並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

281 - 320 件 / 2986件

新着順 人気順

ナゾロジーの検索結果281 - 320 件 / 2986件

  • 「音が見えるようになった!」バイク事故後に創造性が開花した音楽家の報告 - ナゾロジー

    ある音楽家の男性がバイク事故後に”音が見える”ようになったという珍しい症例報告がなされました。 米ヴァンダービルト大学医療センター(VUMC)の担当医によると、匿名の男性(66歳)は、事故による脳損傷が原因で「共感覚(シネステジア)」を発症したと考えられるという。 共感覚とは、音に味がするとか色に匂いがするなど、別々の感覚が混ざり合う現象です。 男性は事故後に、音を聴くだけで「音符が楽譜に書かれて見えるようになった」と話します。 さらに以前に増して、作曲への意欲や創造性が格段に高まったとのことです。 研究の詳細は、2023年5月7日付で医学雑誌『Neurocase』に掲載されています。 Musician’s head injury triggered rare synesthesia, causing him to ‘see’ music https://www.livescience.c

      「音が見えるようになった!」バイク事故後に創造性が開花した音楽家の報告 - ナゾロジー
    • カメの甲羅には「人類の核の歴史」が記録されている! - ナゾロジー

      かつて、地球上では数多くの核実験が行われていました。 1945年以降、広島と長崎への原爆投下を含め核爆発は2000回以上にも及んでいます。 1963年に部分的核実験禁止条約(PTBT)が締結されて以降は、放射性物質がほとんど飛び散らない地下核実験が主流となりましたが、それまでの約18年間は、主に大気圏内や水中で核実験が行われていました。 人間のみならず、周囲の環境などにも大きな影響を与える核爆発の影響は、どのように地球に刻まれていくのでしょうか。 今回、米パシフィックノースウェスト国立研究所(PNNL)の地球科学者サイラー・コンラッド氏ら研究チームは、カメの甲羅に蓄積されるウラン同位体を測定することで、過去の核爆発が及ぼす環境への影響を測定する新しい方法を発見しました。 一体カメの甲羅にはどのようにして人類の負の歴史が刻まれているのでしょうか。 研究の詳細は、2023年8月22日付で『PN

        カメの甲羅には「人類の核の歴史」が記録されている! - ナゾロジー
      • 重さ150キロを超える「史上最大の新種ペンギン」を発見! - ナゾロジー

        ペンギンといえば、ぽってりした体でよちよち歩く姿がとても愛らしい生き物です。 しかし大昔の地球には、”愛らしさ”とは程遠いモンスター級のペンギンがいたようです。 米ブルース博物館(Bruce Museum)、アイオワ州立大学(ISU)らの共同研究チームはこのほど、約5000万年前のニュージーランドに存在した新種の超巨大ペンギンを発見したと報告しました。 化石から推定される体重は150キロを超え、これまでに見つかった史上最大のペンギンとなっています。 研究の詳細は、2023年2月8日付で科学雑誌『Journal of Paleontology』に掲載されました。 Largest penguin ever discovered weighed a whopping 340 pounds, fossils reveal https://www.livescience.com/largest-pe

          重さ150キロを超える「史上最大の新種ペンギン」を発見! - ナゾロジー
        • 中世英国の驚くほど詳細な事件ファイルがプロットされた『中世殺人事件マップ』 - ナゾロジー

          イギリスのケンブリッジ大学がとんでもないWebサイトを作っていました。 中世の殺人マップと題されたそのサイトは、中世後期、主に1300年代前半のロンドン、ヨーク、オックスフォードといった大きな都市で起きた多くの殺人事件を掲載しています。 実際に地図を見ながら武器のアイコンをクリックすることで、殺人事件が発生した日時、使用された武器や傷の深さ、加害者と被害者の名前、事件の経緯などの情報を驚くほど詳細に見ることができます。 まるで日本の某事故物件サイトと同じような感覚で、地図を見ながら、学生たちの大乱闘による殺人事件から、学者による暗殺まで、様々な殺人事件の詳細を見ることができてしまうのです。 思わず次から次へと殺人事件を見てしまうサイトですが、なぜ約700年も前の多くの殺人事件の詳細がわかるのでしょうか。 そして、そもそもケンブリッジ大学はなぜこのようなサイトを作ったのでしょうか。 Medi

            中世英国の驚くほど詳細な事件ファイルがプロットされた『中世殺人事件マップ』 - ナゾロジー
          • 南極の海で20本の腕を持つエイリアンみたいな新種生物を発見! - ナゾロジー

            エイリアンそっくりの新種生物が見つかったようです。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)の研究チームは、最近行った南極海での調査で、まるで映画に出てくる顔に張り付くエイリアンのような生物を捕獲したと発表しました。 しかしエイリアンよりも多腕であり、20本ほどの長い腕と頭頂部に細長い触手が数多く生えていたという。 この生物の正体は一体何だったのでしょうか? 研究の詳細は、2023年7月14日付で科学雑誌『Invertate Systematics』に掲載されています。 Alien-Like Ocean Creature With 20 ‘Arms’ Discovered Near Antarctica https://www.sciencealert.com/alien-like-ocean-creature-with-20-arms-discovered-near-antarct

