘れさせる。「ポップアイコン」や「歌姫」などと呼んで祭り上げたり、「尊い」とあがめたりするように。 Coccoが思う「つながり」とは「テレパシー」。それは決して超人的な特殊能力などではなくて、ただ相手に思いをはせること。誰かを救い、何かを変えられる力があるとしたら、それは一人の人間から一人の人間に届く思いであることを、Coccoの言葉は物語っている。 ▼インタビュー後編 「歌では人を救えない」勘違い、惨敗、挫折……それでもCoccoの歌は終わらない 手紙がもたらすゆるやかなつながり --「つながり」から連想するものをうかがったところ、「テレパシー」というアンサーをいただきました。 逆に「つながり」って何なの?と聞きたかったんです。みんな

                        「逆に聞きたい。つながりって何?」 Cocco、想像力が入る余地のない世界への警鐘 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                      • 人はめぐりあい、過ちを繰り返す 『ガンダム』で描いた正義なき世界 安彦良和のTHE ORIGIN(前編) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                        アニメーターにして漫画家のカリスマとして真っ先に思い浮かぶのは、手塚治虫と宮崎駿、そしてこの人だろう。 安彦良和。昨年放映40年を迎えた『機動戦士ガンダム』の生みの親の一人としてあまりに有名だが、『虹色のトロツキー』『ナムジ 大國主』など歴史に材をとった漫画作品でも数々の受賞歴を誇り、批評家から高い評価を受けてきた。毒舌の西原理恵子すら「日本遺産」とあがめるアニメ、コミック界の生ける伝説だ。 まごう事なき巨匠だが、その物腰はどこまでも柔らかく、口調は夕凪のように穏やか。丸めた背中と福顔で玄関から私たち取材陣を招き入れるその姿は、どう見ても好好爺といった風情だ(失礼!)。しかし若かりし頃は全共闘のリーダーにして逮捕歴ありと、ただ者ではない経歴を持つ。主役級ではなく脇役を好み、高所ではなく地べたから事象を切りとるその視点は、自認する「生涯アウトサイダー」としての生き様が映し出されている。 「裏

                          人はめぐりあい、過ちを繰り返す 『ガンダム』で描いた正義なき世界 安彦良和のTHE ORIGIN(前編) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                        • もはやマツダMX-5は「歴史車」 イタリア半島で一斉ファンミーティング | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                          &MEMBERとは… &MEMBERにご登録(無料)いただくと、気に入った記事に共感を示したり、コメントを書いたり、ブックマークしたりできます。こうしたアクションをする度にポイント「&MILE」がたまり、限定イベントやプレゼントの当選確率が上がります。

                            もはやマツダMX-5は「歴史車」 イタリア半島で一斉ファンミーティング | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                          • 坂本龍一「“無駄”を愛でよ、そして災禍を変革の好機に」 文明をバージョン1.5に進化させるために | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                            全世界の死者が30万人を超えても、コロナ禍の収束が見えません。人類がこのウイルスに打ち勝つにしても、負けに等しい打撃を被る「カドメイアの勝利」になると、誰もが感じています。 私たちがこれまで「日常」と思っていた景色は、すっかり変わりました。コロナ後に到来するであろう「ニューノーマル」についての議論が世界中で始まっていますが、それは多くの場合、単に従来の生活様式が変わるということではなく、世の仕組みや人間と自然との関係をも改変しなければ、という含意が込められています。 コロナショックで変わったライフスタイルや価値観、あるいは見つめ直したことについて、さまざまな立場の方々がつづるリレー連載「コロナ・ノート」。今回は特別編として、ニューヨークに住む音楽家の坂本龍一さんに、コロナ禍で大きく揺らぐ文明や現代社会のありようについて伺います。 「資本主義が行き着いたグローバル経済のあり方を根本的に問い直

                              坂本龍一「“無駄”を愛でよ、そして災禍を変革の好機に」 文明をバージョン1.5に進化させるために | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                            • 夜な夜な宇多田ヒカルへファンレターを送る20歳フリーター、ある日突然作家になる | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                              デビュー作「野ブタ。をプロデュース」が70万部超の大ヒットを記録し、華々しいデビューを飾った小説家の白岩玄さん。浮き沈みが激しかった20代をありのままつづります。 #01 無知の強さ 20歳のときに、ぼくは夜な夜なくだらない昔話のパロディーを書いて、それを歌手の宇多田ヒカルさんに送っていた。宇多田さんの公式サイトは、当時ファンからのメッセージが送れるようになっていたので、そこに「おばあさんが流れてきた桃に気づかなくて、桃太郎が何回も川下りをし直す」みたいな物語を貼り付けて、毎週のように送っていたのだ。 いくら彼女のファンだったとはいえ、相当イタい人間だし、今考えると大変ご迷惑なことをしていたなと思う。でも当時のぼくは、ヒッキー(宇多田さんの愛称)が自分の書いたものを読んで笑ってくれるとけっこう本気で信じていた。 なぜそこまで自分を信じられたのかは、ぼくにもよくわからない。そのときはフリータ

