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  • 間違いだらけのクラシック音楽史の表を修正してみた

    https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1664833 ↑このブコメで賞賛されている表がかなりデタラメなので修正してみた。 とりあえず同じように1600年代から始めます。「オケゲム、マショー、パレストリーナ、ジョスカン・デ・プレがないぞ」とかいう意見もあるようですが、それはもっと以前だから書いていないだけです。 作曲家の「生まれた年」ではなく「主に活躍した時代」で書きます。これに文句を言っている方もおられるようですが、何故かと言うと例えば生まれは1600年代終盤だけれど音楽家として活躍し世に認められたのは1700年代になってから、といったような例があるからです。 「あれは記憶だけで描いてるから素晴らしい」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、これも資料などは参照せず、ほぼ脳内の情報だけで書いております。 1600年代前半イタリアモンテヴェ

      間違いだらけのクラシック音楽史の表を修正してみた
    • マニラで「クラシックの国ガチャ」を考える|柴田俊幸

      クラシック音楽家にとって、日本は国ガチャで【当たり】なのだろうか。 日本という国はヨーロッパからみれば「極東」という遠い位置にありながら、世界中のクラシック音楽家たちが演奏会をする稀な国だと思う。クラシックCDの売り上げだけでなく音楽教育においても世界トップクラスであり、クラシック音楽家たちにとっては夢のような場所だった。柴田が専門の音楽教育を昔から受けていないもかかわらず、この世界に飛び込み、人並みに仕事をこなし、西洋クラシックについて本場の人と語り合えるのは、この国に生まれたから。我々は、国ガチャに当たったのかもしれない。 フィリピンは赤道直下の熱帯地方の国だ。冬がない衝撃。300年以上にわたるスペインの統治とその後のアメリカによる統治もあってか、アジアであってアジアでない、かと言って西洋でもない、独特の雰囲気だった。名前もスペイン系やアメリカでよく聞く名前が多く、とにかく明るい。よく

        マニラで「クラシックの国ガチャ」を考える|柴田俊幸
      • クラシック曲ガイド(増田) を見やすくしたよ。

        anond:20210210062305 (クラシック曲ガイド) を見やすくしたよ。 はてな記法で、分類表示した。テキストは変えていません。 §1600年代前半 イタリアモンテヴェルディ  (みんな知ってる「私を死なせて」)カッチーニ  (「アヴェ・マリア」が有名だが実はソ連の音楽学者ヴァヴィロフの贋作。真作で有名なのは「アマリッリ」)ドイツシュッツ  (「ドイツ音楽の父」として有名)シャインシャイト  (以上3名は「ドイツ三大S」として有名) §1600年代後半 イタリアコレッリ  (「ラ・フォリア」が有名)おフランスリュリ  (バロック・フランスオペラの第一人者)ドイツパッヘルバル  (「カノン」だけが有名)イギリスパーセル  (オペラ「ディドーとエネアス」が有名) §1700年代前半 イタリアヴィヴァルディ  (「四季」の人)アルビノーニ  (「アルビノーニのアダージョ」が有名だが贋

          クラシック曲ガイド(増田) を見やすくしたよ。
        • 癒される田舎の情景。ベートーヴェン『ピアノソナタ 第15番 ニ長調 作品28《田園》』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

          フランソワ・ブーシェ『夏のパストラル』 もうひとつの〝田園〟 ベートーヴェンのピアノソナタをさらに聴いていきます。 前回の〝月光ソナタ〟の次の作品は、第15番 ニ長調 作品28〝田園〟です。 ベートーヴェンの〝田園〟といえば、シンフォニー第6番ですが、ピアノソナタにもあるのです。 1808年に作られたシンフォニーの方は作曲者によって『シンフォニア・パストラーレ(田園交響曲)』『田舎の生活の思い出』と題されていますが、この1801年に作曲されたこのソナタには、ベートーヴェンは何も標題はつけていません。 例によってベートーヴェンの死後、1838年にハンブルクの出版社クランツが楽譜に『ソナタ・パストラーレ(田園ソナタ)』として発売したことによります。 ただし、この題には、〝月光〟と違って、作曲者の意図が全く反映されていない、というわけではありません。 ベートーヴェンが田園(パストラル)をテーマに

            癒される田舎の情景。ベートーヴェン『ピアノソナタ 第15番 ニ長調 作品28《田園》』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
          • 同人音声・ASMR・ボイロAV等における視覚と聴覚の(再)結合について - おしゃべり!おしゃべり!