              南極の海で20本の腕を持つエイリアンみたいな新種生物を発見! - ナゾロジー
            • ファンタジーで美しいエルフ語を作る方法:人工言語の印象を決める要素が判明! - ナゾロジー

              異世界の言語学です。 ドイツのフンボルト大学ベルリン(HU Berlin)で行われた研究によって、ファンタジーやSFの世界で使われている人工言語のどんな要素が、美しさや邪悪さなどの音声的な印象に繋がっているかが調べられました。 調査対象となった人工言語には、有名なフィクション作品で創作された優雅な響きを持つエルフ語や醜く凶悪なオークたちのオーク語、理知的な異星人たちのバルカン語、荒々しい戦闘民族の使うクリンゴン語など12種類が含まれています。 本研究は、ファンタジーやSFの世界が好きな人たちならば、一度は考えたことがある異世界言語の音声学的な魅力を分析したものと言えるでしょう。 研究内容の詳細は『Language and Speech』にて公開されています。 From Star Trek’s Klingon to Tolkien’s Orkish: Unraveling the audit

                ファンタジーで美しいエルフ語を作る方法:人工言語の印象を決める要素が判明! - ナゾロジー
              • 火星地下に”紅海”に匹敵する水量の氷を発見!「全部溶かすと火星は浅海で覆われる」 - ナゾロジー

                人類が火星への移住を目指すなら「水」は絶対に欠かせない資源です。 実は火星は30〜40億年前までは温暖で水の豊富な惑星だったことが分かっていますが、今ではすっかり乾燥した不毛な土地となっています。 この火星を満たしたかつての水がどこへ消えたのかについては、宇宙空間へ流出してしまったという説から、どこかにまだ保存されているという説まで様々です。 しかし今回、欧州宇宙機関(ESA)やスミソニアン協会(Smithsonian Institution)の研究で、火星の地下に巨大な氷の塊が眠っていることが新たに判明しました。 なんとその量は地球の紅海の水量に匹敵し、もしそれを全部溶かせば、火星表面に深さ1.5〜2.7メートルの浅い海ができるほどだという。 この氷塊を利用できれば、火星移住計画における水資源も確保できるかもしれません。 A Massive Amount of Water Ice Has

                  火星地下に”紅海”に匹敵する水量の氷を発見!「全部溶かすと火星は浅海で覆われる」 - ナゾロジー
                • 「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 - ナゾロジー

                  地球上で生きるにあたって、カニの姿はコスプレ衣装のようなものかもしれません。 3月9日に『Bio Essays』に掲載された論文では、甲殻類のカニ型へのフォームチェンジ(カニ化)が生命進化の過程で計5回、そしてカニ型から非カニ型への変化(脱カニ化)が計7回起きていることが示されました。 さらにそれぞれ全てが独立した進化イベントだったため、地球では「カニのような非カニ」と「カニっぽくないカニ」が各地で出没するようになったのです。 しかし、どうして甲殻類の形態変化はそこまで敷居が低いのでしょうか?

                    「カニ」への進化を繰り返した甲殻類の系譜が明らかに! タラバガニがヤドカリに分類される理由 - ナゾロジー
                  • 鼻の穴は常に片方の空気の通りが悪くなっていた - ナゾロジー

                    鼻呼吸は左右均等ではなく、常に一方がより多くの空気を通すようです。 イスラエルのワイツマン研究所の研究者たちにより『PLOS ONE』に掲載された論文によれば、人間の鼻呼吸では、一定の時間で気流の優勢な鼻孔が入れ替わるとのこと。 また優勢となった鼻孔は、呼吸量の75%を占めることも以前に示されています。 同様の優勢な鼻孔の「循環」は、マウスやラット、ウサギ、犬など他の哺乳類にも確認されており、進化的に保存された、かなり「由緒ある」仕組みであるようです。 なんとなく気付いていた人もいるであろう、この奇妙な仕組み(鼻サイクル)には、いったいどんな秘密が隠されているのでしょうか?

                      鼻の穴は常に片方の空気の通りが悪くなっていた - ナゾロジー
                    • 「生物のようなウイルス」と「ウイルスのような生物」が発見され、生物と非生物の境界がゆらぐ - ナゾロジー

                      生物より多い遺伝子を持ち、免疫能力を備えたウイルスが存在することがわかった単独ではエネルギー代謝も自己複製もできない生物が存在することがわかった 上の図のように、ウイルスは核酸とタンパク質の殻からできています。単独ではエサをとったり、光合成でエネルギーを生み出したりことも消費することもできません。 自分の力だけでは増えることができず、感染した細胞の自己複製装置を利用します。 このような性質から、ウイルスの遺伝子は「ただ増殖命令だけが記された簡素なもので、生物と無生物の間の存在だ」と言われてきました。 しかし、近年になって複雑な遺伝子を持った「生物のようなウイルス」や、生命活動に必須な遺伝子の多くを宿主に依存する「ウイルスのような生物」が発見され、生物と無生物の境界が非常に曖昧になっています。 そこで今回アメリカの研究者によって、膨大な遺伝子を持つウイルスである「巨大ファージ」の詳細な遺伝解