                                夜な夜な宇多田ヒカルへファンレターを送る20歳フリーター、ある日突然作家になる | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                              • 新しい文化を作るには「アンチ教養」にあらがわなければ ファッションエディター エリス・バイ・オルセン | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                ノルウェー・オスロ在住のファッションエディター/キュレーターである、エリス・バイ・オルセン(Elise By Olsen)。海外では知る人ぞ知る存在だったが、最近になって日本でも活動が取り上げられるようになった。2013年に「13歳の雑誌編集長」として、ユースカルチャー誌『Recens Paper』を創刊したことをきっかけに、新世代の旗手として注目される。 しかし彼女は18歳になると「私はもう、ユースではない」と言い残して退任。その後、新たなファッション・ジャーナリズムを標榜(ひょうぼう)する雑誌『Wallet』を創刊した。エリスは今、メディアやジャーナリズムについてどのようなことを考えているのか。そしてwithコロナの世界への思いとは。胸の内を聞いた。 (取材・文:岡本尚之 翻訳:アナイス トップ写真撮影:Torbjørn Rødland) 「若者」であることの消費期限に直面して 「今1

                                  新しい文化を作るには「アンチ教養」にあらがわなければ ファッションエディター エリス・バイ・オルセン | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                • 坂口恭平が明かす“天才”の奥義 「僕の教えを守って実践すれば、誰でも天才になれます」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                  坂口恭平のことを説明するのは非常に難しい。 早稲田大学の建築学科を卒業するも、図面を引かない建築家として、路上生活者の住居を撮影した写真集『0円ハウス』(リトルモア)や、2畳ほどの移動できる家「モバイルハウス」の快適さとノウハウをつづった新書を刊行するなど、その活動は型破りなものばかり。 さらに、小説『幻年時代』(幻冬舎)が第35回熊日出版文化賞を受賞、『徘徊タクシー』(新潮社)は第27回三島由紀夫賞候補となり、文芸の世界でも才能が高く評価されている。 震災後には、政府の原発対応に疑問を抱き、自ら“新政府初代内閣総理大臣”を名乗り、熊本に“新国家”の樹立を宣言。 アーティストとしても注目を集め、18年からは音楽活動を、最近ではパステルを使った絵画を描き始め、2カ月足らずで個展と画集の出版が決定。数々のジャンルを横断しながら、四方八方で才気を振りまいている。 「君はなんでそんなに天才なんだっ

                                    坂口恭平が明かす“天才”の奥義 「僕の教えを守って実践すれば、誰でも天才になれます」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                  • アニメ『ゴジラ S.P』始動【2】作家・円城塔「脚本を書き上げた今も、ゴジラとは何かを問い続けている」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                    いまや日本だけでなく世界でも人気を博す「ゴジラ」。1954年に第1作の映画が公開されてから現在に至るまで、国内外問わず生み出された30を超える作品数がその人気を物語っているだろう。そして2021年、令和にして日本国内では初のTVアニメシリーズ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』がスタートする。さまざまなエンタメ分野で活躍するクリエーターやアーティストへインタビューする本連載「Creators Book」で、『ゴジラ S.P』スタッフ・キャストの本作へ込めた創意工夫や思いに迫る特集を4回にわたって掲載します。 2回目はシリーズ構成・脚本を務めた円城塔さんに、参加経緯や本作の苦労と制作秘話を聞きます。 ■関連記事 【1】高橋敦史監督「意味のないシーンやセリフは一つもない」 【3】徹底的に“天才”を演じきる 声優・宮本侑芽、新しい役柄への挑戦」 【4】声優・石毛翔弥 旧作からの学びを糧に、

                                      アニメ『ゴジラ S.P』始動【2】作家・円城塔「脚本を書き上げた今も、ゴジラとは何かを問い続けている」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                    • 「歌では人を救えない」勘違い、惨敗、挫折……それでもCoccoの歌は終わらない | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                      携帯電話を持たないCoccoは、相手を信じ思いやる「テレパシー」の力と手紙のやり取りで、日々のゆるやかな人間関係を維持している。それ以上に過剰な「つながり」は求めていない。自分の思いを相手に伝え、相手の思いを受け取るには、これで十分だ。 2018年に自ら立ち上げたブランド「Composition-a」の新作ワンピースと、大きなヘッドドレスを身に着けて現れたCocco。表に顔を出すのはデビュー20周年で終わりにしたかったと言う。それでも今年2月には11枚目のアルバム『クチナシ』をリリースし、今も歌い続ける。Coccoの歌が鳴りやまないのはどうしてだろうか。 ▼インタビュー前編 「逆に聞きたい。つながりって何?」 Cocco、想像力が入る余地のない世界への警鐘 つながりすぎるのもつらい --20代で音楽活動から一時期離れていたときは、どうして沖縄に帰ることにしたのですか? とりあえず仕事をやめ

