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中島岳志の検索結果1 - 26 件 / 26件

  • 「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。

    功利主義に向き合う いきなりだが、どうもおれは功利主義者らしい。反出生主義などの持論を述べていたら、そう指摘された。 なるほど、反出生主義論者のベネターの考え方は功利主義的かもしれない。 とはいえ、おれは功利主義をよく知らない。「最大多数の最大幸福?」くらいのものだ。なので、おれは本を読んでみることにした。 功利主義 (岩波文庫) たとえば、有名なJ.S.ミルなどはなんといっているのだろう。『功利主義』の冒頭はこんな文章で始まる。 正と不正の判断基準をめぐる論争は、解決に向けた進展が少しも見られない。人間の知識の現状を作り上げている環境要因のうちで、これほど期待はずれなものはほとんどない。 最も重要なテーマに関する思索でありながら、長いあいだ立ち後れたままであり、期待はずれという点でここまで際立っている環境要因はほとんどない。 哲学が誕生して以来、最高善に関する話題、あるいは同じことになる

      「マナー、道徳、常識、暗黙の了解」で人を叩く行為が気に入らない。
    • 「国が殿さま、自治体は家来」に戻っちゃう 玉城デニー知事・保坂展人区長・岸本聡子区長…LIN-Net詳報:東京新聞 TOKYO Web

      「国が殿さま、自治体は家来」に戻っちゃう 玉城デニー知事・保坂展人区長・岸本聡子区長…LIN-Net詳報 地域主権主義に根差した政治を目指す「ローカル・イニシアティブ・ネットワーク」(LIN-Net)は4月20日に東京都内で、7回目の集会を開いた。沖縄県の玉城(たまき)デニー知事が、国が県の事務を代行して進める辺野古(へのこ)新基地建設の問題点を特別報告した。 続くシンポジウムでは、地方自治体への国の指示権を拡大する地方自治法改正案の問題点を中心に、いずれもLIN-Netの世話人で世田谷区の保坂展人区長、杉並区の岸本聡子区長、政治分野のジェンダー平等を目指す団体の能條(のうじょう)桃子代表、政治学者で東京工業大の中島岳志教授が、玉城氏を交えて話し合った。(関口克己、山口哲人)

        「国が殿さま、自治体は家来」に戻っちゃう 玉城デニー知事・保坂展人区長・岸本聡子区長…LIN-Net詳報:東京新聞 TOKYO Web
      • リベラルの逆は保守ではなくパターナル 中島岳志さんが問う「自由」:朝日新聞デジタル

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          リベラルの逆は保守ではなくパターナル 中島岳志さんが問う「自由」:朝日新聞デジタル
        • 三井寿が湘北バスケ部を襲撃したわけと「理由なきテロル」の闇。 - Something Orange

          0.はじめに。 1.「殺すべきか、死ぬべきか、それが問題だ」。 2.『実存的貧困とはなにか』と「黒子のバスケ脅迫事件」。 3.ポストモダンの萌芽。 4.イワン・カラマーゾフとしての渡邊博史。 5.なぜ三井寿は湘北高校バスケ部を襲撃したのか。 6.自分から自分への距離は遠い。 7.「心の闇」のなかの光。 【配信サイト】 【お願い】 0.はじめに。 この記事の姉妹記事で「男性編」です。 ジョーカーのような「ダークヒーロー」をめざす犯罪者たちの「心の闇」とはなにか。その秘密をさぐろう。 ジョーカー [Blu-ray] ホアキン・フェニックス Amazon 1.「殺すべきか、死ぬべきか、それが問題だ」。 かつて、かの天才劇作家シェイクスピアが生み出した復讐の王子ハムレットは極限の苦悩に際して呟いた。 「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ。(To be or Not to be, that is

            三井寿が湘北バスケ部を襲撃したわけと「理由なきテロル」の闇。 - Something Orange
          • <論壇時評>ジャニーズ問題と空気 「全体主義的」こそ払拭を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

            ジャニーズ事務所は9月7日に東京都内で記者会見を開き、故ジャニー喜多川元社長による性加害の事実を認めて謝罪した。この会見に出席した元V6の井ノ原快彦氏(現ジャニーズアイランド社長)は、性加害問題について「何だか得体(えたい)の知れない、それには触れてはいけない空気というのはありました」と述べた。外部専門家による再発防止特別チームの調査報告書では、「マスメディアの沈黙」が問題にされた。大手企業も性加害問題を見て見ぬふりをし、ジャニーズ事務所のタレントを広告に起用しつづけた。