            このブログを言文一致で「私」を主語に書いてきた理由は様々あります。第一に、哲学書の翻訳概念が社会的かつ歴史的に負った権威性と思弁性を、現代の主体の問題に軟着陸させるための便宜。第二に、悪趣味にせめてもの責任を負わせる遂行的発話の含意。第三に、Twitterを拒絶して「反時代的」に生きた過去への深い自己愛。第四に、人と会話したり短文で物を書く機会が少なく、他の書き方を忘れてしまったという事情です。 趣味としては楽しんできたのですが、時間をかけてこだわった重い文章を書きすぎたようで、やばいやつかと人に怖がられることが最近多く、そろそろ方法を変えるべきかと判断されました。一見して感受されるような主体のやばさなど、二一世紀世界のやばさを記述した際に発生する副次的な効果にすぎず、自分を大きく見せて人を威圧したいわけではないためです。 実際、旧年に人生初の配信をした際も、普通に喋ったつもりが何か辛そう

              同人音声・ASMR・ボイロAV等における視覚と聴覚の(再)結合について - おしゃべり!おしゃべり!
            • 名著129「精神現象学」ヘーゲル - 100分de名著

              19世紀初頭に活躍した哲学者ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル(1770 - 1831)は近代哲学の完成者ともいわれます。彼が確立した哲学は「ドイツ観念論」と呼ばれ、現代思想にも大きな影響を与え続けてきました。そんなヘーゲルが、人間の実践のアンサンブルとして歴史、社会、文化をとらえ直し、解明しようとしたのが主著の一つ「精神現象学」です。哲学史上、最も難解な名著の一つといわれるこの著作をわかりやすく読み解き、現代に通じるメッセージを掘り起こします。 「精神現象学」が書かれた19世紀初頭のヨーロッパは、未だフランス革命の余波の中にあり、まだ領邦国家に分裂し統一国家の体をなしていなかったドイツはナポレオンに蹂躙されつつありました。時代が激動する中、どうしたら理想的な共同体を実現することができるのか、その共同体の中で人間はいかにして真の自由を獲得できるのかを考え抜いたヘーゲルは、哲学の

                名著129「精神現象学」ヘーゲル - 100分de名著
              • HTB北海道テレビ開局55周年記念 反田恭平&務川慧悟 2台ピアノ ツアー2023へ行きました - みんなたのしくすごせたら

                昨日から大荒れの札幌ですが、夜には反田恭平さんと務川慧悟さんによる2台ピアノコンサート ツアー2023が行われた札幌コンサートホールKitaraへ行きました。 開場時間をすぎてからの入場だったのですが、地下鉄駅を出るとちょうど雪が降ってきていてコンサート終了後には積もっているかもしれないという感じでした。 雪まみれになったのでKitaraに入る前に雪を十分にはらってから入ったのですが、かばんには吹き溜まった雪が入りこんでいたりとなかなかのもの。 そんな天候でも素敵なお着物で参加されていらっしゃる方々もいたりとホワイエは華やかでした。 反田恭平さんは昨年1月の凱旋コンサート以来、務川慧悟さんは今回初めてです。 blog.sapico.net もう1年も前なんですよね。 さて、今回の2台ピアノのプログラムはこちら。 お二人は以前にもCDを発売されていますが、本当に素敵な演奏なので生で聴けるのを

                  HTB北海道テレビ開局55周年記念 反田恭平&務川慧悟 2台ピアノ ツアー2023へ行きました - みんなたのしくすごせたら
                • 女帝に褒められ、そして捨てられた少年ハイドン。ハイドン『ミサ・ブレヴィス ヘ長調』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                  マリア・テレジアとフランツ1世夫妻、皇太子のヨーゼフ2世 奪われたボヘミア マリア・テレジアがハンガリー議会に味方するよう必死に説得を続けていた頃。 都ウィーンにはさらなるピンチが迫っていました。 ドイツの名門でありながら、長年ハプスブルク家の後塵を拝してきた、バイエルン選帝侯のヴィッテルスバッハ家。 その当主、カール・アルベルトが、フランスの援軍を得て、その都ミュンヘンからウィーンに進軍してきたのです。 カール・アルベルトは、マリア・テレジアの従妹である、伯父ヨーゼフ1世の皇女を妃にしていましたから、帝位に即く資格は十分です。 ミュンヘンとウィーンは指呼の間。 しかし、バイエルン・フランス連合軍は、途中のリンツ(モーツァルトが後にシンフォニーを作曲した街)を占領したあと、なぜかウィーンに向かわず、ボヘミアの都プラハに向かいます。 そして、1741年11月にプラハ占領。 翌12月には、マリ