                                        「歌では人を救えない」勘違い、惨敗、挫折……それでもCoccoの歌は終わらない | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                      • 「佐藤伸治だけを神格化するのは良くない」フィッシュマンズ、未来を開いた格闘の軌跡 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                        フィッシュマンズがメジャーデビュー30周年を迎えた。彼らが後進のミュージシャンに与えた影響は大きい。ceroの高城晶平、カネコアヤノ、踊ってばかりの国の下津光史といった多様な顔ぶれから、彼らを慕う声が聞こえてくる。 では、フィッシュマンズとはどのようなバンドだったのか。なぜ後進に影響を与え、今も新しいリスナーを獲得し続けているのか。この7月に『僕と魚のブルーズ 評伝フィッシュマンズ』を上梓した川﨑大助氏のコメントとともに紹介していきたい。 活動初期のフィッシュマンズ。左から、ハカセ、佐藤伸治、小嶋謙介、柏原譲、茂木欣一/©2021 THE FISHMANS MOVIEフィッシュマンズがデビューしたのは1991年。日本にバブル経済の余韻がある頃だ。当時のメンバーは、佐藤伸治(ボーカル、ギター)、小嶋謙介(ギター)、茂木欣一(ドラムス)、柏原譲(ベース)、ハカセ(キーボード)の5人。サウンドの

                                          「佐藤伸治だけを神格化するのは良くない」フィッシュマンズ、未来を開いた格闘の軌跡 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                        • コロナ禍で気づいた「成長しなきゃいけない病」 長嶋りかこさん | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                          共感できるものだけに集中する、という仕事のしかた 川島蓉子さん(以下、川島) りかこさんの生き方の信条は「ソーシャルグッド」と伺っています。お仕事でもりかこさんのデザインは、既存の視点への問いや、価値転換への気づきに対する貢献を目的にしていらっしゃいますが、いつごろからそのような考え方になったのですか? 長嶋りかこさん(以下、長嶋) かつて広告代理店にいたとき、次第に仕事に対する違和感が積もっていったんです。当時は、自分が欲しいと思える商品や共感できるクライアントだけを選んで仕事をしていたわけではありませんでした。特に若手の頃は仕事を断りづらく、たとえ自分が買いたいと思えない商品でも、目の前に与えられた目的をデザインによって果たすことに集中すれば、何かが見えるはずだと思ってやっていました。 視覚・言語化する技術は、次第に身についていくんですが、いくらやっても何も見えてこなかった。それどころ

                                            コロナ禍で気づいた「成長しなきゃいけない病」 長嶋りかこさん | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                          • 「コロナ以前の社会」に恋しくも後戻りをしないために アーティスト・カヒミ カリィ | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                            新型コロナウイルス感染症が広がる中、世界は重苦しい雰囲気と混乱に包まれています。そんな状況下で変わっていったライフスタイルや価値観、あるいは見つめ直したことについて、さまざまな立場の方々がつづる、&M、&w、&TRAVELの共同リレー連載「コロナ・ノート」。今回は、ニューヨーク在住のアーティスト、カヒミ カリィさんが、コロナ・パンデミックから私たちが何を学ぶべきかについて、つづります。 (写真=カヒミ カリィ) あらぶるニューヨーク 恐れる人びと 1カ月前のことがこんなに遠い昔のように感じたのは初めてかもしれない。あまりに状況が変化し続け、自分も日々いろいろなことを考えさせられているので、まだ全てが渦中で混乱しつづけている状態ですが、それでも自分の芯には静の部分があって、そこではずっと瞑想(めいそう)をしているような不思議な感覚があります。 新型コロナウイルス感染症の問題がかなり差し迫って