                        「生物のようなウイルス」と「ウイルスのような生物」が発見され、生物と非生物の境界がゆらぐ - ナゾロジー
                      • ビッグサンダーマウンテンに腎臓結石を排出させる効果があるという研究 - ナゾロジー

                        ジェットコースターが腎臓結石の治療法になるかもしれません。 ミシガン州立大学の研究者たちが2016年に『American Osteopathic Association』で発表した論文によれば、腎臓結石を忠実に再現したシリコンモデルをディズニーランドのビッグ・サンダーマウンテンに60回乗せたところ、効果的な結石の排出が確認されたとのことです。 さらにこの研究は2018年にイグノーベル医学賞を受賞しています。 いったいアトラクションのうえで何が起こっているのでしょうか? Validation of a Functional Pyelocalyceal Renal Model for the Evaluation of Renal Calculi Passage While Riding a Roller Coaster https://www.degruyter.com/document/d

                          ビッグサンダーマウンテンに腎臓結石を排出させる効果があるという研究 - ナゾロジー
                        • セミに寄生し、性行為でパートナーを次々にゾンビ化させる菌が怖い。 - ナゾロジー

                          セミをゾンビにさせる恐ろしいゾンビ化菌(マッソスポラ)が存在します。 マッソスポラによってゾンビ化したセミは腹部がないまま飛び回って胞子を撒き散らし、同性異性構わず相手を誘って交尾しようとすることがの研究で知られていました。 セミに寄生して、オスメス関係なく交尾させる菌がいる – ナゾロジー これだけでもかなりグロくて恐ろしいのですが、最新の研究によって、マッソスポラは感染したセミの心と体を菌がどうのように支配していくのかが判明しました。 マッソスポラに感染したオスのセミは、オスでありながらメスの求愛行動である「羽ばたき」を行い、別のオスを誘惑し、性行為を行おうとしていたのです。 ゾンビ化したセミは生殖器を中心とした腹部が脱落して、マッソスポラの胞子嚢に変化しているため既に子孫は残せませんが、性行為の真似事を通して、相手を感染させることができます。 性行為した相手をゾンビ化させ、さらなる感

                            セミに寄生し、性行為でパートナーを次々にゾンビ化させる菌が怖い。 - ナゾロジー
                          • 大酒飲みサルの脳遺伝子改造で「断酒」させることに成功! - ナゾロジー

                            お酒がやめられないなら、脳を改造すればいいようです。 米国のオレゴン健康科学大学(OHSU)で行われた研究によって、お酒を大量に飲む習慣を持ったサルの脳細胞の遺伝子を改変したところ、好きだったお酒をほとんど飲まなくなることが示されました。 アルコール依存症のサルたちは脳内の快楽物質「ドーパミン」が少なくなっており、新たにドーパミンを得るために、常にお酒を必要とする中毒になっています。 しかし脳細胞の遺伝子改変によって脳内でドーパミンが過剰生産されるようにしたところ、サルたちはお酒に対する興味を失い、水のほうを好んで飲むようになりました。 研究者たちは命にかかわる重篤なアルコール患者に対して、脳の遺伝子改変は有力な治療法になると述べています。 しかし改変された脳の遺伝子は、治療後に元に戻すことができるのでしょうか? 研究内容の詳細は2023年8月14日に『Nature Medicine』にて

                              大酒飲みサルの脳遺伝子改造で「断酒」させることに成功! - ナゾロジー
                            • 腸は第2の脳ではなく、むしろ「脳の方が腸から生まれた」と判明! - ナゾロジー

                              ニューロンの起源は腸だったようです。 ドイツにあるヨーロッパ分子生物学研究所(EMBL)で行われた2021年の研究によれば、脳を構成するニューロンの起源は、消化システムの制御を行う細胞であった可能性が高い、とのこと。 近年では腸にもニューロンがあり、脳との関係の深さから「腸は第2の脳」と言われるようになりましたが、逆でした。 研究によれば、ニューロンの原形となる細胞は最初に消化システムで誕生し、後に脳に転用されるようになったようです。 つまり順番にこだわるならば、腸は第2の脳ではなくむしろ、脳が第2の腸ということになります。 しかし、研究者たちはこの常識を引っくり返すような結論を、いかにして導き出したのでしょうか? 研究内容の詳細は2021年11月4日に『Science』に掲載されました。

                                腸は第2の脳ではなく、むしろ「脳の方が腸から生まれた」と判明! - ナゾロジー
                              • 慢性社会的敗北ストレスは父マウスから子へ「精子にのって遺伝する」と明らかに - ナゾロジー

                                親の「経験」は遺伝するようです。 6月7日に米マウントサイナイ医科大の研究者たちにより『Journal of Neuroscience』に掲載された論文によれば、うつ状態にあるマウスの精子は遺伝活性が変化し、子どももストレスに対して弱くなるとのこと。 つまり、親の「経験」が精子に乗って子どもに遺伝していたのです。 にわかには信じられない話ですが、論文が掲載されたのは40年もの歴史がある神経科学分野では有名な科学雑誌であり、信ぴょう性は確かなようです。 しかし、いったいどんな仕組みで「経験」の遺伝が起きていたのでしょうか?

