京都府与謝野町が特産化を進めるホップを使った地ビールを製造、販売してきた「京都与謝野酒造」(同町与謝)が、10日をもって業務を終了し、オンラインショップを閉店したとホームページ上で発表した。 京都与謝野酒造は日本ビアジャーナリスト協会代表の藤原ヒロユキさんが代表社員となり、2019年に設立。町内産ホップを使った缶ビールを委託製造し、2020年8月から計約5万缶を販売していた。 2020年に閉校した旧与謝小周辺を活用した醸造所の設立を目指し、2020年7月から町が立ち上げた活用検討委員会で地元と協議を重ねていた。藤原さんによると、導入する醸造設備の規模で社内の意見が分かれ、6人の社員のうち2人が2021年11月末に退職を申し出たことで業務が滞ったことが原因という。