                                              「コロナ以前の社会」に恋しくも後戻りをしないために アーティスト・カヒミ カリィ | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                            • 世界注目のYUKIKA 韓国・ソウルで日本生まれのシティーポップを歌うわけ | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                              新しい時代を切り開く20代のミュージシャンたちに「譲れない価値観」を聞いていく連載。今回登場するのは韓国で「シティーポップ歌手」として活動するYUKIKAだ。 ◇◆◇ 韓国産のシティーポップとして話題を呼んだYUKIKAの1stアルバム『ソウルヨジャ(ソウルの女)』を聴いて、3年前の出来事を思い出した。その時、韓国の友達が日本に遊びに来ていて、「どうしても買いたいCDがあるけど漢字が読めなくて探せない」と言うので、一緒に渋谷のタワーレコードに行った。 20代前半の友人が向かったのはJ-POPフロア。何が欲しいのか聞くと、なんと角松敏生の『GOLD DIGGER~with true love~』を探しているという。1985年に発表されたアルバムだ。この作品はストリーミングでも聴けないらしい。あまりに渋いセレクトに驚いていると、友人は1980〜90年代の日本のポップス――シティーポップが韓国で

                                                世界注目のYUKIKA 韓国・ソウルで日本生まれのシティーポップを歌うわけ | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                              • 平田オリザ「文化支援が要るのは劇団ではない、国民だ」 “生”の芸術への人々の渇望は消えない | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                モノの集約を妨げ経済の効率と成長を奪った新型コロナウイルスは、世界のあり様を一変させました。「ポスト・コロナ」ならぬ「withコロナ」時代には、経済も社会生活も、新しい価値を見いだすことが求められています。私たちがこれから迎える「新たなる日常」を生きるヒントを各界のパイオニアたちに聞く「ニューノーマル白書」。今回は劇作家・演出家の平田オリザさんに、この国の文化芸術の行く末について、2回に分けて聞きます。 >>後編はこちら 人生最大の休暇中 文化芸術の擁護発言で炎上 「現在は人生最大の休暇中です。幸いにしてぼくは劇作家ですので、いろいろ勉強して次の新作の準備をしているところです。この3、4カ月の過ごし方をあとで後悔したくないから、じっくり創作の時間に充てたいと思っています」 5月のとある日。兵庫県豊岡市の自宅兼仕事場とを結んだZoomインタビューで、演劇活動自粛中の平田オリザは開口一番、そう

                                                  平田オリザ「文化支援が要るのは劇団ではない、国民だ」 “生”の芸術への人々の渇望は消えない | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                • 「息子には同じ道を辿ってほしくない」自分本位の性欲と罪悪感 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                  連載「パパ友がいない」は、3歳と0歳の二児を育てる小説家・白岩玄さんが、新しい父親像を模索するなかで感じたことを思いのままにつづります。自分と同じように、親として悩みや葛藤を抱えるパパたちに呼びかけるように――。 #06 息子にしたい性教育 自慰を覚えたのは中学3年生の頃だった。ぼくはエロ話が飛び交わない女家族で育った上に、中2くらいから同級生たちが口にするようになった下ネタにもなじめなかったので、性的なことにかんする詳しい知識を仕入れたのが遅かったのだ(当時はインターネットもまだ普及していなかった)。そのため、男友達がエロ話で盛り上がっているときも、わかったような顔をして笑っていたのだが、あるとき、ぼくの受け答えがどうも曖昧(あいまい)なことを怪しんだ同級生が、ぼくが自慰の仕方を知らないのを見抜いて、「おまえ、それはさすがにやばいぞ」とやり方を教えてくれた。ぼくはその日、初めて自慰行為に

                                                    「息子には同じ道を辿ってほしくない」自分本位の性欲と罪悪感 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                  • タモリの元付き人は“だいたい4、50歳”。謎多き芸人・岩井ジョニ男の知られざる半生 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                    デヴィッド・ボウイに憧れ学ランにメークをして高校に通っていた少年は、幼少期からの夢をかなえるため、タモリさんの付き人を経て芸人となった。レトロなスーツに身を包み、『さんまのお笑い向上委員会』ではモニター横芸人という若手の登竜門を切り開いたイワイガワ・岩井ジョニ男さん。ブレーク必至の芸人に、知られざる半生を語っていただいた。 ◇ ――オリコンの『2017 上半期ブレーク芸人ランキング』で7位に入ったことを「さんまのお笑い向上委員会」で明石家さんまさんにツッコまれていました。岩井ジョニ男さんは年齢を聞かれた際に4、50歳と答えるなどいまだ謎多き存在です。まずはお笑いを目指した理由から聞かせてください。 小さい時からお笑いやりたかったんですけど、当時はお笑いの学校もなかった。どうやったら芸人になれるのだろうって、『月刊デビュー』というオーディション雑誌を見たりしていましたね。僕が読んだ時に載って