              <論壇時評>ジャニーズ問題と空気 「全体主義的」こそ払拭を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
            • 朴先生からのご質問「内田の政治的立場は何か?」 - 内田樹の研究室

              韓国では、内田先生は「リベラル知識人」として広く知られています。実際に多くのマスコミでは、内田先生のことを「リベラル知識人」として紹介されています。 しかし、およそ十年以上先生のほとんどのご著作を読みふけるだけでなく、新聞・雑誌・Webメディアなどの媒体に寄稿された文章を読んだり、先生が出演されているラジオ番組などを聴いている者としては、内田先生のことを「リベラル知識人」として簡単に決めつけてしまうのはちょっと違うのではないかと思われます。 たとえば、先生の「教育論」などを読んでいると、 「学校教育は惰性の強い制度であり、社会の変化に即応すべきではない。変化しないことこそが教育の社会的機能なのである」というフレーズをよく目にいたします。こういう先生の「教育」についての知見は明らかに「保守的な」考え方ですよね。 そうしているうちに先日、 中島岳志さんが書いた『「リベラル保守」宣言』という本を

              • 「週刊金曜日」から中島岳志氏(編集委員)離脱。「社内問題」とは…/こんな「おわび」も掲載 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                中島岳志氏が週刊金曜日編集委員を辞任するのだと。「社会的には非正規雇用問題を批判しながら、社内に同じ問題を抱え込んでいる状況があり、雇用をめぐるシリアスなトラブルもありました。会社を辞める人が後を絶たず(略)」 pic.twitter.com/29ZdBNQGpM— Arai Kaoru (@araikaoru) July 6, 2023 「週刊金曜日という雑誌名は、 実体をよく示している。 たしかに、しゅうまつを迎えつつある」https://t.co/3zb4YqpEo2— Gryphon(INVISIBLE暫定的再起動 m-dojo) (@gryphonjapan) 2023年7月6日 いや、本来はそんなことはないはずよ? 週刊金曜日といえば、「買ってはいけない」という不安煽りでミリオンセラーを出し、膨大な収益を手にした元祖まとめサイトみたいなところ。 その儲けを基金にしていたから、ど

                  「週刊金曜日」から中島岳志氏(編集委員)離脱。「社内問題」とは…/こんな「おわび」も掲載 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                • 総説・現代日本のカウンターカルチャー(随時アップデート予定) - 曇りなき眼で見定めブログ

                  総説 左派カウンターカルチャー 古き良き左派文化論の生き残りとしての反資本主義・新自由主義論壇 ツイフェミと化したフェミニスト アベ政治を許さない系文化人 れいわ新選組など 安倍晋三語録 外山恒一 右派カウンターカルチャー 弱者男性論壇 表現の自由戦士 古き良きネトウヨから反緊縮ネトウヨへ 反アカデミズム ゲンロン界隈 『土偶を読む』 橋下徹など維新ポピュリスト ネットメディア系 ひろゆき、成田悠輔など ガーシー、コレコレ、ガレソ 立花孝志 オラオラ系YouTuber 加藤純一などの配信者 私人逮捕系 ネットのアングラ文化 淫夢 恒心教 最後に 総説 先日、弱者男性論客として有名な「小山」先生がこんなツイートをしていた。 実際今どきの高学歴男子ってこういうチンポ騎士ばっかですよね。盲目的に権威に阿り党派に順応して独自性あるカウンターカルチャーを築けるような個性は持ってない。「変人でも天才で

                    総説・現代日本のカウンターカルチャー(随時アップデート予定) - 曇りなき眼で見定めブログ
                  • 水俣病「聞かないモード」が露見した国の姿勢 中島岳志氏が語る背景:朝日新聞デジタル

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                      水俣病「聞かないモード」が露見した国の姿勢 中島岳志氏が語る背景:朝日新聞デジタル
                    • <論壇時評>「朝鮮人追悼碑」撤去 忖度した結果とプロセス検証を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