                    女帝に褒められ、そして捨てられた少年ハイドン。ハイドン『ミサ・ブレヴィス ヘ長調』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                  • 戦争に明け暮れたバロック大帝が作曲した、平和な音楽。皇帝レオポルト1世『バレット組曲』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                    神聖ローマ皇帝レオポルト1世 〝バロック大帝〟の登場 ウィーンがなぜ音楽の都になったのか。 統治者であるハプスブルク家の皇帝たちの音楽生活をたどっています。 最初の音楽好き皇帝、フェルディナント3世(1608-1657)が世を去った後、次男のレオポルト1世(1640-1705)が即位します。 長男で皇太子だったローマ王フェルディナント4世が、即位前に早世してしまったため、次男が後を継ぐことになったのです。 18歳で即位した皇帝は、1666年、26歳のときに、スペイン王女マルガリータ・テレサと結婚します。 その結婚式は、パレードあり、花火大会ありの壮麗なものでしたが、メインイベントは、オペラの上演でした。 オペラは1600年にイタリア・フィレンツェで誕生したとされていますが、アルプスを越えてドイツでも上演されるようになり、瞬く間に人気を博しました。 そして、イタリア人音楽家がたくさんウィーン

                      戦争に明け暮れたバロック大帝が作曲した、平和な音楽。皇帝レオポルト1世『バレット組曲』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                    • 音楽によるハンティング。ハイドン:オラトリオ『四季』より第3部『秋』第23~26曲〝狩り〟 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                      ベールドマーケル『狩人』 次々と仕留められる鳥獣たち ハイドンのオラトリオ『四季』の9回目、第3部『秋』の続きです。 今回の場面は、狩りです。 秋の風物詩であり、貴族たちの恒例行事ですから、数々の作曲家が音楽にしています。 ホルンはもともと、狩りで合図に使われる角笛がオーケストラに入ってきたものですから、狩りと音楽は切っても切れない関係です。 これまで取り上げた狩りの音楽には、ラモーのオペラ『イポリートとアリシー』、バッハの『狩りのカンタータ』があります。 www.classic-suganne.com www.classic-suganne.com ただし、これらはいずれも、ギリシャ神話の月と狩りの女神、アルテミス(ダイアナ)との関係で歌われていましたが、ハイドンの狩りは、神話とは無関係で、あくまでも現実世界を描いています。 まずは農夫のシモンが、収穫が終わり、畑に積み上げられた麦わらに

                        音楽によるハンティング。ハイドン:オラトリオ『四季』より第3部『秋』第23~26曲〝狩り〟 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                      • 偉大なる改革者は、傍若無人。~マリー・アントワネットの生涯24。グルック:オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』序曲 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                        グルック 貴族を遠ざけ、平民を近づけた王妃 フランス王太子妃、のちの王妃マリー・アントワネットは、アットホームなところのある実家のハプスブルク家とは違った、堅苦しいフランス王家の宮廷儀礼、無意味に思えるしきたりに反発します。 もっと自分の思うようにやりたい、という自由への欲求がつのります。 彼女は、宮廷ルールや慣例を次第に無視し、才能ある平民を近づけ、自分のやりたいことを実現していきます。 それは、自己顕示欲と特権への執着しかない、貴族や廷臣たちへの反発でもありました。 そして、平民の髪結いレオナールや、モード商ベルタン嬢を取り立て、ファッション界を自分の力でリードしていきます。 音楽家もほとんど平民出身ですが、髪結いに比べたらはるかに地位は高く、何世紀も前から宮廷に出入りが許されていました。 しかし、エステルハージ侯爵家に30年仕えたハイドンのように、身分としては基本的には従僕と変わらな

                          偉大なる改革者は、傍若無人。~マリー・アントワネットの生涯24。グルック:オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』序曲 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                        • 全欧が感動した、ヴェネツィアの孤児たちが奏でる演奏とは。ヴィヴァルディ:グロリア ニ長調 RV589 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                          空から見たヴェネツィア 本場の風格、イタリア音楽 前回までバッハを聴き、バッハには中世以来のヨーロッパのあらゆる音楽が流れ込んでいる、という話になりましたが、その大海に注ぐ2つの大河は、イタリア音楽とフランス音楽です。 フランス音楽については、リュリ、ドラランド、シャルパンティエ、クープラン、ラモーを〝ベルばら音楽〟として過去記事で取り上げましたが、イタリア音楽はさらに歴史が古く、あまたの音楽家を輩出しています。 両者のライバル関係についてはこれまでも触れてきましたが、イタリアの方ではフランス音楽など眼中にはなく〝音楽の本場〟の風格を保ち続けてきました。 www.classic-suganne.com 当時から絶大な人気のヴィヴァルディ その中でも、〝最先端の音楽〟としてバッハに大きな影響を与えたのは、ヴィヴァルディです。 バッハは若い頃、主君の王子、エルンスト公子がオランダ留学から持ち帰