                                                      タモリの元付き人は“だいたい4、50歳”。謎多き芸人・岩井ジョニ男の知られざる半生 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                    • 20歳で渡米。上原ひろみ、ジャズ界の大物に見いだされデビュー果たすまで(前編) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                      小柄な彼女がステージ上のピアノに触れた瞬間、息を吹き込まれた音があふれ出し、情熱的な演奏に見る者、聴く者は一気に引き込まれる――。世界を舞台に活躍するジャズピアニストの上原ひろみさん。幼き日に出会って魅せられたジャズの音色、世界的プレーヤーとの突然のセッション、「そのとき」を待って旅立ったアメリカでの日々を語る。(文・中津海麻子 写真・山田秀隆) 8歳でジャズと出会った ――ピアノを始めたきっかけは? 6歳のとき、母がピアノ教室に連れて行ってくれました。自分からやりたいと言ったわけではなく、習い事の一つとしてやらせてみようと母が考えたんだと思います。通い始めたときのことは記憶にないのですが、最初の発表会で「人前で演奏するのって楽しい」と感じたことは、鮮明に覚えています。緊張より楽しさの方が大きかったですね。 地元のピアノの先生と、ヤマハの音楽教室と、二つ通っていました。ピアノの先生がいろん

                                                        20歳で渡米。上原ひろみ、ジャズ界の大物に見いだされデビュー果たすまで(前編) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                      • 日本はどこで誤り、戦争への道を進んだのか この国の意思決定能力の不全と「無責任の体系」を問う 劇団チョコレートケーキの新作『帰還不能点』 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                        the Point of No Return(ポイント・オブ・ノー・リターン)――。 航空用語で、燃料の残量から計算して、離陸した空港に戻れなくなる限界点のことを指す。私たちの人生にも、後戻りできない地点というものがある。それを越えてしまったら、何が待ち構えていても、前進するしかない。後から選択を悔いても、もう引き返すことはできない、そんな瞬間が。そして、おそらく国家にも……。 日本はどこで道を誤り、76年前の破滅へと突き進んだのか――。2月19日から東京・池袋で上演されている劇団チョコレートケーキの新作『帰還不能点』は、そんな歴史の分岐点に迫った“問題作”だ。日本の集団的意思決定場面で毎度毎度あらわれる「無責任の体系」の追及でもあり、集団や組織の中の「個」という、現代に通じる問いにも挑んでいる。 (取材・文 石川智也) 将来を嘱望された少壮官僚たちが出した「日本必敗」の結論 舞台は195

                                                          日本はどこで誤り、戦争への道を進んだのか この国の意思決定能力の不全と「無責任の体系」を問う 劇団チョコレートケーキの新作『帰還不能点』 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                        • ラノベの大人気作『俺ガイル』著者語る 「コミュニケーションを回避するな、お前らちゃんと話し合え!と言いたい」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                          足かけ9年にわたって刊行された、ライトノベル『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』(小学館ガガガ文庫)が、昨年11月に完結した。短編集を含め、全17冊。物語の舞台は、作者の出身地である千葉市だ。 累計発行部数は1千万部を超え、『このライトノベルがすごい!』(宝島社)では3年連続で作品部門1位を獲得。史上初の殿堂入りを果たすなど、2010年代のラノベ作品を代表するマスターピースとして、『俺ガイル』の愛称を持つ本作は、ライトノベルの歴史に刻まれた。 2013年にテレビアニメ第1期が放送され、2020年開始予定の第3期では、終章が描かれる。長年、アニメを楽しみにしていた視聴者にとっても一区切り。では、作者の渡航(わたり・わたる)は、どのような気持ちで原作やアニメの終わりと向き合っているのだろうか。 2009年、就職活動に苦しむ渡は、「ラノベ作家なら、なれるんじゃないか?」という理由で、妖怪

                                                            ラノベの大人気作『俺ガイル』著者語る 「コミュニケーションを回避するな、お前らちゃんと話し合え!と言いたい」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                          • 戦国大名・朝倉氏の栄華と没落の地 一乗谷朝倉氏遺跡(1) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                            日本の城を知り尽くした城郭ライター萩原さちこさんが、各地の城をめぐり、見どころや最新情報、ときにはグルメ情報もお伝えする連載「城旅へようこそ」。今回は福井市の一乗谷朝倉氏遺跡です。戦国大名・朝倉氏の栄枯盛衰や戦国時代の城下町の姿を伝える、広大な国の特別史跡でもあります。 (トップ写真は朝倉氏5代の本拠地、一乗谷朝倉氏遺跡) 【動画】一乗谷朝倉氏遺跡を訪ねて 明智光秀が頼った朝倉義景 美濃を追われた明智光秀は、朝倉義景を頼って越前に逃れたとされている。称念寺(福井県坂井市)の門前で、10年ほど浪人として過ごしたようだ。朝倉氏が美濃守護の土岐氏と親しい間柄であったことから、土岐一族出身の光秀は朝倉義景を頼ることができたという。 光秀の前半生は謎が多く、越前での動きも定かではない。一説には、鉄砲の腕を買われて義景への仕官がかなったという。文献上で光秀の名が確認されるのは、1567〜68(永禄10