                                  慢性社会的敗北ストレスは父マウスから子へ「精子にのって遺伝する」と明らかに - ナゾロジー
                                • クマムシを「量子もつれ」状態にすることに成功! - ナゾロジー

                                  クマムシが量子的なもつれ状態になったようです。 シンガポールの南洋理工大学で行われた研究によれば、クマムシを極低温の量子ビット回路に組み込んだところ、クマムシにも量子世界に特有の、観察するまでは状態が確定しない「量子もつれ」に移行した、とのこと。 クマムシは絶対零度に近いマイナス272℃から水の沸点を上回る150℃までの温度を生き延び、宇宙空間でも10日間が生存可能と異常な能力が知られていますが、どうやら量子的な能力を獲得することも可能なようです。 研究内容の詳細は12月16日にプレプリントサーバーである『arXiv』にて公開されています。

                                    クマムシを「量子もつれ」状態にすることに成功! - ナゾロジー
                                  • 地球全球凍結は最大10億年の地層を削っていた! カンブリア爆発など「大不整合」原因の新たな証拠 - ナゾロジー

                                    約5億4200万年前、突如として地球に多様な生物進化が起きました。これは「カンブリア爆発」と呼ばれています。 しかし、地質学的にはカンブリア紀以前の長期間に及ぶ地層が世界的にごっそりと抜けており、地質記録がタイムスリップしている可能性が指摘されています。 この大規模に地層が失われた現象は、地質学で「大不整合(Great Unconformity)」と呼ばれています。 現在、この地質記録を奪った大不整合の原因には、プレートテクトニクスの活動説と氷河が削ったという全球凍結(スノーボールアース)説が主流となっています。 そして今回、米国ダートマス大学(Dartmouth College)の新たな研究は、大不整合の原因として全球凍結説を支持する新たな証拠を発見したと報告しているのです。 研究によると全世界を襲った地球史上最大の氷期は、最大10億年分の地質記録を奪った可能性があります。 研究の詳細は

                                      地球全球凍結は最大10億年の地層を削っていた! カンブリア爆発など「大不整合」原因の新たな証拠 - ナゾロジー
                                    • 4億6千万年前の海洋世界をすっぽり保存した化石群がイギリスで見つかる! - ナゾロジー

                                      失われた太古の海洋世界がすっぽり丸ごと掘り当てられたようです。 中国科学アカデミー(CAS)、スウェーデン・ウプサラ大学(Uppsala University)らの国際研究チームはこのほど、英ウェールズにあるキャッスルバンク採石場にて、約4億6200万年前のオルドビス紀中期に当たる海洋生態系の化石群を発見したと発表しました。 これまでに170種以上の古生物の化石が見つかっており、そのほとんどが新種とのことです。 研究者らはこの驚くべき化石群を”海洋の小人世界(Marine Dwarf World)”と呼んでいます。 研究の詳細は、2023年5月1日付で科学雑誌『Nature Ecology & Evolution』に掲載されました。 Middle Ordovician ‘marine dwarf world’ found in Castle Bank, Wales https://phys

                                        4億6千万年前の海洋世界をすっぽり保存した化石群がイギリスで見つかる! - ナゾロジー
                                      • 島に漂着したプラゴミが岩石と合体して「新種のプラスチック岩」を生み出していた! - ナゾロジー

                                        ブラジル東海岸から船で3〜4日、およそ1100キロ行ったところに絶海の孤島・トリンダーデ島があります。 この島は自然豊かな熱帯の無人島であらゆる生物の楽園となっていますが、現在この場所に、プラスチックを取り込んだ未知の岩石が誕生しているようです。 ブラジル・パラナ連邦大学(UFPR)の研究チームは今回、同島に流れ着いた海洋プラスチックが現地の岩石と混ざり合って、新種のプラスチック岩を形成していることを発見しました。 この新たな岩石は「プラスチストーン(plastistones)」と呼ばれています。 これはまさに、人類が地球の生態系に重大な影響を与える意味で考案された地質時代「人新世(Anthropocene)」を象徴する産物です。 研究の詳細は、2022年9月に学術誌『Marine Pollution Bulletin』に掲載されています。 Scientists make ‘disturb

                                          島に漂着したプラゴミが岩石と合体して「新種のプラスチック岩」を生み出していた! - ナゾロジー
                                        • 歴史で学ぶ量子力学【改訂版・2】「自分が物理学など何も知らない喜劇役者だったらよかったのに」 - ナゾロジー

                                          物質の全ては波物理学の常識では同時に成り立つはずのない2つの性質「粒子」と「波動」が、どちらも成り立ってしまうという問題に対し、最初の光を当てたのが、物理学者としては異例の系譜を持つフランス公爵家出身の貴公子ルイ・ド・ブロイでした。 「アインシュタインの発見は、あらゆる物質粒子、特に電子に拡張されなければならない」ルイ・ド・ブロイの肖像 / Credit:Wikipedia Commons彼はX線を研究する兄モーリスの影響で物理学にはまっていき、兄が公爵家を継ぐために科学の道を諦めたため、その意志を引き継いで物理学者になりました。 ド・ブロイの発想は非常に画期的でした。 彼は光が粒子なのか、波なのかという論争を物理学者たちが繰り広げる中で、次のようなことを考えたのです。 「波であるはずの光が粒子のように振る舞うのだとしたら、原子などの粒子は波のように振る舞うのではないだろうか?」 ド・ブロ