                            全欧が感動した、ヴェネツィアの孤児たちが奏でる演奏とは。ヴィヴァルディ:グロリア ニ長調 RV589 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                          • 恐ろしい地獄に響く、愛の歌。~マリー・アントワネットの生涯27。グルック:オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』第2幕前半 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                            ダンテの『神曲 地獄編』に描かれたコキュートス 三途の川を渡った吟遊詩人 今回は、グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』第2幕の前半です。 愛妻エウリディケを失い、絶望のどん底にいたオルフェウス。 最高の妻を与えておきながら、幸せの絶頂で奪った神の非情を恨みます。 そこに、愛の神アモールが降臨し、『冥界に下って、自分の得意とする歌で地獄を和らげれば、あるいは妻を取り戻せるかもしれない。しかし、彼女に会えたとしても、地上に戻るまでその顔を見てはならない。』と託宣します。 オルフェウスは、地獄の恐ろしさと、誓いを守れるだろうか、という不安に震えつつも、妻を取り戻せるならどんなことにも耐えてみせよう、と地獄に下っていくところで第1幕が終わります。 第2幕は、地獄の場面。 ギリシャ神話では、日本で言うところの「三途の川」が5つあり、人間界と冥界を隔てています。 その川は、ステュクス、プレ

                              恐ろしい地獄に響く、愛の歌。~マリー・アントワネットの生涯27。グルック:オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』第2幕前半 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                            • 愛の神が与える、救いと試練。~マリー・アントワネットの生涯26。グルック:オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』第1幕後半 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                              カラヴァッジョ『愛の勝利』 神を呪う、神の子 今回は、グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』第1幕の後半です。 結婚したばかりの愛妻、エウリディケを失った、オルフェウス。 エウリディケを悼み、オルフェウスを慰めようとする友人の羊飼いやニンフたちを遠ざけ、独り新妻の墓の前で悲嘆に暮れます。 彼女への追慕の情は募るばかり。 諦めようとしても諦めきれません。 ついに、彼は怒りを発し、このような酷い運命を課した神々を恨み、非難します。 彼は、神の血を引いていますが、神ではなく、不死でもなく、人間なのです。 愛する人をすぐ奪うくらいなら、なぜ与えたのか。 あの若さで死に至らしめるなんて、酷すぎる。 黄泉の国(冥界)にまで追いかけていって、エウリディケを取り戻してやるぞ! 大胆な英雄たちのように! 愛する人を取り戻すため、地獄にまで降りていく覚悟を示します。 大胆な英雄たち、というのは、アテ

                                愛の神が与える、救いと試練。~マリー・アントワネットの生涯26。グルック:オペラ『オルフェオとエウリディーチェ』第1幕後半 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                              • 王太子妃が初めて押し通した、偉大なるわがまま。~マリー・アントワネットの生涯31。グルック:オペラ『オーリードのイフィジェニー』序曲 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                マリー・アントワネットに新作『オーリードのイフィジェニー』の楽譜を手渡すグルック パリでぶち上げた、オペラ改革! 前回まで、グルックのオペラ『オルフェオとエウリディーチェ』を聴きました。 これは現在ポピュラーに上演される、グルックの唯一の作品といってよいでしょう。 クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787)は古典音楽の巨匠と讃えられ、「オペラ改革」を成し遂げた音楽史上の偉人ですが、その作品の多くはほとんど演奏されておらず、よほどのクラシックファンでもあまり聴いたことがないと思われます。 このブログでは、彼の音楽がマリー・アントワネットとの関りの中で果たした、大きな歴史的役割に思いを馳せながら、味わってみたいと思います。 『オルフェオとエウリディーチェ』は、1774年に王妃マリー・アントワネットの肝いりでパリで上演されましたが、新作ではなく、もともと1762年にウィーンで上演さ