                                                              戦国大名・朝倉氏の栄華と没落の地 一乗谷朝倉氏遺跡(1) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                            • ゴーストライター騒動から7年 新垣隆「疲弊した音楽界を盛り上げるために、できることは何でもやります」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                              「このままいけば早晩クラシック音楽界はなくなりますよ」 とある場で、作曲家の三枝成彰が真顔でそう語ったのを聞いた。コロナの猛威が到来して以降、舞台表現系のジャンルはどこも厳しい状態が続く。その中でもクラシック音楽界は、日本では元々の基盤が脆弱だっただけに、関係者は途方に暮れているのが現状だ。 そんななかで作曲家の新垣隆が「オンライン、サブスクリプション(※現在はトライアルで無料提供中)、大衆対象」の音楽大学を開き、学長に就任した。文科省の認可を受けた正式な学校(学校法人)ではない。「3歳からのオンライン音楽大学」をうたい、試験を受けずに誰でも好きな講座を受けられるシステムだという。それにしても7年前に「ゴーストライター騒動」を起こして世間とクラシック音楽界を騒がせたあの新垣隆が、音楽教育の最前線に立つというのだ。その真意はどこにあるのか? 何を狙っているのか? そこには音楽界のニューノーマ

                                                                ゴーストライター騒動から7年 新垣隆「疲弊した音楽界を盛り上げるために、できることは何でもやります」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                              • 『攻殻機動隊 SAC_2045』のキャラクターデザインに込めた愛とこだわり―— イリヤ・クブシノブ | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                人生へ大きな影響を与えた作品に携わる―—。そこには、どれほどの喜びがあるのだろうか。 2020年4月23日からNetflixで全世界独占配信されるアニメ『攻殻機動隊 SAC_2045(以下、SAC_2045)』のキャラクターデザインを務める、イリヤ・クブシノブさん。ロシア出身で、現在は日本で活動しているイラストレーターだ。透明感、みずみずしさを感じるイラストは、日本のみならず世界で高い人気を誇っている。 そんな彼がいまの道に進んだキッカケが、1995年に公開された映画『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊(以下、GITS)』だった。 攻殻機動隊は「共に歩んできた作品」 当時6歳だったイリヤさん。ある日、テレビで流れていた『GITS(英語吹き替え版)』を偶然見た。 それが、『攻殻機動隊』との出会い。「日本のアニメだと分からなかった」と振り返るが、複雑なストーリーでありながら、ビジ

                                                                  『攻殻機動隊 SAC_2045』のキャラクターデザインに込めた愛とこだわり―— イリヤ・クブシノブ | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                • 「深大寺そば」の地に貴重な城! 東京・深大寺城 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                  日本の城を知り尽くした城郭ライター萩原さちこさんが、各地の城をめぐり、見どころや最新情報、ときにはグルメ情報もお伝えする連載「城旅へようこそ」。今回は東京都調布市の深大寺(じんだいじ)城です。「深大寺そば」で有名な地に、意外にも貴重なお城があったのです。 将軍家光が称賛とも伝わる、深大寺そば 江戸幕府の3代将軍・徳川家光が称賛したとも伝わる、深大寺そば。江戸時代中期に出版された地誌「続江戸砂子」には、江戸の名産として記載されている。古刹(こさつ)・深大寺の門前には現在、20ほどのそば店が軒を連ね、深大寺を訪れるレジャー客が立ち寄る名所となっている。 深大寺。門前にはそば店が並ぶ深大寺の門前がそば処となった理由のひとつは、湧水(ゆうすい)にある。この地域は、武蔵野台地の南縁が開析されてできた舌状台地の突端付近にある。台地の東側は、支谷内からの湧水で湿地になっていた。深大寺の南側にある神代(じ