                      群馬県高崎市の県立公園「群馬の森」に建てられた朝鮮人労働者追悼碑が撤去された。これを建てたのは、戦時中の朝鮮人の労務動員について史実の掘り起こしをすすめてきた市民団体で、2004年に完成した。公有地に建てられた初めてのケースで注目を集めたが、14年に県が更新を認めず、撤去を要請した。市民団体が開いた追悼式典で、出席者が「強制連行」などの言葉を使ったことが、政治的行事を行わないとの条件に反したとされた。 背景には、12年ごろから続いた県や県議への抗議があった。インターネット上で追悼碑の存在が「反日的」との声が上がり、抗議の呼びかけが拡散した。これが県を動かすことになり、裁判の結果、県の判断が認められ、強制撤去の行政代執行が決定された。

                        <論壇時評>「朝鮮人追悼碑」撤去 忖度した結果とプロセス検証を 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
                      • メルヴィル 著『白鯨(上)』より。鯨を恐れないような者は、私のボートにはひとりも乗せん。 - 田舎教師ときどき都会教師

                        「白鯨のゆがんだあぎとでも、死のあぎとでも、わたしはひるみません。エイハブ船長、それがちゃんとした商売の道理にかなっているのならば、です。わたしがここにおりますのは、鯨をとるためでして、船長の復讐に手をかすためではありません。たとえあなたの復讐がうまくいったとしても、鯨油にして何バレルになるでしょうか、エイハブ船長? ナンターケットの市場では、さしたるもうけになりませんよ」 (メルヴィル『白鯨(上)』岩波文庫、2004) こんばんは。金曜日は近しい人との「思いがけずディナー」、土曜日は作家・映画監督の森達也さんによる「思いがけずリポスト」、そして日曜日の今朝はNPO授業づくりネットワークの理事長である石川晋さんからの「思いがけずいいね」がポスト直後にあって、土曜授業でくたくただったとはいえ、「思いがけず幸せ」なここ3日間になりました。中島岳志さんの著書のタイトルにあるように、 思いがけずっ

                          メルヴィル 著『白鯨(上)』より。鯨を恐れないような者は、私のボートにはひとりも乗せん。 - 田舎教師ときどき都会教師
                        • 【小池百合子都知事 元側近の爆弾告発】小島敏郎「『私は学歴詐称工作に加担してしまった』」フルバージョン(月刊文藝春秋5月号掲載)

                          「都知事元側近の爆弾告発」本記事は以下よりご一読頂けます。 https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7887 小島敏郎「『私は学歴詐称工作に加担してしまった』小池百合子都知事 元側近の爆弾告発」 ▼「文藝春秋 電子版」の購入&視聴方法はこちら https://bunshun.jp/bungeishunju/info/subscribe?ref=topNotice 芥川賞受賞作を全文掲載する月刊誌「文藝春秋」。本誌特集記事が雑誌よりも早く読める、月10本開催の対談イベントが見放題のサブスク「文藝春秋 電子版。 ▼毎日配信の「文藝春秋 電子版」ニュースレター(無料)は以下より https://bunshun.jp/bungeishunju/info/mail-magazine ・会員限定 編集長による記事解説ニュースレター ・雑誌発売前日に読める

                            【小池百合子都知事 元側近の爆弾告発】小島敏郎「『私は学歴詐称工作に加担してしまった』」フルバージョン(月刊文藝春秋5月号掲載)
                          • Arai Kaoru on Twitter: "中島岳志氏が週刊金曜日編集委員を辞任するのだと。「社会的には非正規雇用問題を批判しながら、社内に同じ問題を抱え込んでいる状況があり、雇用をめぐるシリアスなトラブルもありました。会社を辞める人が後を絶たず(略)」 https://t.co/29ZdBNQGpM"

                            • 2023年に読んだ182冊から星5の13冊を紹介 - 海外文学読書録

                              このブログでは原則的に海外文学しか扱ってないが、実は日本文学やノンフィクションも陰でそこそこ読んでおり、それらを読書メーターに登録している。 今回、2023年に読んだすべての本から、最高点(星5)を付けた本をピックアップすることにした。読書の参考にしてもらえれば幸いである。 評価の目安は以下の通り。 ★★★★★---超面白い ★★★★---面白い ★★★---普通 ★★---厳しい ★---超厳しい 石原慎太郎 作家はなぜ政治家になったか シリーズ・戦後思想のエッセンス 作者:中島 岳志 NHK出版 Amazon 120ページほどの短い本だが、石原慎太郎の歩みを丁寧に追っていて分かりやすい。キーワードは「成熟」になるだろう。本書において石原と対置されるのが江藤淳で、「成熟」は江藤の著作『成熟と喪失』【Amazon】を踏まえている。江藤を対置することで、石原の精神的軌跡にくっきり補助線を引い