                                  王太子妃が初めて押し通した、偉大なるわがまま。~マリー・アントワネットの生涯31。グルック:オペラ『オーリードのイフィジェニー』序曲 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                • 作曲当時から大人気だった、クラシックの代表作。ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』より第1番『春』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                  ボッティチェリ『プリマヴェーラ(春)』 クラシック音楽の代表選手 ヴィヴァルディの協奏曲集『和声と創意への試み 作品8』を聴いてきました。順番は逆になりましたが、今回から冒頭の4曲を取り上げます。 この4曲は独立して協奏曲集『四季』として親しまれています。 言うまでもなく、クラシック音楽、ことにバロック音楽の代表選手です。 クラシック音楽と言えば?とアンケートをしたら、『運命』と『四季』の1位争いとなることでしょう。 そのきっかけは、これも言うまでもなく、1952年に結成されたイ・ムジチ合奏団によるレコード録音の大ヒットです。 特に、四季の移り変わりを愛でる国民性の日本人のハートを鷲づかみにし、クラシックのレコードとしてはミリオンセラーの金字塔を打ち立てています。 私も40数年前にもなろうという幼少の頃、父の友人からたくさんもらったレコードの中に『四季』があり、楽しく聴いていましたが、どう

                                    作曲当時から大人気だった、クラシックの代表作。ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』より第1番『春』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                  • 史上最高の指揮者は誰か?ヘルベルト・フォン・カラヤンやカルロス・クライバーなど偉大な指揮者20選

                                    史上最高の指揮者は誰なのか?ヘルベルト・フォン・カラヤン、カルロス・クライバーといった伝説的なマエストロから、グスターボ・ドゥダメル、サー・サイモン・ラトルなどの現代のスターまで、様々な角度から議論を重ね、偉大な指揮者のリストを作成した。スクロールして、私たちが選んだ20人の指揮者をご覧いただきたい。 20:ブルーノ・ワルター(1876-1962、ドイツ) 偉大な指揮者の黄金時代の一人であるワルターは、19世紀のオーストリア・ドイツの音楽作りの伝統の中で、最高のものを体現していた。彼が録音したモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブルックナーは高い水準を誇る、ブラームスの交響曲やワーグナーのオペラに対する彼の共感は特に大きかった。また、マーラーと親交があったことから、マーラーの録音には特別な重みがある。 その中でも《大地の歌》では、親交のあったキャスリーン・フェリアとユリウス・パツァ

                                      史上最高の指揮者は誰か?ヘルベルト・フォン・カラヤンやカルロス・クライバーなど偉大な指揮者20選
                                    • 華麗にして果てしない、皇女のブライダルジャーニー。~マリー・アントワネットの生涯3。ハイドン:交響曲 第83番 ト短調《めんどり》 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                      再現されたマリー・アントワネットの婚礼用馬車 皇女の輿入れ、果てしない旅路 マリー・アンワネット輿入れの行程 マリー・アントワネットの輿入れ行列は、廷臣、護衛、侍女、小間使い、美容師、秘書、医師、司祭、料理人といった総勢275人、馬車57台でゆっくりと西に向かいます。 うち200人はフランスからお迎えに来たメンバーでした。 馬は376頭。 1日に4、5回交換しなければならなかったので、フランス国境までの2週間に2万頭以上の馬が必要だったことになります。 ヴェルサイユまで、24泊25日、行程1,260Km。 果てしない旅路を辿ってみます。 各地での歓迎行事に、14歳の少女はどう耐えたのでしょうか。 1日目、4月21日。 マリア・テレジアとマリー・アントワネットの別れ 朝、家族そろっての別れの礼拝を終え、9時半に出発。 母帝マリア・テレジアも、花嫁マリー・アントワネットも永遠の別れに涙します。

                                        華麗にして果てしない、皇女のブライダルジャーニー。~マリー・アントワネットの生涯3。ハイドン:交響曲 第83番 ト短調《めんどり》 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                      • 古典・中古典を読んだ年表 - jun-jun1965の日記

                                        1987年に大学院に入った当時、自分があまりに本を読んでいないという強迫観念から頭がおかしくなって狂ったように読んだことは書いたことがあるが、改めて古典的作品とか有名作品をいつ読んだか調べてみた。題名は一般的なものとし、英語で読んだものも日本語で記した。初期には作家をまとめて読んでいたので作家名になっている。 1975(12歳) 老人と海、南総里見八犬伝始まり、山椒太夫・高瀬舟、水滸伝(抄)坊っちゃん、平将門(海音寺) 1976(13歳) 花神,藤十郎の恋・忠直興行状記 1978(15歳) 万延元年のフットボール、人形の家、羅生門、小僧の神様・城の崎にて、蒲団、破戒、太宰治、白痴(ドスト) 1979(16歳)二葉亭四迷、野間宏、金色夜叉、島崎藤村、ラーマーヤナ(抄)、雪国、眠れる美女、ブッダのことば、北回帰線、赤毛のアン、 1980(17歳)伊豆の踊子、掌の小説、十二夜、シェイクスピア、オ