                                                                    「深大寺そば」の地に貴重な城! 東京・深大寺城 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                  • 脚本家・古沢良太が描く、世界を舞台にした“コン・ゲーム”アニメ『GREAT PRETENDER』制作の裏側と志向に迫る | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                    世界を舞台に、壮大な「コン・ゲーム」を描いた物語が、今夏スタートする。アニメ『GREAT PRETENDER(グレートプリテンダー)』だ。 コン・ゲームとは、信用詐欺師(=コンフィデンスマン)を軸に物語が展開されるミステリージャンルの一つ。近年では、コン・ゲームを描いたドラマシリーズ『コンフィデンスマンJP(2018年放送)』が大ヒットしている。 コン・ゲームの魅力は何といっても“痛快さ”にある。だましだまされの予想がつかない展開、大どんでん返しのラスト……視聴する側が驚かされる、まさにエンターテインメント。アニメ『GREAT PRETENDER』もまた、最高のクライム・エンターテインメント作品となっている。 本作の脚本を手掛けるのは『コンフィデンスマンJP』で見事なまでに痛快なコン・ゲームを描いた古沢良太さん。テレビアニメの脚本を書き下ろしたのは、本作が初めてのこと。それだけでなく、『コ

                                                                      脚本家・古沢良太が描く、世界を舞台にした“コン・ゲーム”アニメ『GREAT PRETENDER』制作の裏側と志向に迫る | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                    • 10代のひそかな夢を言い当てたあの人へ。25年後の「アンサー」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                      70年代から日本のミュージック・シーンを牽引(けんいん)し続けてきた吉田拓郎さん。昨日6月29日に音楽活動の集大成としてラストアルバムを発表されました。タイトルは「ah-面白かった」。これまでの人生を振り返り、言葉と音と、そして愛でつむがれた拓郎さんらしい素敵な楽曲たちが収録されています。こちらは夏にアナログレコードも発表されるのですが、実はそのジャケットのアートディレクション、そして衣装デザインを私が担当させていただきました。 風に揺れるワンピースをデザイン(衣装:篠原ともえ)拓郎さんと出会ったのは私が17歳の時。フジテレビ「LOVE LOVE あいしてる」での共演がきっかけでした。番組終了後もお付き合いは続き、今回この大切なプロジェクトの一員として、お声をかけてくださいました。 初めてお会いした時は、元気すぎる私と目を合わすことさえしなかった拓郎さん。でもなぜか、私は拓郎さんととても仲

                                                                        10代のひそかな夢を言い当てたあの人へ。25年後の「アンサー」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                      • 〈236〉「この家もらってね」。言い遺してあの女性(ひと)は逝った | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                        〈住人プロフィール〉 会社員・56歳(女性) 分譲マンション・1LDK・京浜東北線 蒲田駅(大田区) 入居2年・築年数約15年 夫(会社員・60歳)、長男(会社員・27歳)、長女(会社員・23歳)、次男(専門学校生・19歳)との5人暮らし ◇ 「このマンション、いただいたんです」 「ご親戚かなにか」 「いえ、赤の他人から」 話せば長いのでまあ座って聞いてくださいという彼女のことは、2013年、「5人家族55㎡、究極のミニマム暮らし」で取材した。間取りは2LDKで、6畳間に、19歳、15歳、12歳の兄妹の3段ベッドと机が三つ。残る1室は夫婦の寝室だった。 当時、育ち盛りで荷物があふれがちな年齢の子どもが3人いるにもかかわらず、家には驚くほどものがなかった。「色があふれると狭く感じられるので」と器は白と決め、洗剤のラベルは取り外して使う。ソファは置かず、家具は必要最低限。広く使うための細やかな

                                                                          〈236〉「この家もらってね」。言い遺してあの女性(ひと)は逝った | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                        • 〈157〉渋谷の外れ、出版社が営む本好きのたまり場 「BAG ONE」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                          大勢の人が行き交う渋谷駅前のスクランブル交差点から東急百貨店本店方面に向かって歩く。本店をはさむY字路を右手に進むと、オーチャードロードと呼ばれる通りに入っていく。 渋谷駅前から歩いてせいぜい6、7分なのにぐっと人通りが減り、落ち着いた雰囲気が漂う。“奥渋”と呼ばれて注目された時期もあるが、下町風情も感じられる。ミニシアターの「アップリンク」や個性的なカフェなどが点在し、「Book&CafeBar BAG ONE」もそのうちの一つだ。 一見すると書店のようだが、奥に進むとテーブルやソファ、カウンター席などがある。 「ソファ席のあたりも、オープン当初は平台を置いて今よりもっとたくさんの本を並べていたんですけどね」 そう話すのは、店を運営する出版社・トゥーヴァージンズの取締役でプロジェクトマネジャーの神永泰宏さん(40)。2019年10月にオープンしたこの店に、準備段階からずっと関わってきた。