                                            歴史で学ぶ量子力学【改訂版・2】「自分が物理学など何も知らない喜劇役者だったらよかったのに」 - ナゾロジー
                                          • 子どもを虐待するときだけ活性化する「脳の虐待回路」が見つかる - ナゾロジー

                                            子供の虐待に特化した脳回路があるようです。 2021年に発表されたハーバード大学の研究によれば、マウスの脳には乳児虐待を受け持つ専門的な神経回路(虐待回路)が存在するとのこと。 虐待回路を活性化されると、オスもメスも子供に対する攻撃性を芽生えさせ、子供の虐待が起こりました。 この研究に関する論文は、科学雑誌『eLife』に2021年8月23日付けで公開されています。

                                              子どもを虐待するときだけ活性化する「脳の虐待回路」が見つかる - ナゾロジー
                                            • 呪印の刻まれたイカ?ニュージーランド沖深海探検「未知の生物」新たに100種以上 - ナゾロジー

                                              深海は未知のモンスターだらけのようです。 研究者いわく、現在見つかっている海洋生物は予想される全体の10%にも満たず、さらに海底の80%以上はいまだにマッピングされていないという。 つまり、海の世界は地球上で最も謎に満ちた場所の一つといえます。 以前には、チリ沖の深海探査の末に、新種と見られる海洋生物が一挙に100種以上も見つかったというニュースを報じました。 そして今回、ニュージーランド沖での深海探査で新たに100種以上の未知なる生物が発見されたとのことです。 さて、どんな珍妙な生物が見つかったのでしょうか? 100 NEW OCEAN SPECIES DISCOVERED IN NEW ZEALAND https://oceancensus.org/100-new-ocean-species-discovered-in-new-zealand/ New ocean species di

                                                呪印の刻まれたイカ?ニュージーランド沖深海探検「未知の生物」新たに100種以上 - ナゾロジー
                                              • SNSの実態調査で判明!正露丸は本当にアニサキスの殺虫効果があった! - ナゾロジー

                                                アニサキスは、魚介類に潜んでいる小さな線虫で、そのまま食べてしまうと胃や腸の粘膜に頭を突き刺して暴れ回り、ひどい腹部の激痛を引き起こします。 これが「胃アニサキス症」です。 今のところ胃アニサキス症の治療薬は存在せず、内視鏡を使って摘出する以外に方法はないとされていました。 ところが近年の研究で、ラッパマークでお馴染みの「正露丸」がアニサキスへの殺虫効果を持つことが明らかになりつつあります。 そんな中、高知大学理工学部の研究チームは最近、SNSを使って「正露丸は本当にアニサキスに効くのか」を実態調査。 その結果、多くの人が正露丸を飲むことで胃アニサキス症への効果を経験していたことが判明したのです。 研究の詳細は、2023年8月8日付で科学雑誌『IJRPP』に掲載されています。

                                                  SNSの実態調査で判明!正露丸は本当にアニサキスの殺虫効果があった! - ナゾロジー
                                                • 「アフリカで大雨が降ると日本が猛暑になる」と初めて解明される - ナゾロジー

                                                  「ブラジルで蝶が羽ばたくとテキサスで竜巻が起きる」 これはバタフライエフェクトとして知られる気象の複雑さを示した極端なたとえですが、あながち冗談ともいえません。 三重大学の研究グループの新しい研究は、日本の猛暑の原因がアフリカにあると報告しています。 アフリカのサヘル地域(サハラ砂漠のすぐ南)で雨雲が大きく発達すると、日本上空の高気圧を強める引き金となり、日本が猛暑になるというのです。 この研究の詳細は、気候分野のトップジャーナルであるドイツの学術雑誌『気候力学(Climate Dynamics)』に2021年5月20日付でオンライン掲載されています。

                                                    「アフリカで大雨が降ると日本が猛暑になる」と初めて解明される - ナゾロジー
                                                  • 空間・時間・平行世界を駆使する「5次元チェス」がリリース。 過去に刺客を送って世界線を変える - ナゾロジー

                                                    時間移動、世界線移動が加わった5次元チェスが発売されるチェスの駒を過去にタイムトラベルさせることで、世界線が分岐する駒の特性に従って、過去や他の世界線へ移動可能。別の世界線のキングをチェックメイト ゲーム開発を手掛ける「Thunkspace, LLC」は、5次元でチェスをする「5D Chess With Multiverse Time Travel」をリリースしました。 このチェスはその名称の通り、5つの次元(3次元空間、時間、並行世界)を駆使して相手への勝利を目指します。 現在から過去に刺客を送って世界線を変更したり、相手を追い詰めたりできるため、通常のチェスよりもはるかに複雑なゲームとなっています。 「タイムトラベル」「世界線移動」が可能になった「ターミネーター」のような世界での疑似戦争を体感できるでしょう。 タイムトラベルし、世界線が分岐5Dチェスの基本的なルールは、通常のチェスと変

                                                      空間・時間・平行世界を駆使する「5次元チェス」がリリース。 過去に刺客を送って世界線を変える - ナゾロジー
                                                    • 言語がないと人間は「4」までしか数えられない - ナゾロジー