                                          古典・中古典を読んだ年表 - jun-jun1965の日記
                                        • ドイツの市民たちが楽しんだ、フランスの宮廷音楽。バッハ『管弦楽組曲(序曲) 第1番 ハ長調 BWV1066』~ドイツ人の作ったフランス風序曲⑧ - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                          バッハが『コレギウム・ムジクム』のコンサートを開いた、ライプツィヒのツィンマーマン・コーヒーハウス バッハという大海に注いだフランス音楽 ドイツ人の作ったフランス風序曲を、ヘンデル、テレマンと聴いてきましたが、最後は大バッハ、すなわちヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750)の作品です。 ベートーヴェンは『バッハは、バッハでなくて、メーアという名であるべきだった。』という有名な言葉(というより洒落)を残していますが、それは〝バッハ〟がドイツ語で〝小川〟を、〝メーア〟は〝大海〟を表わしているからです。 これまで、フランス・ヴェルサイユ宮殿で花開いた〝フレンチ・バロック〟をベルばら音楽として時代順に聴いてきましたが、太陽王ルイ14世のお気に入りだったリュリを源流としたフランス風序曲が、ついにバッハという大海に注いだのです。 www.classic-suganne.com バッハの管弦

                                            ドイツの市民たちが楽しんだ、フランスの宮廷音楽。バッハ『管弦楽組曲(序曲) 第1番 ハ長調 BWV1066』~ドイツ人の作ったフランス風序曲⑧ - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                          • 誤用されがちな専門用語 - Voyages Fantaisistes

                                            語学オタク"ばんじゃまん"の備忘録。憧れてやまない、そして忘れられないフランスでの生活や大好きなフランス語に関する話を中心に気楽に、気ままに書きつづります。2012年秋、念願だった1年間のフランス留学(リール)から帰国しました。 よく「日本語の乱れ」とか「ここがおかしい日本語の使い方」みたいな記事や特集が組まれるけど、言語に関心の深い僕でも(逆に、「だからこそ」なのかもしれないけど)意外にもそういう所で取り沙汰される「乱れた日本語」には寛容だ。 たとえば「ら抜き言葉」も、自分では極力書かないように(口語としては許容できると思ってる)気をつけるぐらいで、他の人の各文章にまでいちいち気を回したりはしない。それぞれのスタイルってものもあるし。 大学で日本語学のクラスを取ったときに先生が言っていたのは「我々日本語学者は、これこれの用法は間違いであると断定することではなく、そうして生き物のように変化

                                            • 心身の病と生きる力  パウル・ヴィトゲンシュタイン

                                              毎月一回更新しようとしていたのに、自宅のネット環境に問題ができて間が空いてしまった。4月が終わる前にひとこと。 最近、フランスのゲームソフト会社でバグを調整する技術者だった33歳の若者が自死した。 友人の一人に自分で人生を終わりにすることを決めたことをメールで伝えてからヘリウムガスを吸って死んだ。 ヘリウムだと自然に意識が遠のいて苦しくないのだそうだ。 友人が救急車に連絡したがもう遅かった。 彼は独身の一人住まい、父親がトーゴ出身、母はブルターニュ出身のフランス人で、兄と弟がいて、かわいがっていた弟にあてて遺言で財産を譲ったという。 自殺なのでいろいろな手続きがあり、埋葬は二週間後になったので、ほとんどが同じ年頃の同僚たちのショックは癒えず、会社には心理セラピストが招かれて一人一人と話し合ったそうだ。 自死した青年は、心臓に持病をかかえていたそうだが、普通に仕事して何不自由なく暮らしていた

                                              • 角野隼斗のピアノ演奏にある自由さの根源 影響受けた様々な“表現”を明かす

                                                昨年『ショパン国際ピアノコンクール』を賑わせたピアニスト、かてぃんこと角野隼斗が今年1月から全国ツアーを開催し話題を集めている。 前半はフレデリック・ショパンの楽曲に自身のオリジナル曲を織り交ぜたセットリストで、後半は時折鍵盤ハーモニカをフィーチャーしながら「ラプソディ・イン・ブルー」などジョージ・ガーシュウィンの代表曲を披露。ガーシュウィンは、昨年ブルーノート公演で角野が取り上げた作曲家でもあり、そういった意味でも本公演は角野のこの1年間の「総仕上げ」ともいえる内容。なお、来たる2月20日に東京・国際フォーラムで開催されるファイナル公演では、オーケストラを迎えてピアノ協奏曲を演奏する予定である。 クラシックピアノを主軸にジャズやポップミュージックなど、様々なジャンルのアーティストと積極的にコラボしながら、自らの表現スタイルを拡張し続ける角野。彼の目には今、どんな景色が映っているのだろうか