                                                                            〈157〉渋谷の外れ、出版社が営む本好きのたまり場 「BAG ONE」 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                          • 〈254〉「ワイン一杯とタバコを」。救急車を待つ彼は最期に言った | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                            〈住人プロフィール〉 46歳(女性)・会社員 賃貸マンション・1DK・銀座線 外苑前駅(渋谷区) 入居半年・築年数25年・ひとり暮らし ◇ 揚げ物、煮魚、焼き魚、スパイシーなものは部屋に臭いが残るので禁止。花は白色のみ。家具やファブリックはモノトーンで。 所帯じみたものが嫌いで、美しいものに囲まれた世界が好きな、自分のスタイルを崩さない人だった。会社で出会ったとき、周りから口々に“あの人には気をつけたほうがいい”と助言されるほど女性遍歴が華やかで、48歳まで独身。飲み会では後輩には絶対に支払いをさせない。 彼女の言葉を借りると、9カ月前に亡くなった夫は「美意識が服を着て歩いているような。ハードボイルドな人」だった。 2年間の交際、6年間の結婚生活で泣いたのを一度だけ見たことがある。 「理不尽な人事で退職に追い込まれた後輩を“守りきれなかった”と。いつも明るく強い人なのですが、そのときだけは

                                                                              〈254〉「ワイン一杯とタバコを」。救急車を待つ彼は最期に言った | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                            • 紅白歌合戦に現れた「海」の裏側。巨大衣装もサステイナブルに | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                              2020年の大みそかに生放送された第71回NHK紅白歌合戦。誰しもが忘れられない年になったこの一年の締めくくりに、「歌」を通じて衣装からも壮大なエンターテインメントを届けたいということでNHKさんよりご依頼を受け、演歌歌手の水森かおりさんの衣装デザインを担当させていただくことになりました。このオファーをいただいた時は本当にうれしく、創ることを続けてきてよかったという素直な喜びとともに、大役を仰せつかった責任を感じ、全力で取り組もうと心に決めました。 今回はコロナの影響で無観客での開催。客席の一部も舞台とし、広さを活用した巨大な衣装で視聴者の方に楽しんでいただきたいというリクエストがありました。これまで大掛かりな演出で華やかに歌唱を届けてきた水森さんの資料を拝見しながら、どんな世界観にしてゆくか、まずはアイデアをまとめます。楽曲である「瀬戸内 小豆島」をテーマに衣装のイメージを膨らませました

                                                                                紅白歌合戦に現れた「海」の裏側。巨大衣装もサステイナブルに | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                              • 「あきらめるつもりで1歩だけ」 ゴリこと照屋年之、映画を撮って15年 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                                お笑いコンビ「ガレッジセール」ゴリのもう一つの顔、映画監督・照屋年之。これまで15年にわたり映画を撮り続け、脚本・監督を手がけた2018年公開の『洗骨』では、日本映画監督協会新人賞を受賞した。今やライフワークとなった映画制作だが、そのきっかけは、思わぬ「波」に流されたことだったという。 誰かの意見でガラッと変わるのが面白い ――昨年公開された最新作の短編『演じる女』には、同じ沖縄出身の満島ひかりさんが主演されました。 照屋 あの作品は、満島ひかりさんの名演技のおかげです。満島ひかり、ここにありだなと思いました。まず、出演をオッケーしてくれると思わなかった。低予算の短編映画なので、ギャラなんて交通費くらいしか出てないと思います。でも、『洗骨』でご一緒した奥田瑛二さんが、僕のことをほめてくれて、「もし出演依頼が来たら絶対断るなよ」って言ってくれていたそうなんです。「だからオッケーしました」って

                                                                                  「あきらめるつもりで1歩だけ」 ゴリこと照屋年之、映画を撮って15年 | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
                                                                                • 女流棋士・香川愛生が語る将棋の魅力と、オンラインサロンでやりたいこと | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                                  女流棋士の香川愛生女流三段は、日々の対局と研究の傍ら、eスポーツイベントに出演したり、ゲーム雑誌で連載を持ったり、コスプレを披露したりと、幅広いジャンルで活動している。今年4月に開設したYouTubeチャンネルの登録者数は4万6千人にのぼる。将棋愛好家以外のファンも多く、知名度が高い女流棋士の一人だ。 その香川さんが2020年1月、将棋の普及を目的にオンラインサロンを開設する。人工知能(AI)と棋士の勝負が注目を集め、タイトル戦の対局配信もすっかり定着したとはいえ、千年以上の歴史を持つ将棋は、伝統が重んじられる世界。その文化と、デジタルで参加者とつながる仕組みのオンラインサロンをどのように融合させようとしているのか。香川さんに、オンラインサロン開設で目指すものを聞いた。 A-port「香川愛生オンライン将棋サロン ~女流棋士のお悩み相談室~」の詳細はこちら。 「好き」を継続するには「場」が

                                                                                    女流棋士・香川愛生が語る将棋の魅力と、オンラインサロンでやりたいこと | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

                                                                                  新着記事