                                                      カラスは4まで直感的に数えられると言われています。 そして人間も直感的理解は同じく「4」が限界のようです。 米国マサチューセッツ工科大学(MIT)とカリフォルニア大学バークレー校(UCB)で行われた新しい研究により、人間の数を数える能力は「数字に名前があるかどうか」に依存していたことが判明しました。 この研究によれば、数字に名前がない文化では数を数える能力が極めて限定されているといいます。 工業化した社会からは無縁の伝統的な文化に属する人々の中には「5以上の数字をあらわす名詞」が存在しないか極めて限定的である場合があり、そのような社会で生活する人々は「4」を超える数の作業の正確さが失われていました。 どうやら人類が他の生物と異なり、数学でマウントをとれるようになったのは、言語の存在に鍵があるようです。 研究内容の詳細は2022年2月8日に『Psychological Science』に掲載

                                                        言語がないと人間は「4」までしか数えられない - ナゾロジー
                                                      • 植物はRNAを「手紙」にして隣人と会話していると判明! - ナゾロジー

                                                        植物は情報をRNAに乗せてコミュニケーションしているようです。 イタリアのサンターナ大学院大学で行われた研究によれば、シロイヌナズナはRNAを分泌することで、隣のシロイヌナズナの遺伝子の働きかたを変えることができる、とのこと。 同種の植物同士がRNAを介して互いの生命活動に影響を与え合っていることが判明したのは、今回の研究が世界ではじめてになります。 植物が放出するRNAを解読できれば、植物の声をリアルタイムで聞き取る「植リンガル」とでも言うべきアプリ開発や開花時期の指示などが可能になるかもしれません。 研究内容の詳細は10月14日に『Nature Plants』にて公開されています。

                                                          植物はRNAを「手紙」にして隣人と会話していると判明! - ナゾロジー
                                                        • 「インビジブル」イカのDNAをヒト細胞に組み込み透明化させることに成功! - ナゾロジー

                                                          透明人間が誕生する日は意外と近いかも? 米カリフォルニア大学アーバイン校(UCI)はこのほど、イカの皮膚細胞にあるタンパク質「リフレクチン」をヒト細胞に組み込むことに成功したと発表しました。 イカはリフレクチンを使って光の反射や吸収の仕方を変え、体の透明度を自在に変化させられます。 実際に、リフレクチンを発現したヒト細胞は”透明から白色、白色から透明”へと、細胞の透明度の変化にも成功したとのことです。 研究の詳細は、2023年3月26日〜30日にかけて開催される「アメリカ化学会(ACS 2023)」にて発表されました。

                                                            「インビジブル」イカのDNAをヒト細胞に組み込み透明化させることに成功! - ナゾロジー
                                                          • 「何事も始めるのに遅すぎることはない!」刑務所で数学を学び、論文発表までした囚人の話 - ナゾロジー

                                                            2020年のはじめ、数学の学術雑誌『Research in Number Theory』に連分数について書かれたある論文が掲載されました。 筆頭著者はChristopher Havens(クリストファー・ヘイブンズ)となっています。 彼は大学の研究者でしょうか? 優秀な大学院生でしょうか? いいえ、彼は高校中退者で、麻薬中毒者で、仕事もなく、家庭もなく、最後は殺人まで犯してしまった人物です。 ヘイブンズは、2011年に殺人罪で25年の刑が下り、ワシントンの刑務所に現在も服役しています。 ヘイブンズは刑務所の中で数への才能を開花させ、勉強を続けてついに獄中で数論の論文を書き上げ、査読付き国際ジャーナルに掲載までされたのです。 何を始めるにも遅すぎることはない、といいますが、こういう成果を聞くとなんだか希望が湧いてきます。

                                                              「何事も始めるのに遅すぎることはない!」刑務所で数学を学び、論文発表までした囚人の話 - ナゾロジー
                                                            • 「何しても楽しくない」退屈な日々を一気に楽しくする”簡単な方法” - ナゾロジー

                                                              私たちは、TVやYouTubeなど、膨大なコンテンツから自由に選んで楽しむことができます。 しかし、それらのコンテンツを味わっていても、「どこか虚しい」「退屈だ」と感じる人は少なくありません。 カナダのトロント大学(University of Toronto)心理学部に所属するケイティ・YY・タム氏ら研究チームは、その原因が「チャンネルを次々と切り換える」ことから来ていると指摘しています。 私たちは、退屈から逃れて、より効率的に楽しむ目的でチャンネルを切り換えるものですが、実はその行為が退屈を増長させていたのです。 研究の詳細は、こちら(PDF)で確認できます。 またこの論文は、いずれ学術誌『Journal of Experimental Psychology: General』に掲載される予定です。 New psychology research shows “digital switc

                                                                「何しても楽しくない」退屈な日々を一気に楽しくする”簡単な方法” - ナゾロジー
                                                              • 日本に「新たな陸地」が誕生!硫黄島沖の火山噴火ですでに300m級の島に - ナゾロジー