                                2023年に読んだ182冊から星5の13冊を紹介 - 海外文学読書録
                              • 笠井亮平 著「『RRR』で知るインド近現代史」より。非・非暴力の価値。 - 田舎教師ときどき都会教師

                                ガンディーの「不在」は多くの評論家やメディアが気になったようで、S・S・ラージャマウリ監督にこの点を問い質している。たとえば米誌『ニューヨーカー』は彼へのインタビューで、「スバース・チャンドラ・ボースやバガト・シンのような歴史的人物を目立たせる一方で、ガンディーやアンベードカルといった非暴力の革命指導者を意図的に外したのではないか」という問いを投げかけている。これに対してラージャマウリ監督は「その質問に答えるのはうんざりしていますよ」と前置きした上でこう語っている。 (笠井亮平 著「『RRR』で知るインド近現代史」文春新書、2024) こんばんは。この「問い」は、上映当時、私の近辺でも話題になっていました。なぜ、映画『RRR』のエンディングで紹介された《フリーダム・ファイター(自由の闘士)》の中に、インドの国父であるマハートマ・ガンディー(1869ー1948)が含まれていなかったのか。 w

                                  笠井亮平 著「『RRR』で知るインド近現代史」より。非・非暴力の価値。 - 田舎教師ときどき都会教師
                                • 【ゼレンスキー退任?】支持率低下のワケを識者たちが徹底分析 小泉悠×東野篤子×廣瀬陽子×長谷川雄之

                                  ▼本編(124分)フル視聴は以下のURLから(「文藝春秋 電子版」今なら初回登録は「月あたり450円」から) https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7472 【フル動画】小泉悠×東野篤子×廣瀬陽子×長谷川雄之「2024年のウクライナ」 ▼小泉悠さん対談集『終わらない戦争』はこちら https://amzn.asia/d/hBj8G5c ▼「文藝春秋 電子版」の購入&視聴方法はこちら https://bunshun.jp/bungeishunju/info/subscribe?ref=topNotice 芥川賞受賞作を全文掲載する月刊誌「文藝春秋」。本誌特集記事が雑誌よりも早く読める、月10本開催の対談イベントが見放題のサブスク「文藝春秋 電子版。新規登録は「月あたり450円」から! http://bunshun.jp/bungeishun

                                    【ゼレンスキー退任?】支持率低下のワケを識者たちが徹底分析 小泉悠×東野篤子×廣瀬陽子×長谷川雄之
                                  • <詳報>「非自民」首長が次々と生まれる理由と「地域主権主義」 現代の旗手が語ったLINーNet集会:東京新聞 TOKYO Web

                                    「地域主権主義」に根差す政治や行政を目指し、住民や首長、地方議員らでつくる「ローカル・イニシアティブ・ネットワーク」(LINーNet)が10月25日、東京都杉並区で5回目の集会を開いた。シンポジウムでは、LINーNet世話人で世田谷区の保坂展人区長、杉並区の岸本聡子区長、政治分野のジェンダー平等を目指す「FIFTYS PROJECT(フィフティーズ プロジェクト)」の能條(のうじょう)桃子代表、政治学者で東京工業大の中島岳志教授の4人が、東京西部で「非自民」のリベラル派首長や議員が相次いで誕生している背景などを語り合った。(山口哲人、原田遼、関口克己)

                                      <詳報>「非自民」首長が次々と生まれる理由と「地域主権主義」 現代の旗手が語ったLINーNet集会:東京新聞 TOKYO Web
                                    • 中島岳志 自然食ナショナリズムとスピリチュアリティ

                                      「革命思想家」太田竜の「アイヌ革命論」に感化された集団による暴力事件が、1970年代前半北海道で相次いで起こり、テロの連鎖が続く。一方で、太田自身は思想的変転を繰り返し、体調不良から自然食に傾倒、やがて陰謀論に接近していく。 体調不良と「自然観の革命」アイヌ革命運動の展開、北海道と東京の往復、同志との離反、大量の原稿執筆、影響を受けた者による連続テロ事件、公安からのマーク、そして逮捕・拘留・裁判。 1960年代後半から1970年代の太田竜は、多忙かつ精神をすり減らす生活を送っていた。毎日、大量の砂糖とコーヒーを摂取するようになり、歯が痛んだ。その結果、食べ物を十分にかむことができなくなり、食事を飲み込むようになった。 水虫や痔が治らなくなり、年中、体のどこかが具合悪い状態になった。視力も遠視が進み、気力・体力も衰えていった。1970年代後半になると肝臓・膀胱・尿道が悪くなり、頻繁にトイレに