                                                  角野隼斗のピアノ演奏にある自由さの根源 影響受けた様々な“表現”を明かす
                                                • 未確認生物、オーパーツ、超常現象、オカルト、ミステリー、いろいろ語ろうぜ : 哲学ニュースnwk

                                                  2020年12月10日00:00 未確認生物、オーパーツ、超常現象、オカルト、ミステリー、いろいろ語ろうぜ Tweet 転載元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1473767199/ ワイ将、「リゾートバイト」を読み戦慄 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5076530.html 4: スターダストプレス(カナダ)@\(^o^)/ 2016/09/13(火) 20:48:19.45 ID:BkgT+/4M0 昆虫は地球外生物 月は宇宙船 ここまでは定説 73: 膝十字固め(庭)@\(^o^)/ 2016/09/13(火) 21:10:36.17 ID:SXkQ04ua0 >>4 脊椎動物が発生する以前古代カンブリア紀には三葉虫やアノマロカリスが繁栄していたわけでむしろ昆虫の方がその系統に近

                                                    未確認生物、オーパーツ、超常現象、オカルト、ミステリー、いろいろ語ろうぜ : 哲学ニュースnwk
                                                  • どうしてみんなグレン・グールド好き? | BRUTUS.jp │ ブルータスのウェブ

                                                    「最大の理由は名演奏の副産物ではない、彼が音楽活動の中心として行った録音物という作品に、手軽にアクセスできる点ではないでしょうか」。そう答えてくれたのは、グールドとはまた違った形でオリジナルなサウンドスケープを描き出す音楽家・原摩利彦。ここでは、彼なりのグールド観をさまざまな角度から語ってもらった。 「グールドって難しくて、迂闊に好きって言っちゃうと余計なものがいろいろ付いてくるんですよ、スノッブとかオシャレとかね」 グールドは好きですかという直球の質問に、原摩利彦はおかしそうに、でもちょっと困ったような顔で答えた。たしかにグールドという記号はある時期イケメン男子のアクセサリーのようだったし、一般名詞化した「グールド好き」は原のような音楽家ならなおのこと、口にしづらいに違いない。それでも原は言う。 「でもそんなん考えること自体がアホらしいことで、今回グールドの作品を聴き直す機会を与えてもら

                                                      どうしてみんなグレン・グールド好き? | BRUTUS.jp │ ブルータスのウェブ
                                                    • 凡庸とされた王の、堂々たる最後。~マリー・アントワネットの生涯57。バルバトル:クラヴサン組曲 第1集(前半) - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                      ルイ16世の裁判 運命の、国王裁判 1792年末から、国民公会では、元国王、ルイ16世の処遇についての議論が戦わされていました。 国民公会は間接選挙ながら男子の普通選挙で選ばれた議員で構成され、立法機関であるとともに、諸委員会には執行権もあり、行政機関でもありました。 この、三権分立になっていない体制が、権力の集中を生み出し、恐怖政治を可能にしたのです。 議会は、国王を擁護する王党派とフイヤン派、裁判に慎重なジロンド派、処刑を求める山岳派(ジャコバン派)に分かれていましたが、若いジャコバン派の活動家、サン・ジュストが『国王であること自体が罪なのだ』と演説すると、大勢は国王有罪に傾いてゆきます。 1793年1月15日より、「市民ルイ・カペー」の処遇についての投票がはじまります。 1回目の投票は「有罪であるか否か」で、定数749の議員のうち、賛成693、反対28(欠席23・棄権5)で、結果は有

                                                        凡庸とされた王の、堂々たる最後。~マリー・アントワネットの生涯57。バルバトル:クラヴサン組曲 第1集(前半) - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                      • ボーマルシェ、アメリカ独立を支援する!~マリー・アントワネットの生涯49。モーツァルト:オペラ『クレタの王イドメネオ』インテルメッツォ(幕間劇) - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                        ヨークタウンの戦いでフランス軍(左)、アメリカ軍(右)に降伏する英国コーンウォリス将軍 風雲急を告げる新大陸 王や王妃のスキャンダル暴露防止のため、王の密使となって度々英国に乗り込んで活動したボーマルシェ。 彼が次にのめり込んだのは、なんとアメリカ独立の支援でした。 『セビリアの理髪師』『フィガロの結婚』の作者が、ここまで歴史に食い込んでいたとはあまり知られていないでしょう。 当時、フランスは七年戦争で英国に負け、特にアメリカ新大陸の植民地をかなり英国に奪われてしまいました。 また、ドーバー海峡に面したフランス領、ダンケルク要塞の破却も、パリ講和条約で決められ、さらに英国監視官の常駐まで認めさせられていました。 山師ボーマルシェは、フランスの国益=自分の利益と考えていたので、なんとか英国に打撃を与えたいと考えていました。 1773年、茶法によって、英国東インド会社が直接アメリカ植民地に紅茶