                                                                今、硫黄島の南東沖に”新たな島”が誕生し、国内外で大きな話題となっています。 これは同地で10月下旬から始まった海底火山の噴火により、岩塊や軽石が積もってできたもの。 島の大きさはすでに直径300メートルに達しており、このまま火口から溶岩が噴出して島を覆えば、波に浸食されずにそのまま残る可能性が高いという。 日本にまた新しい島が仲間入りするかもしれません。 報告の詳細は、2023年11月2日付で東京大学地震研究所のプレスリリースに掲載されています。 2023年10月30日硫黄島沖噴火と新島形成について https://www.eri.u-tokyo.ac.jp/eq/20249/ New Island Emerges Off Japan After Powerful Underwater Volcano Eruption https://www.sciencealert.com/new-i

                                                                  日本に「新たな陸地」が誕生!硫黄島沖の火山噴火ですでに300m級の島に - ナゾロジー
                                                                • 「宇宙で揚げ物は作れるのか?」揚げ物好きの科学者たちが本気で研究 - ナゾロジー

                                                                  揚げ物が「揚がる」ための条件クリスピーな表面とジューシーな中身が魅力的 / Credit:Canva揚げ物の魅力は、カラッと揚がった表面とジューシーな中身にあります。 唐揚げや天ぷら、トンカツなどは水で溶いた小麦粉、片栗粉やパン粉などをまとわせて揚げる料理ですが、サクサクとした衣と中から溢れる肉汁が魅力的です。 またフライドポテトなどは、素材そのものを揚げる「素揚げ」に該当しますが、カリっとした外側とホクホクした中身を楽しめます。 では油で揚げると、どうしてこのような「揚げ物」と呼ばれる料理ができあがるのでしょうか? 食材が「揚げ物」になるためのポイントは、「水分を抜く」ことにあります。 熱した油に食材を放り込んで加熱し続けると、食材の表面の水分が抜けていき、そこに油が入り込みます。 つまり食材を揚げている間、食材に含まれた水分と油が入れ替わっていくのです。 この時、食材(もしくは衣)から

                                                                    「宇宙で揚げ物は作れるのか?」揚げ物好きの科学者たちが本気で研究 - ナゾロジー
                                                                  • 史上初!量子トンネル効果によって分子結合が生成される様子を確認! - ナゾロジー

                                                                    トンネル効果で新たな分子ができました。 オーストリアのインスブルック大学(University of Innsbruck)で行われた研究によって、世界初となる量子「トンネル効果」を利用した分子反応実験が行われました。 量子力学的トンネル効果を用いた分子反応が実験的に観測できたのは、今回の研究が世界ではじめてとなります。 研究ではトンネル効果が起こる頻度も観測されており、重水素陰イオンと水素分子の間で起きた1000億回の衝突あたり1回のトンネル現象が起こって、新たな分子(水素と重水素が結合したもの)が生成されていることが示されました。 研究者たちはトンネル効果の正確な頻度や発生要因を解明することができれば、核反応をはじめとしたさまざまな化学反応の予測を、より正確に行えるようになると述べています。 研究内容の詳細は2023年3月1日に『Nature』にて掲載されました。 今回の記事ではまず前半

                                                                      史上初!量子トンネル効果によって分子結合が生成される様子を確認! - ナゾロジー
                                                                    • 単一原子が「量子的な波」に変化する様子を視覚的に捉えることに成功! - ナゾロジー

                                                                      単一原子が量子的な波として広がっていく1920 年代、猫のパラドックスで知られるシュレディンガーは、波動方程式によって粒子が持つ波と粒子の二重性を表現することに成功しました。 新たな研究では単一の原子が波のように振る舞う様子を鮮明な画像として記録することに成功しています。 量子の奇妙な世界では、粒子は特定の場所に固まって「存在する」のではなく、空間のなかで「存在確率が分布する」というあやふやな状態にあることが知られています。 ですがシュレーディンガーの波動方程式を使うと、ある粒子が特定の場所に存在する確率密度を導き出すことが可能になります。 単一原子が量子的な波として広がっていく / Credit:Joris Verstraten et al . In-situ Imaging of a Single-Atom Wave Packet in Continuous Space . arXiv

                                                                        単一原子が「量子的な波」に変化する様子を視覚的に捉えることに成功! - ナゾロジー
                                                                      • レーザー光で急所を狙い殺虫剤を使わずに害虫を打ち落とす! - ナゾロジー

                                                                        「レーザー光による急所攻撃」が害虫と人間の果てしない戦いに終止符を打つ?私たち人間は、農作物を荒らす害虫を化学薬剤で駆除してきました。 ところが近年、それら害虫が薬物抵抗性をもつようになり、同じ農薬が効かなくなってきました。 農薬や殺虫剤が効かない害虫が増える / Credit:Canva たまたま農薬が効かない遺伝子を獲得した個体が生き残り、世代交代を繰り返すことで、大半の個体が抵抗性遺伝子をもつようになったのです。 新たな農薬を開発しても同様の現象が生じるため、いたちごっこになります。 2017年には、世界の農作物生産額165兆円のうち26兆円分が害虫・害獣被害により失われました。 では、害虫と人間の「果てしない戦い」を終わらせる方法はあるのでしょうか? 今回、山本氏ら研究チームは、青色半導体レーザーのパルス光を照射することで、害虫を駆除する方法を開発しました。 青色半導体レーザーを用