                                        中島岳志 自然食ナショナリズムとスピリチュアリティ
                                      • 『土偶を読むを読む』を読んで - Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳

                                        2021年(この記事を書いている現在から二年前)に 『土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎』 という本が話題になっていたことがあるらしい.正直,わたしはこの本を知らなかったのだが,サントリー学芸賞*1という名誉ある賞をもらったらしい. www.suntory.co.jp 賞をもらっている以上, 『土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎』 はさぞかし素晴らしい本なのだろうと思いきや,土偶やその周辺領域の研究をしている考古学者たちには評判が良くないらしい.たとえば,次の横浜の学芸員の方の記事は『土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎』の根本的な部分に対して批判を加えている. note.com 2023年4月に『土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎』 に対する反論が主なテーマの『土偶を読むを読む』が発刊された. 土偶を読むを読む 作者:望月昭秀

                                          『土偶を読むを読む』を読んで - Sokratesさんの備忘録ないし雑記帳
                                        • <論壇時評>小池都知事の学歴詐称疑惑 外国に弱み握られた可能性 中島岳志:北海道新聞デジタル

                                          小島敏郎「小池百合子都知事 元側近の爆弾告発」(『文芸春秋』5月号)が大きな話題になっている。小島は小池知事の側近と言われた人物で、学歴詐称疑惑が取り沙汰された2020年当時、「都民ファーストの会」の政務調査会事務総長だった。その人物が、自ら小池知事の学歴詐称の隠蔽(いんぺい)工作に加担していたと告白したのである。 前回の知事選の直前、学歴詐称疑惑が持ちあがった際、小池知事から相談を受けた小島は、カイロ大学に卒業を証明する声明文を出してもらうよう提案したという。その後、小池知事が同大学を卒業したとする声明文が在日エジプト大使館のFacebookに掲載された。これによって学歴詐称疑惑は沈静化し、小池知事は都知事選で2期目の当選を果たしたが、小島はその舞台裏を暴露したのである。 注目すべきは小池百合子側近と言われた小島が彼女から距離を取り、今回の告発に至った経緯である。小島が強調するのは、小池

                                            <論壇時評>小池都知事の学歴詐称疑惑 外国に弱み握られた可能性 中島岳志:北海道新聞デジタル
                                          • おうちで天然酵母パンをつくってみた - 忘れっぽい

                                            昨年6月に作った杏のコンポートを、食べ終わってシロップが残っている状態で2日ほど常温で放置してしまった。気泡も出ているしシンクに流すか…と蓋を開けたところ、シュワッという音とともに白ワインのような発酵香がして驚いた。 もしかしてこれって酵母が発生してる…?と思い調べてみると、発生条件が偶然揃っていたのだった。(パンの歴史を自力で辿れたことに感動↓↓あまりにも同じエピソードすぎ) イーストの軌跡 | イースト研究室 | オリエンタル酵母工業株式会社 現在の主流であるふっくらとした"発酵パン"は、ちょっとした偶然から生まれたといわれています。 夏の日に、あるユダヤ人の女性が穀粉を水に浸そうとして、うっかり蜜を薄めたカメに入れ、そのまま忘れてしまいました。2、3日後、カメから甘酸っぱい匂いがしましたが、気にも留めずいつものように団子状に練って焼いたところ、一種の発酵パンができたそうです。 ちょっ

                                              おうちで天然酵母パンをつくってみた - 忘れっぽい
                                            • 第647回:『秋葉原事件を忘れない この国はテロの連鎖へと向かうのか』 中島岳志さん、杉田俊介さん、斎藤環さん、平野啓一郎さんと語り合った一冊。の巻(雨宮処凛)

                                              ホーム 雨宮処凛がゆく! 第647回:『秋葉原事件を忘れない この国はテロの連鎖へと向かうのか』 中島岳志さん、杉田俊介さん、斎藤環さん、平野啓一郎さんと語り合った一冊。の巻(雨宮処凛) 雨宮処凛がゆく!