                                                          ボーマルシェ、アメリカ独立を支援する!~マリー・アントワネットの生涯49。モーツァルト:オペラ『クレタの王イドメネオ』インテルメッツォ(幕間劇) - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                        • ヴィキングル・オラフソンという、とんでもない才能を持ったピアニスト

                                                          洋楽ファン、特にオルタナティブ・ロックやポスト・ロックに関心のあるリスナーならば、たとえアイスランド語がわからなくても、ビョークやシガー・ロスやアウスゲイルの音楽には日常的に親しんでいると思うし、あるいは映画ファン、特にサントラ好きならば、2018年の突然の死が世界中に衝撃を与えたヨハン・ヨハンソンや、『ジョーカー』でアカデミー作曲賞を受賞したヒドゥル・グドナドッティルの名前を知らない者はいないだろう。 いまさら指摘するまでもなく、アイスランド出身のアーティストたちは過去30年近くにわたって世界の音楽シーンを牽引し続け、多くのファンを生み出してきた。これらのアーティストの華々しい活躍に比べると、アイスランドのクラシック・アーティストはどちらかというと地味な存在だったかもしれない。 ヴィキングル・オラフソンという、とんでもない才能を持ったピアニストが現れるまでは。 ビョークとの共演 百聞は一

                                                            ヴィキングル・オラフソンという、とんでもない才能を持ったピアニスト
                                                          • 音楽で描かれた夏の災い。ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』より第2番 ト短調『夏』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                            ヴィヴァルディが描いた、つらい季節 ヴィヴァルディの協奏曲集『和声と創意への試み 作品8』の中の『四季』から、今回は第2番『夏』を聴きます。 夏といえば、輝く太陽のもと、海、山でのレジャー、バカンスと、我々はいいイメージを持っていますが、この曲ではひたすら憂鬱な季節として描かれています。 うだるような暑さが続くと思えば、突如嵐が吹きすさぶ、つらい季節です。 確かに、クーラーも扇風機もない時代のことを考えれば、地獄かもしれません。 昔の日本でも、兼好法師が『徒然草』で次のように書いているのを思い出します。 『家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き頃悪き住居は、堪へ難き事なり。』 家は、夏を考えて作れ、冬の寒さはどうとでもなる、暑い住まいは耐えがたい…。 温暖化が進む現代、風の通らないアパートやマンションで、熱中症で命を落とすお年寄りが毎年増えていることを考えると、

                                                              音楽で描かれた夏の災い。ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』より第2番 ト短調『夏』 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
                                                            • 音楽に殉じた伝説のトランペッターの受難。バッハ:世俗カンタータ 『おのが幸いを讃えよ、祝福されしザクセン』BWV215 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~

                                                              コーヒーカップを持つザクセン選帝侯兼ポーランド国王アウグスト3世(選帝侯としてはフリードリヒ・アウグスト2世)(1696-1763) 急な来客!それも王様!! 『コーヒー・カンタータ』以降、バッハの世俗カンタータを聴いています。 今回の曲は、前回取り上げたカンタータと関係してますので、おさらいも含めて、成立したエピソードからご紹介します。 前回のカンタータ(BWV206)は、バッハが音楽監督をしていたライプツィヒが属するザクセンの選帝侯にして、ポーランド国王アウグスト3世(選帝侯としてはフリードリヒ・アウグスト2世)(1696-1763)の誕生日を讃えるために作られました。 王様本人に聴かせるつもりではなく、街のイベント用に用意していたのですが、急遽、王本人が誕生日前にライプツィヒを来訪することになりました。 イベントは1734年10月7日の予定でしたが、王の来訪は10月2日。 来訪が市に

                                                                音楽に殉じた伝説のトランペッターの受難。バッハ:世俗カンタータ 『おのが幸いを讃えよ、祝福されしザクセン』BWV215 - 孤独のクラシック ~私のおすすめ~
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