                                                                          レーザー光で急所を狙い殺虫剤を使わずに害虫を打ち落とす! - ナゾロジー
                                                                        • 秋の風景を侵食する悪者?セイタカアワダチソウの少し間抜けな性質 - ナゾロジー

                                                                          久しぶりに散歩したら、去年はススキ野原だった空き地や河川敷が、セイタカアワダチソウばかりになっていた。そんな光景を見かけたことはないでしょうか? 「セイタカアワダチソウ」は、すっかり日本の風景に溶け込んいますが、北アメリカ原産の侵略的外来種に分類されます。 実はセイタカアワダチソウは根から他の植物の成長を阻害する毒を出しており、それによってススキなどの在来種を駆逐して繁殖しているのです。 しかし、ススキの野原がセイタカアワダチソウに制圧されたあと、またしばらくするとススキの野に戻っているのを見かけたことはないでしょうか? 実はセイタカアワダチソウは恐ろしい繁殖戦術を持っている一方で、非常にドジっ子な一面があるのです。 今回はそんな散歩していてよく見かけるけど、意外と知らない植物「セイタカアワダチソウ」について解説します。

                                                                            秋の風景を侵食する悪者?セイタカアワダチソウの少し間抜けな性質 - ナゾロジー
                                                                          • 若いマウスの「うんち移植」で老いたマウスの脳が若返ると明らかに - ナゾロジー

                                                                            糞便移植で脳が若返えるようです。 8月9日にスウェーデンのカロリンスカ研究所の研究者たちにより『Nature Aging』に掲載された論文によれば、若いマウスから老いたマウスに糞便移植を行うと、老いたマウスの認知機能と免疫力が大幅に改善したとのこと。 どうやら脳機能は脳細胞の働きだけで決まるのではなく、腸内細菌の支配も受けているようです。 しかし、いったいどんな仕組みで糞便移植が脳を若返らせていたのでしょうか?

                                                                              若いマウスの「うんち移植」で老いたマウスの脳が若返ると明らかに - ナゾロジー
                                                                            • 古代壁画の25%は「2〜12歳の子ども」が作っていたと判明! - ナゾロジー

                                                                              古代の壁画は一般に、「家族や集団ではなく、男性が一人で創作するものだった」と考えられています。 しかし今回、カンタブリア大学(UC・スペイン)とケンブリッジ大学(CU・英)の研究で、この常識を根底から覆す発見がなされました。 西ヨーロッパ全域で見つかっている旧石器時代の手型ステンシル750点を調べた結果、なんと4分の1(25%)は子どもの手によるものだったのです。 これは古代人が、芸術を個人でなく、家族や仲間で楽しんでいたことを示唆します。 研究の詳細は、2022年3月4日付で学術誌『Journal of Archaeological Sciences』に掲載されました。

                                                                                古代壁画の25%は「2〜12歳の子ども」が作っていたと判明! - ナゾロジー
                                                                              • お湯の熱エネルギーを約一年間保存できるセラミックが発見される�。 水を温める手間がなくなるかも!? - ナゾロジー

                                                                                火力発電所や原子力発電所は、燃料を燃やしてお湯を沸かし、蒸気の力でタービンを回して発電しています。 熱エネルギーを効率良く扱うということは難しく、こうした発電所では発生した熱エネルギーのおよそ70%が排熱として失われています。 排熱は主に水で冷却されます。大量の熱水(100℃以下のお湯)は、併設された温泉や温水プールなどの施設で利用されている場合もありますが、ほとんどはただ海に捨てられるだけで有効に活用されていません。 これはあまりにもったいない状況です。 もし、この捨てられるだけの排熱を逃さずにうまく再利用することができるとしたら、それはエネルギー利用の効率改善に繋がるだけでなく、熱水が放出される河川周辺の悪影響も防ぐことができます。 しかし、実際熱を保存するというのは容易なことではありません。熱々のコーヒーでもすぐ冷めてしまうように、熱エネルギーは放っておけば刻一刻と失われ常温になって

                                                                                  お湯の熱エネルギーを約一年間保存できるセラミックが発見される�。 水を温める手間がなくなるかも!? - ナゾロジー
                                                                                • 「ダイヤモンドより硬く割れにくい」炭素構造の生成条件が判明!宇宙には既にある可能性 - ナゾロジー

                                                                                  ダイヤモンドといえば、「非常に硬い物質」として有名です。 これはダイヤモンドを構成するそれぞれの炭素原子が結び付きの強い構造で配列されているからです。 そして理論的には、この炭素原子の配列を変更することで、さらに硬い材料が作れると考えられています。 最近、アメリカのサウスフロリダ大学(USF)に所属する物理学者イヴァン・オレイニク氏ら研究チームは、スーパーコンピュータを用いたシミュレーションにより、ダイヤモンドよりも圧力に対して30%高い抵抗力を示す「BC8」と呼ばれる構造の生成条件が判明したと報告しました。 「スーパーダイヤモンド」とも言えるこの物質は、非常に高い温度と圧力の中で生成されると考えられており、他の惑星では「既に存在しているかもしれない」とのこと。 研究の詳細は、2024年1月25日付の科学誌『Journal of Physical Chemistry Letters』に掲載

                                                                                    「ダイヤモンドより硬く割れにくい」炭素構造の生成条件が判明!宇宙には既にある可能性 - ナゾロジー