                                                第647回:『秋葉原事件を忘れない この国はテロの連鎖へと向かうのか』 中島岳志さん、杉田俊介さん、斎藤環さん、平野啓一郎さんと語り合った一冊。の巻(雨宮処凛)
                                              • <論壇時評>公明党のこれから 低下する存在感、岐路に直面 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web

                                                11月15日、創価学会名誉会長の池田大作が亡くなった。創価学会を公称会員数827万世帯まで拡大させたリーダーの死は、政界を巻き込む大きなニュースとなった。 創価学会は1930年に、牧口常三郎(初代会長)と戸田城聖(第2代会長)を中心に、創価教育学会として創設された。日蓮の説いた仏法を基軸に、教育者の育成を主眼として活動したが、戦争中、伊勢神宮の神札(神宮大麻)を拒否して治安維持法違反などに問われ、牧口は獄中死した。このことが戦後の活動の原点となり、創価学会は「平和主義」を強く主張するようになる。 また、戦後の貧困の中、地方から都市に流入してきた人たちがよりどころを求め、創価学会に入信していった。経済的に苦しい人たちに対して、創価学会は「宿命転換」を説いた。宿命は変えることのできないものではなく、現世における行いによって変化するという教えは、過酷な現実に直面していた人たちに受け入れられていっ

                                                  <論壇時評>公明党のこれから 低下する存在感、岐路に直面 中島岳志:東京新聞 TOKYO Web
                                                • 「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。

                                                  1日1冊本を読むと決めて以来、休まずに本を読み続けている。 本当に読み続けている。休んだ日はない。 雨の日も、風の日も、元気な日も、ちょっとダルい日も、仕事が激務の日も、母を早朝から病院に連れて行く日も、旅行に行っても、ワクチンの副反応で高熱が出た日も、感染して(コロナになりました…)高熱が出た日も、1日1冊、読み始じめて、最後まで読み切る生活を続けた。 最初はキツかった。 もともと読書週間がほぼ皆無だったので、めちゃくちゃしんどかった。 正直、なんでこんなこと始めたのか?バカじゃないの!?って思ってた。 「今日はさすがに読めない」って日もたくさんあった。 でも「なんとしても読む」精神でひたすら続けた。 そんな日々を送ってきた。 はじめのうちは「コーヒーを淹れたら本を読む」というような前置きを作ったり、いろいろとやり方を工夫していた。 500日も続けたらそんなものもいらなくなった。 「今日

                                                    「1日1冊読む」を999日続けてみた|しんぱち。
                                                  • 【第161回】土偶の解釈をめぐる、それぞれの言い分|世の中ラボ|斎藤 美奈子|webちくま

                                                    ただいま話題のあのニュースや流行の出来事を、毎月3冊の関連本を選んで論じます。書評として読んでもよし、時評として読んでもよし。「本を読まないと分からないことがある」ことがよく分かる、目から鱗がはらはら落ちます。PR誌「ちくま」2023年10月号より転載。 土偶ブームが続いている。端緒を探れば、2009年に大英博物館で開催された「土偶の力:古代日本の陶像」展あたりが最初のムーブメントだっただろうか。18年夏に東京国立博物館で開催された特別展「縄文 1万年の美の鼓動」が予想を超える盛況を博したこと、21年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコ世界遺産に登録されたことなども特筆されるだろう。 このような土台があった上で、21年、大きな話題を集めた本があった。竹倉史人『土偶を読む』である。副題は「130年間解かれなかった縄文神話の謎」。一読、おもしろいなあと思った私は週刊誌に書評も書いた(「週

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                                                    • ネオコンとロシア:ウクライナ戦争のもう一つの視座

                                                      2022年08月23日 開催ネオコンとロシア:ウクライナ戦争のもう一つの視座キーノートスピーカー神保哲生(ジャーナリスト)ディスカッション波頭亮、神保哲生、團紀彦、中島岳志、西川伸一、茂木健一郎、山崎元 波頭 本日は、国際的にも国内的にも政治が大変な混迷を迎えている状況下ということで、神保さんに発表をお願いしました。今年に入って2回目のご講演になりますが、お忙しいなかお引き受けいただき誠にありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。 神保 よろしくお願いします。いま日本に関係してくる国際問題といえば、なんと言ってもロシア – ウクライナ戦争だろうということで、本日はそちらについてお話をさせていただきます。 今から遡って約60年前の1961年1月17日、当時アメリカ大統領であったドワイト・アイゼンハワー大統領が、その退任に際して演説を行いました。1953〜61年の8年間にわたって大統領

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